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世界史からみた外交を語るスレ

1 :世界@名無史さん:2005/10/15(土) 21:47:39 0
世界史で起こった外交的勝利、もしくはその敗北を語ったり、現代世界の政情などを外交史から語るスレです

2 :世界@名無史さん:2005/10/15(土) 22:20:54 0
おまんこ★女学院

3 :世界@名無史さん:2005/10/15(土) 22:40:19 0
メッテルニヒとか、ビスマルクの外交について語る?

4 :世界@名無史さん:2005/10/15(土) 22:48:32 0
ウェストファリア会議もな

5 :世界@名無史さん:2005/10/16(日) 01:51:52 0
つまるところ外交とは強力な味方を手に入れて、自国以上の相手とも互角に戦う事が出来る状態にする事だろう
今の日本は強力な味方を手に入れようとはしてるが(まあポチって言われりゃそれまでだが)上手く敵を作ろうとしてないように見える

敵国を敵と公にするのは相手との絶交を意味するが、敵の敵を味方に上手く引き入れる事も可能にするのではないかな?
どんなに仲が悪かろうとも、表面上の友好状態を維持しようとすれば敵の敵は味方にはならない希ガス

6 :世界@名無史さん:2005/10/16(日) 01:54:08 0
しかし敵国とは永遠に敵対するわけではない
自国に有利な状態になれるのであれば、その時点で敵対→友好or中立に突然変更するのもOK
そこらへんがわかんないと「欧州情勢は複雑奇怪」になっちゃうんだよね

7 :世界@名無史さん:2005/10/16(日) 20:31:50 0
細谷雄一の『大英帝国の外交官』(筑摩書房)を読んだけど、
チョトイギリス外交をマンセーしすぎではないかとオモタヨ。
20世紀にはいってからのイギリス外交は誤算続きじゃん。
第一次世界大戦への介入、ヒトラーに対する宥和政策、第二次世界大戦後に
植民地をほとんど失う、スエズ危機…

8 :世界@名無史さん:2005/10/16(日) 21:24:02 0
>>7
どちらかというとヒトラーに対する宥和政策が問題というより、
ヒトラーと組んでソビエトを潰さなかったことのほうが誤算だったのでは。


9 :世界@名無史さん:2005/10/16(日) 22:07:04 0
中東のユダヤ問題にしてもたきつけるだけたきつけて結局消化未遂に終わったしね

まあどこの国でも全ての時代に置いて外交的成功を収めてる国はあまりないよね
あるとしたらどこだろう

10 :世界@名無史さん:2005/10/16(日) 23:30:23 0
20世紀はアメリカというパワーが出てきたから、欧州諸国にとっては
外交がやりにくかっただろうね。
アメリカ外交の歴史において、ニクソン=キッシンジャー時代みたいなのは
例外的で、原理原則を重んじるのがあの国のやりかた。

11 :世界@名無史さん:2005/10/17(月) 00:00:21 0
第一次(1838年 - 1842年)と第二次(1878年 - 1881年)のアフガン戦争なんか
イギリス軍たいして勝ってないのに、外交術でアフガニスタンを保護国にしてしまったような。

12 :世界@名無史さん:2005/10/17(月) 18:04:12 0
>>11
あれはアフガニスタンの分裂・内紛にも助けられたのでは?
イギリスが擁立した王族が失脚した後、勢力を伸ばしてきた別の王族に
保護と自立支配を許せばよかったから。

13 :世界@名無史さん:2005/10/17(月) 18:19:37 0
>>8
ナポレオン戦争でも、第一次世界大戦でもそうだったけど、
イギリスにとっては対岸のヨーロッパ大陸に統一された強力な
政治勢力ができることはなんとしても阻止しなければならなかった。

14 :世界@名無史さん:2005/10/17(月) 20:46:04 0
>>13
特にネーデルラントがフランス(後にはドイツ)に併呑されてしまうことは。

15 :世界@名無史さん:2005/10/17(月) 20:59:22 0
ベルギーって、英仏独の緩衝地帯として人工的につくられた国だっけ?

16 :世界@名無史さん:2005/10/17(月) 22:17:32 0
>>15
ピレンヌ先生がお怒りですよ。

17 :世界@名無史さん:2005/10/17(月) 22:30:16 0
>>8
イギリスがヒトラーと組んで、ソビエトを潰せばどうなっていたのか?

18 :世界@名無史さん:2005/10/17(月) 22:36:13 0
>>16
陛下、ベルギーは存在しませぬ。



          (ジュール・デスレ)

19 :世界@名無史さん:2005/10/17(月) 23:35:03 0
イギリスが第一次世界大戦に参戦したのは、ドイツが中立国ベルギーを
侵犯したから。

20 :世界@名無史さん:2005/10/18(火) 05:25:09 0
>>12
相手国の国内反主流派による内部分裂につけ込むのは外交術の基本なんだろうね。
でも、それによって外交権まで取り上げられたアフガニスタンて…
そういえば現代中国の外交も日本国内の政治的反主流派に(r

21 :世界@名無史さん:2005/10/18(火) 08:42:08 0
メッテルニヒは、昔は“反動政治家”として評判が悪かったが、
EU統合が進む時代になって再評価されているらすぃ。

22 :世界@名無史さん:2005/10/18(火) 20:06:10 0
951 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/10/15(土) 03:12:49 ID:bsp0FkkM
>>949
まず第一には「遠い」ってのがある。
欧州に強大な「大欧州連邦」が出来たとて、
植民地主義でも採らない限り日本には影響が少ない。
これは欧州各国が軒並み中国の覇権主義に甘いのと同じこと。

それともうひとつ、
明治時代以来、日本は「欧州の中の事情」に振り回されてきた
ということがある。16世紀のポルトガル人に
織田と武田と上杉の関係を嫁と要求するのと同じようなことで
非常に難しいことだった。
一番典型的なのはベルサイユ講和会議で、
大国となってパリに出かけたは良いが
日本は全く空気が読めず歴史的大失策をいくつもおかしてしまった。
もう少し時代が下って39年の「欧州情勢複雑怪奇」なるものもある。
思わずドイツ側についてしまったのも、欧州情勢が読めなかったから。
ヨーロッパがまとまって1つになるのは
日本外交のアキレス腱が一つ減ることになる。

23 :世界@名無史さん:2005/10/18(火) 20:06:41 0
952 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/10/15(土) 04:01:32 ID:ZRRw3fUv
>>950
何だ?その地球市民みたいな考え方は。
自国が他国より相対的に強い方が覇権も取れるし脅威も感じなくなるから
国益を考えれば他国の衰退が望ましい。

>>951
幸い軍事的脅威にはなりにくいが、
経済力や発言力が強くなるとそれなりに厄介だろ。
だからアメリカもEUの統合を警戒してるじゃないか。

>明治時代以来、日本は「欧州の中の事情」に振り回されてきた
第1次大戦では欧州の中の争いでぼろ儲けしてるってのに。

>ヨーロッパがまとまって1つになるのは日本外交のアキレス腱が一つ減る
日本の外交能力が低いなら、外交上手になるように努力すべきだろ。
外交下手だからまとめちゃえなんてとんでもない。

24 :世界@名無史さん:2005/10/18(火) 20:07:09 0
954 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/10/15(土) 05:13:49 ID:bsp0FkkM
>>952
欧州は「腐っても欧州」なんだよ。
ウェストファリア条約以来、現在の国際関係の雛形だ。
しかも千年に及ぶ外交関係の深い複雑な関係性がたくさんある。
同祖の米国でさえ、超大国の地位を築く1945年まで
欧州列強の会議に出てはしょっちゅう空気を読み間違えていたのだ。
第一次大戦の戦争中には日本はぼろ儲けできたが、
その後の講和会議という外交の場では悲惨の一言だった。
この講和会議での日本全権代表の余りにも凄まじい凄惨な振る舞いは
その後の大日本帝国の「転落」に深刻な影響を与えている。
結局トータルではマイナスと言っても良い。

外交力をつけることには当然賛成だが、
自分の能力というのをわきまえたほうがいい。
他の地域なら「分裂と微妙な介入」は大歓迎だろうが、
欧州だけは日本の手に負える様な地域ではない。
窓口は一本化したほうがまだマシとさえいえる所なんだよ。

25 :世界@名無史さん:2005/10/18(火) 20:14:41 0
で?史上最も外交の上手かった奴は誰?

26 :世界@名無史さん:2005/10/18(火) 20:17:26 0
>>25
ビスマルクでもキッシンジャーでもなくタレーラン

27 :世界@名無史さん:2005/10/18(火) 20:43:32 0
>>26
ウィリアム・ピットはどうよ?

28 :世界@名無史さん:2005/10/19(水) 01:06:36 0
やっぱビスマルク、やや後れてカヴールじゃないの?
外交によって何かを保全した人物ではなくて、何かを創り出した人間だから。

29 :世界@名無史さん:2005/10/19(水) 09:20:20 0
ビスマルクによるドイツ統一の際、なぜイギリスは邪魔をしようとしなかった
んだろうか?

30 :世界@名無史さん:2005/10/19(水) 10:57:04 0
質問させてください。
北朝鮮に拉致されて騒いでますけど
在日朝鮮人は日本に拉致されたのじゃないんですか?
歴史無知ですいません。
拉致被害者たちと在日朝鮮人の違いを教えてください。




31 :世界@名無史さん:2005/10/19(水) 12:46:56 0
誰か釣られてあげたら?

32 :世界@名無史さん:2005/10/19(水) 13:02:58 0
パーマストン卿
「外交には永遠の友人も永遠の敵もいない。あるのは永遠の国益だけだ」



33 :世界@名無史さん:2005/10/19(水) 13:25:45 0
>>29
@ナポレオンの記憶がまだ新しく、強力なフランスに対抗するドイツに頑張ってもらいたかったから。
A神聖ローマ帝国の分裂状況が、欧州情勢を不安定なものしているという『ドイツ問題』の認識があったから。
ドイツ問題はその後、統一させたら強力になり過ぎたちゃっとドイツをどうするか、という問題に転換する。
まー、イギリスとしては上手い感じにプロイセンとオーストリアのバランスが取れれば良かったんだろうけどね。

34 :世界@名無史さん:2005/10/19(水) 16:20:55 0
パーマストン卿
「中国やポルトガル、スペイン、アメリカといった半文明的な国は、
きちんと秩序付けておくために、8年から10年ごとに打撃を与える
ことが必要だ」


35 :世界@名無史さん:2005/10/19(水) 17:25:00 0
>>33
ルイ14世やナポレオンのころのフランスは、人口はヨーロッパ最大で、
最強の軍隊を持っていたのに、
ドイツ帝国成立以降押されぎみになっちゃったね。
人口もドイツのほうが多くなったし。

36 :世界@名無史さん:2005/10/20(木) 20:33:20 0
普仏戦争の後、第一次世界大戦の勃発まで、ヨーロッパには大規模な戦争が
起こらなかったというのがすごいね。
この時代が「ベル・エポック」と呼ばれるのもむべなるかな。

37 :世界@名無史さん:2005/10/20(木) 21:30:52 0
>>36
まあ、その分歪みがたまったわけで

38 :世界@名無史さん:2005/10/20(木) 22:20:01 0
>>36
代理戦争やってたからな。ボーア戦争とか日露戦争とか。


39 :世界@名無史さん:2005/10/20(木) 22:37:54 0
1872年 三帝同盟
1882年 三国同盟
1887年 三国同盟更新
1893年 仏露防衛連盟
1904年 英仏協商
1907年 三国協商

40 :世界@名無史さん:2005/10/20(木) 22:42:56 0
じゃあセカキョウいこう
http://www.kiken.nu/

41 :世界@名無史さん:2005/10/21(金) 01:24:16 0
>>34
アメリカに関しては今でも、そのとおりになってるね。

42 :世界@名無史さん:2005/10/21(金) 19:23:41 0
>>37
いっそ、欧州内部で小規模な戦争が起こっていたほうがよかったのか?

43 :世界@名無史さん:2005/10/22(土) 01:08:59 0
第1次世界大戦を引き起こしたといっても過言ではない、
オーストリア=ハンガリー帝国の外相ベルヒトルト。

こんな見栄っ張りで軽率な男が、近い将来、日本に現れそう。

44 :世界@名無史さん:2005/10/22(土) 11:03:52 0
だが心配のしすぎではないか
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ∧_∧   
         (@∀@-)     
       ._φ 朝⊂)   
     /旦/三/ /|  
     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|   
     |   K・Y   .|/

45 :世界@名無史さん:2005/10/22(土) 11:06:07 0
外交的勝利を得つづけるのに不可欠なものは何か?

46 :世界@名無史さん:2005/10/22(土) 13:43:03 0
>>45
国家のシステムも大事では?
特に、国内のロビーを調整できるようなシステム。

47 :世界@名無史さん:2005/10/22(土) 18:13:58 0
国際政治で「リアリスト」と呼ばれる人が、思わぬところで間違いを
犯したりするけど、あれはなぜなんだろうね?

48 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/10/22(土) 20:21:02 0
>>33
実際「統一ドイツが、自国だけの手には負えないほど強力になること」を
当時のイギリスが読めなかったのは何故だろう?
人口や経済規模・軍事費など、計算すれば見当つきそうな面もあったと思うけど。
政権がグラッドストンだったのも関係あるのかな。


49 :世界@名無史さん:2005/10/22(土) 21:14:57 0
>>48
統一される前のドイツ諸邦が、あまりにも弱体だったからかな?
統一後、ドイツは農業国から工業国に転換し、人口も4100万から6500万に
増えた。

グラッドストンって、ビスマルク引退後に英独協商の話が持ち上がったときも
ヨーロッパ大陸列強の同盟・協商関係に深入りすることに反対してるね。
その次のローズベリも、イタリアやオーストリアが三国同盟加入を申し入れて
きたにもかかわらず拒否している。

50 :世界@名無史さん:2005/10/23(日) 00:50:08 0
よく覚えていないが、ナポレオン戦争後には英仏植民地戦争は英国の勝利で終了しており
英国としてはこれ以上フランス戦いたくなかったから19世紀は『光栄ある孤立』を維持しつつ
欧州の平和と安定を図ったって外交史の講義で聞きかじったような気が・・・。
この頃は、フランスとの戦いから英国内の戦いへってな感じで、インドやエジプト、アフリカの
植民地安定に忙殺されていて、植民地を縮小すべきという小英国主義まで出てたくらいで
欧州の(英国は自身を欧州と看做していない)争いに巻き込まれたくなかったからだと思う。

51 :世界@名無史さん:2005/10/23(日) 10:05:04 0
>>50
なんとなく、日本が中国・朝鮮半島と距離を置きたがっていること(脱亜入欧)
と共通するものがあるな。

52 :世界@名無史さん:2005/10/23(日) 10:44:24 0
ヨーロッパ的外交は、共通の文明基盤の上に立つ国が、
貴族的・サロン的感覚を持つ外交官同士で秘密裏に交渉することによって初めて成立したのでは。
タレイラン、メッテルニヒ、ビスマルクあたりの外交的成果はそれを抜きにして考えられない。

日本はそういった外交を理想としているけど、アメリカ、中国、ロシア、韓国は、
いずれもそういった奇麗事・理論で正当性を主張するようなレベルに達していない。
そのときそのときで、強者が弱者に譲歩をせまるというだけ。

53 :世界@名無史さん:2005/10/23(日) 12:20:11 0
>>45
安定した内政
ピーター・ドラッカーが『傍観者の時代』の中で
ランケ以来、ビスマルク・キッシンジャーにまで受け継がれる
「外交政策の優位」という考えに反対して
これまで多くの国が、外部からの攻撃によるのと同じく
内部の腐敗によって崩壊した
外交政策を最優先にする考え方自体が国のあり方を歪める
真に優れた政治家は内政と外交の調和とトレードオフに努めるべき
と言ってた

54 :世界@名無史さん:2005/10/23(日) 15:59:39 0
>>52
つまり、ヨーロッパ的外交はヨーロッパの中でしか通用しないということ?

55 :世界@名無史さん:2005/10/24(月) 20:48:50 0
細谷雄一氏が、
「アメリカとどのようにつきあうかという問題について、最も苦悩したのは
イギリス人ではないだろうか」
と書いていたけど、そうかねえ?
アメリカ外交には、日本人も結構苦労させられてるぞ。
ペリーの来航以来、日本はアメリカの要求には正面衝突を避けで譲歩し、
それを国内の構造改革に利用して実利面で埋め合わせる手法をとってきた。
(太平洋戦争では初めてノーと開き直って正面衝突したものの、無惨な
敗北に終わる)

56 :世界@名無史さん:2005/10/26(水) 22:15:23 0
「なぜ私たちは今も帝国を必要とするのか」
ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad/2838/translation/neoimp1.html
ブレアの外交政策のブレーンであるロバート・クーパーが、
新植民地主義を提唱しています。

57 :世界@名無史さん:2005/10/27(木) 00:30:54 0
よし!じゃあこっちは新鎖国主義だ!

58 :世界@名無史さん:2005/10/27(木) 10:21:34 0
ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad/2838/translation/neoimp1.html
欧州のポストモダン体制はバランスには依存しない。主権を強調することも
しないし,内政と外交を分けたりもしない。欧州連合は内政に関しても相互に
干渉する。ポストモダン世界のメンバーは互いを侵略しようとは考えない。
しかしモダンとプレモダンが,我々の安全に脅威となることをする。

↑今はそうでも、将来どうなるかはわからんと思うが…


59 :世界@名無史さん:2005/10/27(木) 12:04:37 0
>>56
>>58
そのサイトのいけだよしこ氏だが、余りに痛すぎる。
『私は何の教養もない人間です。』ってカミングアウトしてるようなものだな。

60 :世界@名無史さん:2005/10/27(木) 21:09:56 0
ttp://club.pep.ne.jp/~y.hosoya/studyareas.htm
ドイツ哲学、特に観念論では、あまりにもきれいすぎるのです。議論が。
「理性とは何か」、「戦争とは何か」、「学問とは何か」というように、
一つのことを掘り下げすぎる。深すぎるのですね。それについて行くのは、
面白いだろうけど、それはやはり頭の良い人に任せて、自分はイギリス人が
書いた歴史を読もうと。歴史学には、理論は基本的に必要ないし、難しい哲学
用語も必要ない。
最近実感するのは、イギリス外交というのは、イギリスの思想の体現ですね。
つまり、イギリス外交史を学ぶと言うことは、イギリス人のものの考え方を
学ぶと言うことになるわけです。何を正しいと思うか、究極の最悪の二つの
選択肢のどちらを選ぶか、あるいは一体何が自分たちにとって得なのか。
こういうことを考えるときに、イギリス人の発想というのには、本当に興味を
感じる。
イギリス外交の思想には、フランスのような華麗さも、ドイツのような強さも
ありません。あるのは、地味で、消極的で、退屈な決定です。だから、フランス
やドイツに興味を持つ人が、イギリス外交を勉強しても、全く退屈するかも
知れません。なんて単調な国なんだと。それもそのはずで、近代において
イギリスは一度も大きな革命を行っていないし、国家の体制もずっとむかしの
ままで、少しずつ修正してきた。フランスの近代史は、変革と、波乱と、
ロマンに満ちている。その間イギリス人は、産業革命でずっと綿をつくって、
一生懸命中国とかにシャツを売りに行くわけです。やはり退屈ですね。

61 :世界@名無史さん:2005/10/29(土) 02:59:08 0
このスレの住人は、高坂正堯氏をどう評価する?

62 :世界@名無史さん:2005/10/29(土) 13:06:01 0
>>61
一番尊敬する識者だった
「現代の国際政治」「古典外交の成熟と崩壊」は素晴らしい歴史叙述だ
塩婆が高坂氏に「あなたの書いたイギリス史が読みたい」と言ってたそうだが
それが実現する前に亡くなったのは痛恨の極みだ

63 :世界@名無史さん:2005/10/29(土) 14:57:26 0
>>60
でも清国とイギリスとの外交史は結構波乱に富んでておもろいかも。
三跪九叩頭させられたり、阿片を密輸して阿片戦争引き起こしたり。


64 :世界@名無史さん:2005/10/29(土) 20:26:20 0
>>63
ヨーロッパ諸国は、ヨーロッパ以外の地域で、欧州ではとても許されない
ような手段を使うことができたからな。
(例えばボーア戦争のときに、民間人を強制収容所に入れたことなど)

65 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 01:56:42 0
民主党の前原誠司は、師の高坂正堯氏に「学者はやめとけ、それほど頭は
よくない」と言われて、政治家になったそうな…


66 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 19:45:07 0
外交史って普通は政治学の一分野ってなってるよね。
政治史と史学はそれなりに議論がかみ合ってると思うけど、
外交史と史学って結構ズレてるような気がする。


67 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 20:03:21 0
国際政治学者は、せいぜいここ50年ぐらいの歴史しか知らない人が
多いって本当ですか?


68 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 20:20:00 0
ていうか、あの人たちはあくまで「政治」学者であって、歴史家ではないから、
歴史は政治を研究する手段や道具にすぎず、現実政治に関わってこない古い時代には
何の興味も関心もないでしょう。

69 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 20:41:51 0
ttp://club.pep.ne.jp/~y.hosoya/studyareas.htm
確かに現在では、本当にヨーロッパ研究は人気がない。戦後はずっと
アメリカ研究が主流で、次にアジア研究のブームが起こった。何度か
ヨーロッパも注目されかかっても、どうぜヨーロッパは没落している
から、ということですぐに飽きられる。そういった時流に敏感なところは、
ある意味では明治以来の日本の伝統かも知れません。例えば、太平洋
戦争直前に、イギリスはどうせ没落してるのだから、日本は勢いのある
ドイツと手を組むべきだという議論が主流になった。確かに、イギリス
は没落し、ドイツは上昇してる、というのは嘘ではないと思います。
しかし、それで痛い目にあった。何故か。
それはやはり歴史に対する知識の欠如だったのでしょう。歴史上を
見ればわかるように、最強の勢いのある勢力と手を組むことが最悪の
結果を生むこともあるわけですから。

↑細谷雄一氏はこう書いているけど、こういう傾向は欧米人にもあると
思うよ。数年前から欧米では中国ブームで、日本はもう没落しているから
勢いのある中国と手を組むべき、という論調が多かった。
その結果、ルパート・マードックのような切れ者でも痛い目にあった
わけだが。

70 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 22:26:49 0
高坂氏は例外だけどね
つーか本当の外交史家なら
トゥキュディデスやギボンを無視できるはずがない

71 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 22:29:02 0
ジョージ・ケナンはギボンの愛読者だったらしいね。

72 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 22:36:21 0
高坂氏は理論だけの国際政治論が現実遊離になる危険性をわきまえて
常に具体的な歴史的事実に基づくことをしつこいくらい説いてたからねえ
「文明が衰亡するとき」みたいにローマやヴェネツィアの歴史に関する本も
書いてるし塩婆の「海の都の物語」の中公文庫版解説も
その辺は中西(輝)も岡崎久彦も同じ

73 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 22:40:27 0
>>69
アメリカはその傾向が強いね。知り合いが向こうの大学教授やっているけど、
ここ数年で日本についてのコースより中国についてのコースを選ぶ生徒が、
急激に増えたらしい。こうなると大学は中国研究に予算を多く回し、日本の
方は減らされて、当然研究員も削減されるから、研究者の方も生き残るために
中国研究の方に宗旨替えする人もいるそうだ。

74 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 22:51:52 0
高坂なら「世界地図の中で考える」も外せない。「文明が衰亡するとき」とか
後期の書物もいいけど、「世界地図の中で考える」に比べると冗長になって
しまっている。中曽根のブレーンだったけど、竹中やライスみたいに学者出身の
閣僚として、諸葛孔明ばりに知恵を現実政治に活かしてもらいたかった。

塩野は高坂に自著のはしがきを書いてくれるよう頼んだそうだけど、塩野の
書いた内容に歴史的事実とは違う創作があったので、返事をもらえなかったと
どこかで書いていたなあ。

75 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 23:01:33 0
>>69
>>73
ヨーロッパの場合、研究者よりも政治家やマスゴミにそういう傾向が
強いかも。
この間の反日デモのときも、欧州のメディアは異様なほど中国よりの
報道をしていたからな。

ttp://www.diplo.jp/articles05/0508.html
中国が展開する非対称外交
マルティーヌ・ビュラール特派員(Martine Bulard)
ル・モンド・ディプロマティーク編集部

中国という虎の足元にささった大きな棘が日本である。「過去30年の間に、
両国関係がこれほど悪化したことはありませんでした」と楊教授は気を揉む。
取材した人々すべてが同様のことを口にした。占領期に日本が犯した罪を
矮小化する歴史教科書や、戦犯が祀られている靖国神社への小泉首相の参拝
など、日本が自国の歴史を正面から見つめ直そうとしないことが何度も話題に
された。中国自身が自国の歴史に対して明晰で批判的な視点を持っているとは
言えない。しかし、日本軍による占領の拠点となった中国北東部の瀋陽
(旧奉天)にある博物館を訪れてみれば、彼らのトラウマを理解する助けに
なるだろう。

76 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 23:13:02 0
>>75
その記事面白い。ついでに中国が中世にヨーロッパを侵略した時の耳塚博物館
とか、アヘン戦争のアヘン博物館とかも作ってくれると、もっといろんな
トラウマが生じてバランスがとれるかも。

77 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 23:33:02 0
>>72
欧米の政治学者でも、“合理的選択学派”は歴史を通じて政治を研究する
ことを無意味だとみなし、実証的で科学的とされる経済学をモデルとする
そうでつ。


78 :世界@名無史さん:2005/10/30(日) 23:53:38 0
>>77
そいつらはなんか根本的に間違ってる気がするのは漏れだけか?

79 :世界@名無史さん:2005/10/31(月) 00:01:45 0
>>78
俺も彼らが間違っていると思う。欧米の経済学界でも合理的期待形成学派とか
いろいろあるけど、どれも偏っていて現実に合わないというか役に立たないと
思うことがある。(典型的な例:市場まかせ派対政府介入派) バランスが
重要だと思う。

80 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/10/31(月) 10:45:05 0
むしろ地域研究・比較政治学方面の方が歴史は勉強してると思う。
と言っても、ここ200年くらいの近現代史。まあ研究する地域にもよるだろうけど。
ただ、「地域研究」という特性からか何なのか、小説や漫画や音楽(果ては映画)からも
結構平気で論証を引っ張ってくる傾向があるんだよね。少なくとも東南アジア系では
そういう傾向が強い。
地域研究としては、地域住民が当時何を考えていたのかを知るために、
創作物も使うという感じなんだろうけど。

最近だと「情報の非対称性」やら何やらで、肝腎の経済学の方でもその辺の理論の
修正が行われているらしいけどね。
従来の経済学の理論通りに人々が動かないのは何故か、という動機で。

それより戦後のある時期には、ロケット工学の手法が経済政策に使われてたってんだから
恐ろしい限りだ。

81 :世界@名無史さん:2005/10/31(月) 11:05:46 0
>実証的で科学的とされる経済学をモデルとする

逆に歴史学では文学研究や物語、ポストモダニズムへと向かっていく傾向が
あるというのは本当ですか?
だとすれば政治学と歴史学の乖離は大きいな…


82 :世界@名無史さん:2005/10/31(月) 20:03:00 0
A.J.P.テイラー『第二次世界大戦の起源』を復刊してくださいよ


83 :世界@名無史さん:2005/10/31(月) 20:40:35 0
最近、『中国の歴史09 海の帝国』(講談社)を読んだんだけど、
鄭和の遠征の目的は、明朝を頂点とする朝貢メカニズムを海域世界へ
広げようとするものであったと考えられるが、
実際には鄭和の遠征は東南アジアの新しい政権の形成にほとんど影響を
与えなかったし、中国の皇帝は中華文明を慕って使節を送ってきたと
思っていたかもしれないが、使節を送った側はそれとは異なる価値観
の中で行動していたと書かれていた。

こういう独善的な考え方は、現代の中国外交にも引き継がれている
ように思える。


84 :世界@名無史さん:2005/11/01(火) 20:52:44 0
地政学は政治学の中に含まれるんですよね?
マッキンダーとか、ハウスホーファーとか。

85 :世界@名無史さん:2005/11/02(水) 08:10:44 0
>>84
確かに政治学ではあるけど、どちらかといえば国際関係論や国際政治学の分野だな。
国際関係以外の人は外交史の講義で齧る程度と思われ。
まぁ、最近では国際政治学が必須であることも多いので、この先どうなるかは分からんが、
地政学なんぞ普通は教養としてさらう以上のことはしない。

86 :世界@名無史さん:2005/11/02(水) 10:59:27 0
オーストリア(ハプスブルク帝国)って、メッテルニッヒ以外にすぐれた
外交指導者っている?
クリミア戦争では英仏についてロシアに敵対し(しかも、実際には戦わなかった)
第一次世界大戦ではベルヒトルトみたいなDQNが帝国を破滅に追い込んだし。

87 :世界@名無史さん:2005/11/02(水) 18:37:55 0
>>86
カウニッツ。1756年の外交革命。

88 :世界@名無史さん:2005/11/02(水) 20:02:01 0
>>87
あ…そうだった。ルイ15世の寵姫ポンパドゥール夫人を通すという、
いかにもヨーロッパ的なやりかたね。

それにしてもウィーン体制崩壊後のオーストリアの外交はぱっとしないな。
イタリア統一も、ドイツ統一も防げなかったし。

89 :世界@名無史さん:2005/11/02(水) 21:16:27 0
独ソ不可侵条約

90 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/11/03(木) 00:09:23 0
>>88
オーストリアに関しては、シュヴァルツェンベルクというのが1852年に死んだのが大きいと思う。
恐らく彼が生きていれば、ビスマルクのドイツ統一もそう上手くいかなかったろう。

91 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 01:33:11 0
外交といえばビスマルクがよく取り上げられるけど、
イタリアの宰相カヴールもすごい。
クリミア戦争に参加してサルデーニャ王国の地位を向上させ、
フランスを味方につけてオーストリアをイタリアから追放。

92 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 01:43:16 0
>>91結局ナポレオン3世は寝返るじゃん

93 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 02:12:22 0
イタリアも、第一次世界大戦で、三国同盟を結んでいたオーストリアを
裏切って協商側について参戦。その結果トリエステを獲得。

94 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 12:57:11 0
イタリアはうまくやったとも言えるけど
裏切りのイメージが国家についてまわることを
考えると長期的な代償はきわめて大きいともいえる

95 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 13:00:42 0
>>90
趨勢はドイツ関税同盟で決してた。
あとは時間の問題だったわけで、オーストリア側の事情はほとんど影響しなかったろうね。

96 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 13:40:43 0
>>94「閣下大変です、イタリアが参戦しました!!」
「なに、それは問題だ、直ちに一個師団を送りこんで殲滅せよ」
「いえ閣下、我らが陣営にです」
「なに、それはもっと問題だ、直ちに二個師団を送りこめ」


97 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 13:46:26 0
80年代ある日本の雑誌の世界一馬鹿の国民はというアンケートで
イタリアがトップになって、イタリアでちょっと騒ぎになったらしいが
その種の戯画化ってヨーロッパ内でもあるよね
イタリア人も気にしてるみたい

98 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 15:52:58 0
イタリアは普墺戦争に参加したが、クストーザの戦いやリッサ海戦で
オーストリアに敗北。しかしプロイセンが勝利したため戦勝国として
ヴェネト地方を獲得。

戦闘に負けても、外交で勝ち馬に賭けて領土を得る、
それがイタリアクオリティ。


99 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 16:01:56 0
外交力だな

100 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 16:13:53 0
単に運がよかっただけかも

101 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 16:32:10 0
>>98
WWU以降もソマリランドを領有していたしな。

102 :世界@名無史さん:2005/11/03(木) 17:15:43 0
1882年にドイツ・オーストリア・イタリアの三国同盟が締結されたが、
ビスマルクはイタリア人について、「彼らは大きな食欲を持っているが、
貧弱な歯しか持っていない」と評して全然信用していなかった。

これはオーストリアも同じで、三国同盟の存在にも関わらず、イタリアの
攻撃に対する防衛計画まで立てていた。
もともとイタリアが三国同盟に加わったのは1880年代初頭に、フランスが
イタリアの対岸であるチュニジアを占領したからだったが、1896年に
仏伊の間でチュニジアに関する協約が結ばれ、さらに1898年には通商条約
が結ばれる。さらに1902年には仏伊協商が成立し、その内容は、イタリアは
ドイツがフランスを攻撃する場合、ドイツに味方しないというものだった。
これによって三国同盟は事実上、二国同盟になる。

103 :世界@名無史さん:2005/11/04(金) 20:52:26 0
両天秤&掌返しは、サヴォイ公国の頃からのイタリアの得意技。

104 :世界@名無史さん:2005/11/04(金) 22:31:58 0
一応、近代外交の起源はルネサンス時代のイタリア諸国ということに
なってるんだよな。

105 :世界@名無史さん:2005/11/05(土) 19:08:49 0
20世紀の優れた外交官と言えば誰だろう

106 :世界@名無史さん:2005/11/05(土) 19:33:04 0
>>105
ジョージ・ケナン、ヘンリー・キッシンジャー、周恩来などはどう?

107 :世界@名無史さん:2005/11/05(土) 20:08:26 0
>>104 近代外交ってウェストファリア条約以降なんじゃないの?

108 :世界@名無史さん:2005/11/05(土) 20:10:50 0
職業外交官ではなく、外政家と
呼ぶにふさわしい人物でいうと
その辺になるのかなあ
個人的にはケナンが一番好きですけど
『アメリカ外交50年』などの著作は
本当に素晴らしい読み物だと思う




109 :世界@名無史さん:2005/11/05(土) 20:21:47 0
ソ連の外交担当者の系譜は
チチェーリン、リトヴィノフ、モロトフ、グロムイコでいいのかな
そのうちリトヴィノフというのは面白い人物だね
戦後のスターリン存命中に西側メディアのインタビューで
ソ連の膨張主義にそれとなく警告発したりして
よく処刑されなかったもんだ


110 :世界@名無史さん:2005/11/05(土) 21:05:49 0
>>107
ルネサンス時代のイタリアで、各国が駐在大使を派遣するようになった。
>>108
「外交官として最悪なのは宣教師と狂信者と法律家」
といわれるけど、
ジョージ・ケナンもアメリカ外交の「法律家的アプローチ」を
批判していたね。

111 :世界@名無史さん:2005/11/05(土) 22:30:09 0
陸奥宗光

20世紀じゃないか・・・・

日本の政治家の回顧録で
読むに耐えるのなんてケンケン録しかない


112 :世界@名無史さん:2005/11/05(土) 22:42:08 0
やっぱ、19世紀に比べて20世紀の外交はつまらなくなったね。
力とイデオロギーがものをいう時代になったから。

20世紀のイギリスでいえば、地味だけどアーネスト・ベヴィンとか。
第二次世界大戦後の困難な時期を乗り切った外相。

113 :世界@名無史さん:2005/11/05(土) 22:46:15 0
20世紀のイギリス外相なら、バルフォアやクックも。

114 :世界@名無史さん:2005/11/05(土) 23:17:28 0
イーデンは二度のジュネーヴ会議で外交的業績を上げたにも
かかわらず、スエズ危機の失敗でそれがパァに…

115 :世界@名無史さん:2005/11/07(月) 00:05:14 0
イギリス外交の失敗例
・アメリカ合衆国の独立
・ボーア戦争
・スエズ危機

他に何かある?

116 :カウニッツ:2005/11/07(月) 00:15:37 0
>>87さん、Thanks!


117 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/11/07(月) 00:34:55 0
>>115
対ヒトラー宥和政策・・・は軍備増強のための時間稼ぎの面もあったようだけど。
一般的には批判されることが多いね。

118 :世界@名無史さん:2005/11/07(月) 00:41:42 0
>>115
第一次世界大戦勃発当時の外相グレイの外交はどうだろうか?
もう少しほかにやり方は無かったんだろうか?

119 :世界@名無史さん:2005/11/07(月) 23:27:20 0
>>115
アメリカを失ったのは痛いかもしれないけど、失敗っていうのはどうだろうかなあ
時代がらどうしても仕方ない面はあるかと

120 :世界@名無史さん:2005/11/07(月) 23:29:39 0
軍備増強のために宥和政策をしたのか、宥和政策をした結果時間が出来て、その結果で軍備増強が達成できたのかどっちだろう
個人的には後者のような気もするんだけど

あと第1次大戦後の中東にユダヤ人国家を作るかどうかも結構ぐだぐだ立った疑惑

121 :世界@名無史さん:2005/11/08(火) 15:08:17 0
>>120
第一次世界大戦では、金融界に強い影響力を持つユダヤ人がドイツを支持しない
ように画策することが必要だった。
一方、8000万人のムスリムを抱えるインド植民地政府は、ワッハーブ派の
イブン・サウードを支持していた。
さらに、この時期は石油の重要性が認識され始めた時期なので、フランスと
サイクス=ピコ協定を結ぶ。

でもこんな三枚舌外交をやっても現地の人間からはさほど恨まれていない
イギリス。うらやましいねえ。

122 :世界@名無史さん:2005/11/12(土) 21:20:33 0
イギリスの哲学者のバートランド・ラッセルは、
第一次世界大戦のときは非戦論者で、その後中国に行ったときには中国は
将来必ず発展すると予言し、ナチスが勃興してきたときも軍事力で対抗する
ことには反対し、第二次世界大戦後はソ連を核攻撃することを主張したと
いった按配で、彼の国際政治についての判断はあまり当たったことが
ないんだけど、
ヤパーリ哲学者というのは、政治家や外交官には向いていないのかな?


123 :世界@名無史さん:2005/11/13(日) 17:39:37 0
フォークランド紛争について、イギリスの植民地省は、フォークランド諸島
についてアルゼンチンに主権を与え、その代わりイギリスが同島を長期間
租借するという妥協案を考えたが、議会が猛反対してこれをつぶしてしまった。
これが実現すれば、戦争なしで解決した可能性はあるかも。

124 :世界@名無史さん:2005/11/13(日) 21:37:57 0
>>123
>イギリスの植民地省

ええ、まだそんなの維持してるのかYO!!

125 :世界@名無史さん:2005/11/13(日) 22:20:50 0
>>124
1982年にはまだ香港も返還されてなかったしね。
あと、ディエゴガルシアやフィジーはどういう扱いになってるんだろうか?


126 :世界@名無史さん:2005/11/14(月) 12:23:39 0
フォークランドで戦争を始める前に、イギリスには外交的にいくつかクリア
しなければならない関門があった。
まず、国連安全保障理事会でアルゼンチン軍の即時撤退を求める決議を採択
させること。
次に、アメリカにとってアルゼンチンの軍事政権は中南米に対する共産主義
の浸透との戦いにおいて重要な協力者だったので、二つの同盟国の間で調停
を続けようとした。これに対してイギリス議会や世論の批判が高まり、米国内
の世論にも反映して、アメリカ政府にイギリス支持を決意させた。
アメリカ軍はNATOの同盟国であるイギリス軍に必要な軍需物資や情報を
提供し、イギリス軍はNATOの軍事資材を利用することもできた。



127 :世界@名無史さん:2005/11/15(火) 20:13:16 0
ジョージ・ケナンの回顧録を復刊して欲しい
その他の著作も翻訳して欲しい


128 :世界@名無史さん:2005/11/15(火) 20:45:52 0
プーチン政権に近いロシアの日本専門家グループはこのほど、北方
領土問題でロシアの立場を集大成した専門書を刊行し、関係機関に
配布した。
 20日からのプーチン大統領訪日に向けて日本語版にまとめられた
同書は、北方4島がロシア領であることは、カイロ宣言、ヤルタ協定、
ポツダム宣言、終戦前後の連合国軍の諸法令、サンフランシスコ講和
条約などによって確定・定着済みだと強調、新たに1969年採択の
「条約法に関するウィーン条約」を持ち出して日本の返還要求を不当と
非難した。

ソース(時事通信)
ttp://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=051115050144X871&genre=int


129 :世界@名無史さん:2005/11/15(火) 21:51:40 0
平和学の世界的権威、ヨハン・ガルトゥングさんを講師に迎えた講座
「東アジアの平和を考える――共同体づくりのための市民の役割」が13日、
上京区の京都YWCAであり、市民約50人が参加した。ガルトゥングさんは、
東アジア共同体の形成には市民の力が重要だとし、
「市民社会レベルでのネットワークが政府を動かすことも可能だ」と強調した。【加藤小夜】

ガルトゥングさんは、「米国が拒否権を持つ国連安保理や米国自身が力を失いつつあり、
EUやアフリカ連合をはじめとした地域レベルでの決定が国際問題の解決にとって重要になりつつある」と指摘した。

アジアでは、中国や韓国の関心がインドに向かいつつあるとし、首相の靖国神社参拝問題や
北朝鮮の核を巡る6カ国協議などでの日本政府の姿勢を批判したうえで
「このまま朝鮮半島や中国に戦後補償や謝罪をせず対米追従の姿勢をとり続ければ、
“アメリカ帝国”とともに没落してしまうだろう」と話した。

コメンテーターとして、毎日新聞社会部の中村一成記者は
「参政権や社会保障制度での差別を受けている在日コリアンは、
日本が東アジアでしてきたことの生き証人」とし、
問題が未解決であることに対する政府の責任を追及した。

中韓やモンゴルなど東アジアの市民らが安全保障を話し合う国際会議にも出席した足立力也さんが、
会議での様子などを報告。
「市民レベルでは、『憲法9条はアジア地域にとって重要だ』など概念の共有が始まっている。
今後ますます市民外交が重要になる」と話した。

ソース:毎日新聞
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000136-mailo-l26

130 :世界@名無史さん:2005/11/16(水) 13:40:39 0
欧米諸国は、第一次世界大戦後のパリ講和会議で、日本が提出した人種差別
撤廃案を採用しなかったけれど、
これは長い目で見たら外交的失敗だったといえる?

131 :世界@名無史さん:2005/11/16(水) 22:10:51 0
>>130
誰にとっての?
当時の採択失敗は見えている。
日本にとっての失敗は、提案したことを宣伝していないことだろう。


132 :世界@名無史さん:2005/11/17(木) 15:03:35 0
>>127
E・H・カーや、高坂正堯氏の著作も復刊して欲スィ…
図書館にさえ置いてなかったりする。

133 :世界@名無史さん:2005/11/17(木) 23:56:01 0
フランスの外交家といえば、タレーランの名前がよくあげられるけど、
リシュリューも忘れちゃいけない。

134 :世界@名無史さん:2005/11/18(金) 00:08:08 0
あとマザランもな。

135 :世界@名無史さん:2005/11/18(金) 01:05:16 0
三十年戦争の時代、宰相リシュリュー率いるフランスは同じカトリック国
であるスペイン・オーストリアと戦い、ドイツのプロテスタント勢力に
テコ入れしている。
跡を継いだマザランもプロテスタント国であるイギリスと軍事同盟を結び、
ピレネー条約でフランス・スペイン間の国境を画定。
イギリスのウィリアム・ピットも、ナポレオン戦争ではそれまでの
経緯や思想の違いを一時棚上げして対仏大同盟を結成。
要するに、好き嫌いの感情や宗教・イデオロギーにとらわれない柔軟さが
必要ということなんだろうけど。

136 :世界@名無史さん:2005/11/18(金) 20:57:33 0
>>109
>西側メディアのインタビューで
>ソ連の膨張主義にそれとなく警告発したりして
>よく処刑されなかったもんだ

サハロフ博士もそうだよね。
なんだかんだいって、ロシアは帝政時代からインテイリゲンチャを尊重する
伝統があるから、そういう意味では中国より進んでいるといえるのかも。


137 :世界@名無史さん:2005/11/18(金) 21:52:46 0
>>136
中国も知識人を尊重する習慣はあった。

             /;;;;;;;;;;;;;\
            /;;:::::::::::::::::::::::\
       ∈=━/,,;;:::::::::::::::::::::::::.;ヽ━=∋
            L::;;,__     ..:::ゝ
          //;;;;::::::.. ̄ ̄ ̄ ̄..::::;;;ヽ
          / ;;;;;;;;:::::::::::;;;;;;;;;;;;;::::::::;;;;; ヽ
         /j/三三三三三三三三三三ヾ、
         l::||::::              |l  
        / ̄\ ヽ-=・=-′ヽ-=・=-′ ||  
      r┤    ト::::: \___/     ||     
     /  \_/ ヽ:::.  \/    ,ノ   
      |   _( ̄ l―---oo-――'"ヽ__
      |   _)_ノヽ\  ハ // /    ヽ   
     ヽ____)ノ      ̄ ̄ ̄   /     ヽ、
朕も知識人を優遇したぞ。
     _,,,.. ----‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐---- 、
    ||  lヽ  ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
    ||  l }   |  |  |  |  |  |
    ||  l }   |  |  |  |  |  |
    || /ノ   ノ  ノ  ノ ノ  ノ  ノ
    || //___________//    親父、うそつくんじゃねー。
   (||//______○______//     本当は俺が知識人を保護したんだぞ。
    /:::::::::   \ 朱棣 /   \   
   /:::::::::: ヽ ●     ● ′ / 
  / ̄\::::::   \___/   /  
 ,┤    ト::::::::.  \/    ノ    
|  \_/ ヽ―---oo-――'"ヽ__
|   __( ̄|ヽ\\V // ノ     \
ヽ___) ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

138 :世界@名無史さん:2005/11/18(金) 22:19:16 0
日本は宣伝とかプロバガンダ下手なんかね。
自己主張あまりしないのが美徳となっているのか。

139 :世界@名無史さん:2005/11/18(金) 22:42:41 0
ドイツの外交家で、シュトレーゼマンはもっと評価されていいように思う。
英仏との友好関係に尽力したが、決して単純な平和主義者ではなく、
ときには“ソ連カード”を用いた。

140 :世界@名無史さん:2005/11/18(金) 23:11:38 0
そうですね
パートナーのブリアンがユートピアニズムに傾きがちだったのに対して
パワーポリティクスの実態を的確に把握して、より平和に貢献したと
言えるんじゃないでしょうか
ただ国内情勢が悪すぎて永続的な成果を上げられなかったのは残念でした

141 :世界@名無史さん:2005/11/18(金) 23:44:29 0
>>111
漏れは伊藤博文と吉田茂も優れた外交家だと思うが。
当時の日本人には珍しいバランス感覚の持ち主だった。

142 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/11/19(土) 09:28:00 0
>>136
アネクトードに代表される、風刺の自由がある程度あったからね。
「内向きのガス抜き」の必要性は権力者側も心得てたってことと思う。
中国はそれがないから、ナショナリズムに向かってる面はあるんでないかと。

>>141
伊藤に関しては、吉田松陰が早くもその辺の才能(周旋の才)を認めていたけど、
当時まだ少年だった本人は喜んでなかったという話がある。
後になってどう思ったんだろうね。
個人的には、日露戦争時のポーツマスでの小村のエピソードが好きだ。

143 :世界@名無史さん:2005/11/19(土) 14:38:07 0
>>105
ジョージ・ブッシュ・シニアも優れた外交センスを持っていたように思う。
ソ連共産主義体制の崩壊による東西冷戦の終わりをうまく管理し、
湾岸戦争では見事な勝利を飾った。


144 :世界@名無史さん:2005/11/19(土) 21:34:19 0
>>53
>真に優れた政治家は内政と外交の調和とトレードオフに努めるべき

ビスマルクは外交では成功したけど内政では失敗したと見るべき?
カトリックに対する文化闘争とか、社会主義者鎮圧法とか、保護主義への
転換とか。

145 :世界@名無史さん:2005/11/19(土) 22:07:00 0
やはり成功とは言いがたいのでは
イギリス流の議会制民主主義を即時実現しなかったから
駄目だなんて評価は問題外だけど
現実に安定した後継体制を残すことができず
帝国はww1の断崖にフラフラ呼び寄せられることになったんだから


146 :世界@名無史さん:2005/11/19(土) 22:29:47 0
モンロー主義は良かったと思うのは俺だけかな

147 :世界@名無史さん:2005/11/19(土) 23:47:35 0
>>145
坂井榮八郎『ドイツ史10講』(岩波新書)に、
ドイツ帝国の連邦参議院・政府・議会を見ると、プロイセンが圧倒的な力を
持っているが、さりとてごり押しはできず、諸国が互いにチェックしながら
バランスを保つチェック・アンド・バランスのシステムになっていると指摘
されていた。
天性の外交家ビスマルクは、内政をも外交の手法で行うところが
あったが、それがドイツ帝国のシステムにも現れていると。
こういうシステムは、全体が協力して何かを行うためには必ずしも有効に
機能しない。

>>146
どういういところが?

148 :世界@名無史さん:2005/11/20(日) 14:54:24 0
セオドア・ローズヴェルトの外交手腕は、歴代大統領の中でニクソンに
並ぶと思うんだけど。

149 :世界@名無史さん:2005/11/20(日) 15:38:08 0
>>146
ヨーロッパには不干渉でも、アジア・太平洋には積極的に干渉、介入してる。
日本にとっては昔から厄介な相手。

150 :世界@名無史さん:2005/11/20(日) 17:15:36 0
アメリカの外交的失敗というとキューバ革命とベトナム戦争かな?
ピッグズ湾事件みたいなのを起こしてみたけどみごとに失敗。

151 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/11/20(日) 18:38:52 0
現在進行形で失敗しつつあるのがイラク戦争かも知れない。
加えて、エージェントの情報漏らしてCIA側に不信を生んだ(多分)のは
今後の共和党にとっても痛かろう。

キューバ革命に関しては、革命起きた後の対処の方がまずかったという話もあるね。


152 :世界@名無史さん:2005/11/20(日) 19:43:55 0
イラク戦争には“宗教的正義感”が絡んでいたとよくいわれるが、これは
第一次世界大戦後のウィルソン外交とかぶるな…


153 :世界@名無史さん:2005/11/20(日) 19:46:53 0
>>150
20世紀で言うと、国際連盟ばっくれ事件。
あと、Who lost China? の一件。

154 :世界@名無史さん:2005/11/20(日) 20:18:14 0
キューバは亡命キューバ人がなあ。選挙問題はいつでも頭が痛い。

155 :世界@名無史さん:2005/11/20(日) 21:09:40 0
>>153
アメリカの中国政策が失敗したのはなぜ?

156 :世界@名無史さん:2005/11/20(日) 21:29:20 0
死活的利益もないのに、漠然とした親中感情から介入したこと自体が間違い


157 :世界@名無史さん:2005/11/20(日) 21:31:15 0
>>156
中国市場が目的だったのでは?
門戸開放宣言以来のアメリカの政策。

158 :世界@名無史さん:2005/11/21(月) 11:06:19 0
ソ連の外交的失敗は、ハンガリー動乱と、プラハの春と、
アフガニスタン侵攻かな?


159 :世界@名無史さん:2005/11/21(月) 20:09:33 0
戦前のアメリカの貿易で中国市場が日本市場を上回ったことは
結局無かったんじゃないのか?
膨大な人口に目がくらんで中国市場の価値を過度に見積もって
ジリジリ政治的にもコミットメントを増やしてとうとう日米戦争
日本は散々な目にあった

160 :世界@名無史さん:2005/11/21(月) 20:57:48 0
ttp://www5.airnet.ne.jp/guizou/mhp0323.html
「中国ほど学生が新しい思考様式に関心を寄せている国はない」
「保守思想も、知的で思慮深く因習に縛られていない。中国人は日本人
よりはるかに大きな変化を遂げるであろう」デューイはその直前、
日本にも立ち寄ったが、日本では西欧的な政治運動とされている大正
デモクラシーですら、西洋からの借り物のように見えたという。
デューイは、民族の自立を求める世論のうねりが政府を揺さぶった
五・四運動の方に、深い精神的共感を寄せたのであった。文明への畏敬、
民衆運動への共感のほかに、当時、中国には約二千五百人の米国人宣教師
が活動、日欧の経済支配下に置かれた中国人に同情を寄せていた。当時の
ウィルソン米大統領ら理想主義的政治家から、「米国は弱い中国を助ける
べきだ」との主張も起こっていた。米中接近策には外交上の理由もあった。
「中国の近代化を米国の手で進めたいとの考えが根底にあったと思う。
中国が日本のように(急速な富国強兵をめざす)プロシャ型の表面的な
近代化を進め、アジアに日中の一大ブロックが形成されれば、西洋文明
への脅威になると考えられた。また、ソ連に対抗する意味でも、米国は
中国と緊密な関係を結ぶ必要があった」。

161 :世界@名無史さん:2005/11/21(月) 21:15:42 0
ヒジャーズ

162 :世界@名無史さん:2005/11/21(月) 22:10:12 0
今、手元に1970年発行の、『世界の歴史21 帝国主義の開幕』
(河出書房新社)があるんだけど、

ウィルソンの理想(新外交)を阻んだのは、日本および欧州諸国の間で
約束されていた秘密協定、つまり帝国主義的な利権獲得を目標とする
旧式外交の聖化であったと考えられる、なんて書いてある。

この本が執筆された時代を感じさせるな。

163 :世界@名無史さん:2005/11/21(月) 23:38:29 0
>>153
>Who lost China?

朝鮮戦争は、アメリカが共産中国をすぐに承認していれば避けられた戦争
だったんだろうか?
イギリスはすぐに承認したが、アメリカは“共産主義政権”ということに
こだわって、国民党政権を支持し続けた。


164 :世界@名無史さん:2005/11/21(月) 23:59:21 0
中国承認云々が朝鮮戦争の主たる原因じゃないでしょ
それに国民党を支持したってのもなぁ、早々に見限ってたような印象を受けるけど

165 :世界@名無史さん:2005/11/22(火) 00:33:36 0
第二次世界大戦中、中国に駐在していたアメリカの外交官や軍人は、
中国がアメリカ人が考えているような理想の国ではないとその実態を
報告したが、ローズヴェルトをはじめとする親中派はなかなかそれを
うけいれようとしなかったとか。
自分に都合のいいことしか信じようとしなかった点で、奇妙に当時の
日本軍首脳と共通している。
もうこの時点でWho lost China? の種は蒔かれていたのかもしれない。

166 :世界@名無史さん:2005/11/22(火) 14:28:00 0
このスレ的にビザンツ帝国の外交ってどう?
異民族同士を争わせ、敵には金を贈って懐柔し、必要とあれば異教徒とも
手を結ぶ。
西欧人からは「狡猾なギリシア人」と呼ばれた。

167 :世界@名無史さん:2005/11/23(水) 19:41:43 0
この間の反日デモは中国外交の失敗?

168 :世界@名無史さん:2005/11/23(水) 22:00:53 0
世界史から見たら今の日本の外交レベルって過去最低クソレベルだろうな。

国益を無視した拉致疑惑解決の為の経済政策を真剣に検討してるんだもん。

アジアでパワーバランスが成立してるのはアメリカが睨みを利かせてるから。
アメリカがアジアの軍事バランスから手を引いたら、朝鮮どころじゃなくて
中国に対して何も言えなくなる程、緊張した状態になるだろう。

そのアメリカが極東の軍事バランスのために核廃止を最優先に外交
を進めてるのに、それを無視して真剣に拉致を優先に外交を語ってる
政治家がいるのは滑稽。

アメリカが手を引いた極東では拉致どころではない。それこそ
核、軍事攻撃の脅威が身近になる。

169 :世界@名無史さん:2005/11/23(水) 22:21:34 0
>>167
中国人がこんなにデモをしている

だから日本は悪いことをしたはずだ!

という論法に持っていけられれば勝ちじゃまいか?
逆に日本が中国はこんなDQNですよと宣伝すれば中国側の失敗だとおもう

170 :世界@名無史さん:2005/11/23(水) 23:09:31 0
>>168
韓国の外交もな。

171 :世界@名無史さん:2005/11/24(木) 15:01:46 0
295 :名無しさん@6周年 :2005/11/23(水) 10:20:04 ID:GiV+Fo5u0
ロシア式の交渉スタイルに、「はじめから譲歩することはせず、まず突っぱねてから、
それが不可能と見ると徐々に譲歩する」というのがある。
ただし、日本人はこの点でロシア人を笑うことは出来ないと思う。
過去の日米貿易摩擦でも、日本は思い切って譲歩するほうがトクであることが
わかっているのに、小出しに譲歩してきた。
こういう体質というのはなかなか変わらない。

172 :世界@名無史さん:2005/11/25(金) 20:06:07 0
>>93-94
外交には謀略型の外交と調和型の外交があって、
前者はビザンツ帝国の外交が代表例。これはルネサンス時代のイタリアに導入
された。
イタリアの外交が狡猾なのは、こういう伝統をひいているからかもな。

173 :世界@名無史さん:2005/11/27(日) 17:41:53 0
■韓流広がる国への管理行うべき、外交問題大討論会

25日、外交通商部では「外交問題大討論会」が開かれた。「21世紀の外交力量を強化す
るためのビジョンと課題」というテーマのもと、今後、韓国の外交が進むべき方向について話
しあった。

ソウル大国際大学院・李根(イ・グン)教授は、基調提案で「管理を受ける国家」から「管理
を行う国」へと、韓国外交のパラダイムを変えるべき、だと指摘した。李教授は「米国を頂点と
する世界管理の下位体制にあるが、韓国も管理を行うべき地域を探さなければならない」と
した。韓国に友好的な国家を捜し出し、韓国に似ている情緒・考え方を共有する地域に育成、
発展させるべきだとのこと。

李教授は「韓流が流行る地域を中心に、韓国に友好的な国家グループが形成されている」
とし「文化・経済・教育・人的交流・人権伸張など韓国の軟性権力(soft power)をきちんと
活用すべき」と話した。討論に参加した中央(チュンアン)日報・金錫煥(キム・ソクファン)論
説委員も「韓流ベルト作りに注目、ソフトパワーを拡散させるべき」と同意した。

半面「李教授の主張は50年先の話であり、現段階で採択できる内容ではない」(洪鉉翼・
世宗研究所委員)、「他の国への管理や、リーダーシップの行使に触れるのは早すぎる」
(チェ・アジン延世大国際大学院教授)という反論もあった。

徐承U(ソ・スンウク)記者 <sswook@joongang.co.kr>
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=70031&servcode=200§code=200

174 :世界@名無史さん:2005/12/02(金) 16:21:16 0
スペイン外交ってどうよ?
フェリペ2世の時代も、スペイン継承戦争でも、ナポレオン戦争でも
あまりうまくいかないというか、貧乏くじ引きっぱなしというイメージが
あるんだけど。
唯一うまくたちまわったのはフランコぐらいかな?

175 :世界@名無史さん:2005/12/03(土) 20:39:16 0
>>151
>現在進行形で失敗しつつあるのがイラク戦争かも知れない。

アメリカは南ベトナムで、日本と同じような農地改革をやろうとして
失敗している。
日本では米騒動のころから、農民にも農林官僚の中にも農地改革を
やらなければならないという気運があったが、南ベトナムにはそういう
条件がまったくなかった。

176 :世界@名無史さん:2005/12/07(水) 07:07:15 0
モーゲンソーあげ

177 :世界@名無史さん:2005/12/10(土) 14:46:02 0
カウニッツ様まんせーage

178 :世界@名無史さん:2005/12/10(土) 23:59:03 0
マリアテレジアの外交革命は成功だったと思う。
ただそのせいで娘を断頭台行きにさせてしまったこと以外は


179 :世界@名無史さん:2005/12/12(月) 22:52:18 0
>>178
フランス・ロシアと組んでプロイセンを追い詰めたのはいいけど、最後に
ロシアのエリザヴェータ女帝が死んでしまったのでシュレジエンを奪回する
ことはできなかったね。
その後フランス革命が起こって、オーストリアとフランスが敵対することに
なったのがなんとも皮肉。

180 :世界@名無史さん:2005/12/14(水) 18:19:45 0
ttp://club.pep.ne.jp/~y.hosoya/studyareas.htm
しかし、そういったイギリス外交は、ドイツと違って一度も大きな間違いを
したことはない。小さな間違いは、いくらでもあるが。何故か。これは面白い
問題で、そのまま私の研究の問題関心につながっているわけです。あえて一度
大きな間違いをしたとすれば、やはり欧州統合への参加をめぐってでしょう。
これはそのまま私の研究テーマですが。

↑細谷雄一は、イギリスは欧州統合に対してもっと積極的に関わるべきだった
と思っているのか?


181 :世界@名無史さん:2005/12/16(金) 17:21:15 0
ヘンリー・キッシンジャーは、今後のアメリカはリアル・ポリティークを
実行すべきで、この型の外交にはイギリス型とビスマルク型があるが、
アメリカはビスマルク型を選ぶべき、だってさ。
でも、大西洋と太平洋に隔てられているアメリカには、ドイツ帝国のような
複雑な外交の必要は無いのでは?

182 :世界@名無史さん:2005/12/16(金) 17:51:44 0
>>181
ビスマルク型外交が、大衆民主主義国家に可能かね。
ヨーロッパかぶれの知識人は、
サロン型の秘密主義外交がいつまでも可能と勘違いしているのではないか。

日比谷焼討事件は、世論が外交に介入し始めたという、
サロン型外交の終焉を示すものだろう。

まあ、世論が外交を動かすのは危険なことであり、
決して良いこととは思わないが。

183 :世界@名無史さん:2005/12/16(金) 20:28:11 0
>>181のソースは知らないけど、
キッシンジャーの論点はたぶん、
「秘密外交⇔公開外交」の二項対立にあるのではなくて、
「現実主義外交⇔イデオロギー主導外交」ということ何じゃないの?
この2つの対立軸は微妙にずれてるでしょう?

ただまあ、何時になっても「現実主義」はアメリカの土壌では異端児。
キッシンジャーやモーゲンソーのような、一種の「ヨーロッパかぶれの知識人」の愛玩物ということは言えるわな。

184 :世界@名無史さん:2005/12/16(金) 21:00:41 0
>>182-183
キッシンジャーは、『外交(上)(下)』(日本経済新聞社)の第31章で、
アメリカもいずれは現実に直面して、バランス・オブ・パワーの中で
動くことを学ばねばならないだろうと書いている。
その場合、相互依存が深まっている現在の国際社会では、パーマストンや
ディズレイリのようなイギリス型外交のように、局外に超然としている
ことは不可能であり、アメリカが中心となって多角的に各国とコミットメント
を持ち、それを調整していくというビスマルク型が望ましい、と。

185 :世界@名無史さん:2005/12/16(金) 21:08:21 0
それは要するに古代ローマ帝国の分割統治ですか?

186 :181:2005/12/16(金) 23:20:06 0
>>183
なるほどね。
イデオロギー主義⇔現実主義 で、現実主義の中に、イギリス型⇔ビスマルク型 があるわけね。

アメリカさんは、イギリス型かビスマルク型かを選ぶ前に、
まずイデオロギー主義を離れないとね。そこは>>182に同意。

まあアメリカには無理だろね。

187 :世界@名無史さん:2005/12/17(土) 08:37:54 0
>>183
現実主義外交がいつまでたってもアメリカの土壌に根付かないのはなぜ?
アメリカ人の宗教心の強さが関係しているの?

188 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/12/17(土) 10:36:15 0
>>187
宗教心というより使命感かな。マニフェスト・ディスティニー以来の。
(別に褒めてはいないので注意)
それが宗教心と結びつけばブッシュみたいになるが、
「アメリカ最高! 民主主義を広めよう!」みたいなことは
信仰心の薄いリベラル系の人間も思ってるんでないかと。

ただ、欧州諸国の外交がイデオロギー的でないかというと最近はそんなこともなく、
人権に関しては、下手すればアメリカ以上にやかましかったりする。
(国内的には色々問題があるとは言え)
最近の秘密収容所問題にしてもそうで、欧州議会が調査に乗り出すらしいしね。
ああいう収容所は欧州にとって「ナチスの過去」を思い出させる、
非常にデリケートな問題なんだと思う。

今の欧州では「歴史を教訓としてどう生かすか」が外交の基本にあって、
歴史の読み方によっては現実主義的にもなれば理想主義的にもなるんだと思う。
つまり二面性がある。アメリカよりずっとしたたかだよ、そういう意味では。


189 :世界@名無史さん:2005/12/17(土) 19:11:19 0
>今の欧州では「歴史を教訓としてどう生かすか」が外交の基本にあって、
>歴史の読み方によっては現実主義的にもなれば理想主義的にもなるんだと思う。

欧州の対アジア外交についてはどう思う?
最近、えらく中国に肩入れしてるけど。

190 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/12/18(日) 12:25:18 0
>>189
他のアジア諸国は植民地問題があるから、対中国外交に関してだけ書くと、
日本やアメリカと違って中国が安全保障上の脅威になりにくい分、
欧州諸国の中には中国を積極的に取り込もうとしている流れは確かにある。
フランスなんかは特にそうでないかと。
外交上の美辞麗句や貿易の実益もあるから、彼らの本音がどうだか知らないが、
新興勢力を排除してもろくなことにならないというのも、歴史を通じて分かってる
からだと思う。

けれども中国の人権問題に関しては、欧州内でも結構反発が強い。特にNGOが反発してる。
武器輸出解禁が結局先送りされたのも、これが一因といわれてる。
あと、イギリスはアメリカの意向も考えて外交するからね。

で、「欧州全体」としては、米中どちらにも嫌われることはないと。
中国に関しては人権問題が理由になったことで若干反発するかも知れないが、
結果として現状維持になっただけだから。


191 :世界@名無史さん:2005/12/18(日) 16:01:58 0
251 :高坂正堯 :2005/12/13(火) 20:11:29 ID:zDFfo3OA
20世紀の初頭、イギリス外務省では、ドイツがヨーロッパ制覇を目指している
覇権主義の国であるとして、対抗すべきだという意見が支配的になりつつ
ありました。ドイツの外交には乱暴なところがあったことは否定できません。
しかし、少し前まで外務次官をしていたサンダーソン伯は、そのように
決めつけるのに反対しました。
「確かにドイツは用もないのに海軍を建設し、植民地を作ろうとしているし、
外交ではイギリスと協力するのではなく反発し、裏をかこうとするところがある。
しかし、歴史を見れば、そうしたことは統一に向けて長く努力した後、それに
成功し、最近になって大国に真実に仲間入りをした国の行動なのではなかろうか。
大体、大国には膨張する傾向があるもので、ドイツだけがそうだというわけ
ではない。事実、大国には膨張する傾向があるもので、ドイツだけがそうだと
いうわけではない。事実、イギリスとフランスのほうが1871年以降、より多くの
植民地を獲得してきたのではないか。それなのに、ドイツを膨張的と決めつけるから、
それが不当に大きな脅威に見えるのではなかろうか。ドイツの大国としての
自然の野心を認め、時間をかけて交渉して行けば、英独間の妥協は可能だ」
とサンダーソンは論じたのです。

192 :世界@名無史さん:2005/12/18(日) 16:03:02 0
252 :高坂正堯 :2005/12/13(火) 20:18:11 ID:zDFfo3OA
バターフィールドはサンダーソンの考え方を「より歴史的な考え方」として
評価し、それが他の人々によって入れられなかったところに、第一次世界大戦の
悲劇の一因を見たのでした。歴史学の論文ですが、現代にも完全に妥当する
ものなのです。特に、やがて中国が大国であることが明白になるとき、
サンダーソンの議論におけるドイツを中国と読みかえれば、正しい指針に
なると私は思います。特に、アメリカ人がそうすることが必要でしょうが、
イギリスが失敗したように、それは難しい課題です。

193 :世界@名無史さん:2005/12/19(月) 10:30:05 0
371 :名無し三等兵 :2005/12/12(月) 19:36:44 ID:J+K7m2lS
ドイツのヘルムート・シュミット元首相が、
「ドイツには大勢の友人がいるが、日本にはない」
と発言したことがあるが、これは日本の立場が恵まれていること(島国の外交
の有利さ)を認識していないがための発言。
ドイツのような大陸の中央に位置する国は、複雑な外交ネットワークを
張り巡らさなければならないが、日本のような島国で、かつ国際政治体系の
辺境にある国は、複雑な外交ネットワークをあまり必要としない。
日独の違いは、第二次世界大戦後に中国が共産化したことと、アメリカが
海洋・通商国家であり、日米の利害が共通していたことからきている。

ドイツ人にはやっぱり、海洋国家というものが理解しにくいんじゃないだろうか。
ちょうど日本が、大陸国家というものを理解しにくいように。
ドイツが海洋国家の性格を理解して、英独協商を結んでいれば、ドイツの歴史は
かなり違ったものになっていたかもしれない。

194 :世界@名無史さん:2005/12/22(木) 00:46:53 0
外交の成功例だけではなくて、失敗例も語っていこうか。
アメリカのソマリア介入はどうよ?

195 :世界@名無史さん:2005/12/22(木) 13:19:09 0
ソマリアなんてアメリカにとってかすり傷にもなってない。

196 :世界@名無史さん:2005/12/22(木) 18:45:01 0
>>182-183
アメリカには「インテリのいうことを簡単に信じたりしない文化」が
あるように思えるね。
それがいいか悪いか、人によって意見が分かれると思うけど。

197 :182:2005/12/22(木) 19:10:53 0
あれれ、
>>186
のコメントリンクが1個ずれてる。
書き込み者は181ではなく182で、

最初の>>183>>184で、同意の先は>>183です。

どうも失礼>ALL

198 :世界@名無史さん:2005/12/23(金) 01:57:13 0
日本もいずれ武器を輸出するようになるのかな?
ODAだけの外交より、武器も輸出する外交のほうが相手国に影響力を
持てるから。

199 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/12/23(金) 13:24:26 0
>>195

物質的にはそうだけれども、外交上はそうでもない。
ソマリアでの失敗がきっかけで、湾岸戦争以降のアメリカと国連の円満関係が終了した。
もともとあれは、表面上は国連のガリ事務総長(当時)が主張した「平和創造」に
沿う形で出された部隊で(地政学的にアメリカが利益を得られるという面もあったろうが)、
それに失敗した結果、アメリカは国連の枠外で行動することが多くなる。

また、普通は二期やるのが通例の事務総長も、ガリの場合には一期しか出来なかった。
しかもこの失敗で、主要国が海外への派兵に消極的になった結果、
ルワンダ虐殺を放置して被害が拡大したと言われている。


200 :世界@名無史さん:2005/12/24(土) 01:08:13 0
>>188
>「アメリカ最高! 民主主義を広めよう!」みたいなことは
>信仰心の薄いリベラル系の人間も思ってるんでないかと。

ネオコンてのも、もともとリベラルから保守へ転向した連中だもんな。


201 :世界@名無史さん:2005/12/24(土) 01:22:57 0
清朝末期の李鴻章、「外交の天才」みたいな扱われ方してるけど、
どうも納得いかないなあ。

202 :世界@名無史さん:2005/12/24(土) 01:38:53 0
>>201
李鴻章は「生き残りの天才」だとは思うけど、外交の天才だとは
思わんなあ。
ベトナムをフランスに、満州をロシアに明け渡したかたちになったし。

203 :世界@名無史さん:2005/12/24(土) 02:05:16 0
>>199
アメリカのとって国連との別離は失敗なのか?
安保理の拒否権だけ維持しておけばおkで
国連の枠に囚われないほうがアメリカにとっては有利なんじゃ。
かといって国連はアメリカを排除できないし。

204 :世界@名無史さん:2005/12/24(土) 11:52:42 0
アメリカのソマリア介入に当たっては、常日頃いかなる種類の武力介入にも
反対してきた超リベラルのジェシー・ジャクソン師、民主党リベラル派の
ジョン・ルイス下院議員などが作戦に賛成した。
ちなみにジャクソン師もルイス議員も黒人。
白人の政治リーダーは「対象が黒人だから何もしないのだ」という非難を
極度に恐れるので、ソマリア派兵への反対論はあまり出なかった。

205 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/12/24(土) 12:43:35 0
>>203
問題は、その頃から始まった国連軽視の延長上にイラク戦争があること。
クリントン時代の国連決議なしでのNATO空爆(旧ユーゴ諸国に関連して)も含め、
大きな流れとしてはそうなる。
旧ユーゴのときは、それでも事後処理は国連に一任する形だったが、
イラクの場合にはアメリカが影響力残したくてゴタゴタしている間に
国連の施設がテロにあって、国連はイラク関係から撤退してしまった。

麻生の言った「国連は単なる場だ」というのは確かに一面の事実ではあるが、
でもそこで、国際社会というか国際世論の少なからぬ部分を形成しているのも事実。
加えて総会・安保理などの中枢は「単なる場」でも、末端の組織(ユニセフ、UNDPなど)は
援助などで独自の実績がある。NGOとの協力関係も築いてるし。

また国連から離れても、アメリカ一国で出来ることには限界があるから「有志連合」で
同調する国々を集めてるわけだし。
しかも「有志」だから各国の事情で撤退するし、見返りとしてアメリカに援助要求するしで
必ずしも上手くいってないのが実情だ。
もし国連(少なくともNATO)主導なら、アメリカの負担はもっと少なくて済んだろう。

国連は錦の御旗みたいなもので、いつでも担げる程度の友好関係は残しておいた方がいいし
敢えて背を向けることはない、と思うんだが。


206 :世界@名無史さん:2005/12/24(土) 13:54:08 0
イラク戦争時のドイツの対米外交も、失敗だったように思えるけどな。
国連安保理決議が出た場合の軍事力行使にまで不参加を表明するなんて。
(フランスは軍事力の行使には国連安保理決議による正当化が必要という
立場だった)
このドイツの極端な主張にフランスが乗ったおかげで、欧州はラムズフェルド
のいう「古いヨーロッパ」と「新しいヨーロッパ」に分裂。NATOも機能不全に
陥った。
欧州がなんでもアメリカに追従する必要はないけれど、もう少し他にやり方は
なかったのか、と思ってしまう。

207 :世界@名無史さん:2005/12/24(土) 14:20:02 0
>>205
アメリカは国連を無視出来ても
国連はアメリカを無視できないんだよ。

国連の協力が得られる時は国連を使う
得られない時は勝手にやるだけの話で。
アメリカの国連離れはアメリカにとっては国連、特に安保理という道具を残したまま
足かせを外しただけに過ぎないよ。

208 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/12/25(日) 01:23:57 0
>>207
国連を無視して戦争に勝つこと自体は、確かにアメリカだけで可能だけれども、
戦後処理〜平和構築に関してはアメリカ一国では難しいんだから、
(だから「有志連合」を作ったわけだし)
最初にそこまで見越して国連が戦後に関与する余地をうまく作っておけば、
アメリカの負担も実際より少なくて済んだだろうということ。

国連の利用の仕方を間違えた、とでも言った方が分かりやすいかも。
旧ユーゴ地域の平和構築は国連主導でやったから、色んな国が兵士を出していて、
その分アメリカ・先進国の負担は少なくて済んでるんだよね。
足枷を外したのはいいが、その分の負担も同時に背負い込むことになってるから、
もう少し国連を上手く利用できなかったのかなと思ってるわけで。


209 :世界@名無史さん:2005/12/25(日) 02:24:52 0
>>182
>まあ、世論が外交を動かすのは危険なことであり、
>決して良いこととは思わないが。

今、アメリカでは圧力団体の数が非常に大きくなっているけれど、これが将来
外交に悪影響を及ぼすんじゃないのかな。
最近の移民はあまり同化しなくなって、アメリカよりも出身国の利益をはかる
ようなケースも存在するし。
クリントン政権は、選挙区のアイルランド系有権者にアピールするために、
IRAのメンバーをアメリカに招待することまでやってのけた。
(もちろんイギリスは猛反発)


210 :世界@名無史さん:2005/12/25(日) 16:36:25 0
>>208
国連は、安保理事国を除いて1国1票の悪しき平等主義のため、
事実上、第三世界の意見を吸い上げる場として機能している。

東西冷戦が第三世界を戦場としていた頃は、
アメリカは国連と第三世界を味方に付ける必要があった。

しかしいまや、東西対立は消え、南北対立が顕在化している。
南の第三世界諸国は、国連総会を数で支配し、妙な決議でアメリカの足を引っ張る。
北の先進諸国の協調は、OECD、G8、NATOで十分図れるので、
アメリカにとって国連はうざったいだけの存在になったのだろう。

211 :世界@名無史さん:2005/12/25(日) 19:49:39 0
中期的には、北の内部で米−欧対立が顕在化するんじゃないの?
その場合、国連をどちらが政治資源化するかがかなり重要になるわけで、
だとすると欧州側がやや有利じゃないかな? 
国連に対する関与程度の現状から考えると。

212 :世界@名無史さん:2005/12/26(月) 00:27:59 0
アメリカ外交が国連を利用してうまくいった例って、朝鮮戦争と湾岸戦争ぐらい?
朝鮮戦争のときは、安保理で中華民国追放案が否決されたのに反発して、
ソ連が安保理会議をボイコットしていたから、行動がスムーズになった。

213 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/12/26(月) 12:35:27 0
>>210
イラク問題では、その先進国間の協調も崩れたからね。
せめてフランスを取り込んで、NATO協調という形に持って行ければよかったんだが。
フランスが乗ればドイツもついて来ただろう。少なくとも戦後復興の段階では。
多分フランスが最終的にドイツに乗った(>>206)のは、アメリカが強硬で
説得が難しいのを悟って、協力しませんよという最後通告的な意味合いもあったと思うし。
03年2月の段階では、フランスはまず査察、失敗すれば新たな安保理決議を出してという
立場だったように思う。ド・ヴィルパンの演説読んだ限りでは。

でもって将来は、やっぱり米欧関係次第だろうと思う。
ここが上手くいってるうちは国連を無視しても上手くいくが、米欧関係が上手くいかないと
アメリカ一国では負担が増えすぎて採算が合わなくなる=失敗という風になると思う。
今の戦争は、戦闘やって占領して終わりではないからね。


214 :世界@名無史さん:2005/12/26(月) 14:44:17 0
ネオコンは、第二次世界大戦後のドイツや日本みたいに、イラクの占領・民主化
がスムーズにいくと思ってたんだろうか?
実際にはバグダードが陥落する直前に、イラク政府・地方行政官・警察首脳部・
軍・共和国防衛隊の指揮官などが逃亡してしまった。
おかげでインフラは崩壊の危機に直面し、街には略奪が荒れ狂う始末。
アメリカはもっと地域研究に力をいれたほうがいいのでは…

215 :世界@名無史さん:2005/12/26(月) 16:29:25 0
ネオコンは日本モデルをしきりに引用するけど、
日本モデルは旧支配層温存で民主化したんで、
彼らがしたかったこと(フセイン政権関係者の排除)には適合しないよね。

ドイツモデルに近い(旧支配層の崩壊+民主化)のかも知れないけど、
ドイツは隣接する敵対国があり、かつすぐには戦争できない緊張状態にあった。
イラク占領後、イラン・シリアを仮想敵国にしたがっていたみたいな節もあるけど>ネオコン
その前に国内で内戦状態になってしまった。

まあ、最大の違いは日本/ドイツともに民主主義の下地(大正デモクラシーとワイマール共和国)が
あったということだろうけど。

216 :世界@名無史さん:2005/12/26(月) 19:08:31 0
ヒトラーは自殺する前に総統としての権限をデーニッツ海軍元帥に委譲して
いたので、ドイツは降伏後、彼のもとで武装解除を行い、行政は職務を継続
してインフラの復興に努めた。
(日本も同様に武装解除とインフラの回復はスムーズに行われた)

イラクの場合、そもそも「国民国家」という概念が根付いていなかったのでは?


217 :世界@名無史さん:2005/12/26(月) 21:41:41 0
>>215
>まあ、最大の違いは日本/ドイツともに民主主義の下地(大正デモクラシーとワイマール共和国)が
>あったということだろうけど。

その通りで、さらに言うと、日本には、(空気支配による)多数決の伝統があった。
民主主義の多数決による決定は、日本人の伝統的文化に合致したから、
日本には、日本型の民主主義が根付いたと言える。

218 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 02:15:30 0
元々イラクの教育水準は低くない
学校だって幼稚園から大学まで2万校以上あるし。
サウジなんかに比べればずっとリベラルな国だよ。

占領政策が上手く行かないのは
アメリカが中途半端な人道主義に走って
イラクの生活基盤を徹底的に破壊しなかったせいだ。
上だけ取り替えるなんて中途半端なことをせずに
徹底的に破壊してアメリカの援助が無ければ生きていけないような状態を作るべきだった。
あとは地理的な要因から武器やテロリストが他国から入って来やすいからかな。

219 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 02:44:14 0
>>218
>徹底的に破壊してアメリカの援助が無ければ生きていけないような状態を
>作るべきだった

いくらなんでも今の時代、国際社会からの批判を浴びるから無理でそ。

>あとは地理的な要因から武器やテロリストが他国から入って来やすいからかな

これには同意。まったく監視の目が行き届かなくなった国境からテロリストが
簡単に侵入。

220 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/12/27(火) 10:48:51 0
>>218-219
それ以前に、アメリカが財政負担に耐えられんだろう。
無償援助ったって、物資の購入には金が要る。


221 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 12:19:13 0
444 :世界@名無史さん :2005/12/24(土) 19:08:51 0
>439
日本の外交は幼稚で、それにひきかえ中国、北朝鮮、韓国は、
という話の持っていきかたは良く見るけどどうだろね?

たしかにそんなに日本の外交が旨いとも思わんが、なんか最近落ち着いてよく見てみると
いわれるほど酷い点ばかりでもなくて、最低限押さえるべきところは押さえてきてる
ような気がしてきた。あと、ここのところの情勢の変化に応じて体制の変革が
進んでいるらしい。最近チャイナ・スクールの上を押さえるような人事が行われたという
話もある。近々チャイナ・スクール総パージの噂もあるから注目してる。

逆に中国外交は漏れも凄いんじゃないかと思ってきたんだが、最近は???だ。
特にここのところの対小泉外交では連戦連敗といってもいいんじゃないか?
中国側のカードだったはずのものがいつのまにかみんな小泉の手にある。
特に靖国問題は酷い。小泉が靖国神社の賽銭箱に100円入れようが500円入れようが
現実問題、中国に何が起るわけでもないのに、反日をあおったおかげで
国際的に大恥をかいた挙げ句、日本人の世論を一気に硬化させて、
観光と投資で莫大な損失を出してしまっている。なんの利益もなしに。
下手すりゃバブル崩壊の引き金になっちまうのに。
なんか老獪な中国外交はどこへいっちまったって感じだ。

ハン板で見たAAに、反日を叫び過ぎてふらふらになったニダーに
アサピーが注射をして更に反日を叫ばせてるのがあったけど、
中国も同じ感じだね。政策の選択余地を失ってしまっている。
反日ドーピングの毒は恐ろしいと思うよホント。

222 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 12:25:08 0
↑中国の対日外交を見ているとヴァイマール共和国の外交を連想させる。
当時、ドイツの政治家や世論は、第一次世界大戦前の軍事強国だった時代を
基準にした自国観を捨てきれず、ヴェルサイユ条約にすべての不幸の
原因をみるヴェルサイユ・シンドロームにとらわれていたので、
歴代共和国政府はヴェルサイユ条約修正を至上課題としなければ
ならなくなり、外交的選択の幅を狭める結果になった。


223 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 12:33:35 0
>>218−219
その通りだと思うよ
217でアメリカは時代錯誤で実現不可能な夢を見ているって事を言いたかっただけだから

224 :217-=23:2005/12/27(火) 12:35:16 0
レスがずれました
>>219-220でした

225 :世界@名無史さん:2005/12/27(火) 19:03:18 0
オランダのベアトリクス女王が来日したとき、宮中晩餐会で旧日本軍の
オランダ人捕虜虐待を非難して、首相が追加補償を求めてきたけど、
これはオランダ外交の失敗だったと思うね。
結局オランダ側は何も得るところはなく、日本側の反感を買っただけで
終わった。
外交に“情緒”を持ち込むとロクなことはない。

226 :世界@名無史さん:2005/12/28(水) 12:24:46 0
>>220
アメリカは湾岸戦争のときも同盟国に戦費を負担してもらわなければ
いけなかったし、もうマーシャル・プランのようなことは無理だろうね。


227 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2005/12/29(木) 10:20:15 0
>>221
日中関係の悪化、一番困ってるのは他の東南アジア諸国だろうね。
日本を自国の旧宗主国と重ねて見れば、中国の言うことも分からんではないんだろうが、
少なくとも、日本が宗主国の軍を追い出したおかげで、結果として
独立が早まったのは事実だから、そういう固有の関係もある。
>>225のオランダは、インドネシアからすればまさしく「お前が言うな」だよ。

>>226
そう思う。
ただ、クリントン政権末期みたいな健全・黒字財政が続いていたら、
もっとましな状態にできたかも知れないとも思うんだよね。
ブッシュが富裕層に減税したもんだから、上手くいくものもいかなくなった
面はあるんでないかと。


228 :世界@名無史さん:2005/12/29(木) 13:21:03 0
高坂正堯氏が、
アメリカは外国という環境を変えうると思いすぎるところがあるが、
日本はその逆に、それに無関心であるか、少なくとも国際環境を
帰ることができないと考える。すなわちそれを「与件」と考え、いかに
対応するかだけを考える、
と指摘していたっけ。
こういう体質は、日本だけでなく、ASEAN諸国にも共通しているように
思える。

「戦争をしないか、あるいは避けようとする。しかし、平和を作るための
崇高な努力もしない、それはただ、より強力な国々が作り出す国際関係を
利用する」

229 :世界@名無史さん:2005/12/29(木) 16:52:59 0
民主党の前原誠司代表がとりまとめを急いでいる外交・安全保障政策
に関する「前原ビジョン」の概要が二十八日、明らかになった。憲法改正
については、「制約された自衛権」という党の「憲法提言」の理念を踏まえ、
周辺事態への対応などに限り集団的自衛権の行使を容認する「限定行使」
という考えを明記。対中外交では、インドや東南アジア諸国連合(ASEAN)
など中国周辺国との関係を強化することにより、中国との関係改善を図る
「遠交近攻」政策を提示している。 

 外交政策についてビジョンは、(1)「万年野党」の外交政策はとらない
(2)アジアか米国か、日米同盟重視か国連中心主義かという二者択一
はとらない(3)タブー視されてきた議論に向き合う−との三原則を提示。

 特に、(3)に関するテーマとして、憲法改正、軍事、インテリジェンス
(諜報(ちょうほう))の三分野を具体的に例示。その上でエネルギー開発
協力、環境対策、経済協力を通じた「総合安全保障」戦略の構築を強調
している。

 憲法改正では、第三国からミサイルが発射されたり、日本海や東シナ海
などの周辺地域で国土の安全が脅かされ、周辺事態法に基づく措置が
必要となった場合に限り、集団的自衛権を発動するとした。こうした集団的
自衛権の「限定行使」を可能にするための憲法改正を訴える。
(中略)
 前原氏の中国「脅威論」発言で注目された対中関係では、人民解放軍
の軍拡路線を「現実的脅威」と改めて強調。その一方で、軍事面だけで
なくエネルギー確保や環境汚染問題などが他国との摩擦の原因になりうる
と指摘し、中国周辺国との関係を強化し、「長期的に日中関係を改善する」
ことを目指すとした。

(以下略、全文はソース元でご確認ください)
ソース(産経新聞)
ttp://www.sankei.co.jp/news/morning/29pol001.htm

230 :世界@名無史さん:2005/12/29(木) 23:16:03 0
>>201
李鴻章だったからあの程度で済んだとも言えなくもないと思いますがね。
敗戦処理の外交がほとんどだったから、交渉の結果非難されることが多いが。


231 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 11:56:21 0
外交史において、ヨーロッパの国が異教徒・異人種の国と同盟・提携を
結んだのは、
オスマン帝国と組んだフランスのリシュリュー枢機卿と、
1902年の日英同盟だけですかね?
(20世紀にトルコはNATOの加盟国になったけど)

232 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 12:42:07 0
ヴェネツィア共和国はしょっちゅう異教徒と提携してるような気もするが

233 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 13:43:59 0
貿易のために部族や国家と提携というか協力関係を築くのはよくあるな

234 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 15:33:13 0
>>231
フランスは、既にフランソワ1世がオスマンと同盟組んでなかったっけ?
ハイレディンの艦隊にマルセイユだかトゥーロンだか開放してやって
キリスト教世界から大顰蹙買ったって話があるでしょう?

235 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 16:18:27 0
>>232
ビザンツ帝国モナー

236 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 16:44:03 0
>>234
>キリスト教世界から大顰蹙買ったって話がある

イギリスのエドワード7世は、明治天皇にガーター勲章を贈る話が
持ち上がったとき、キリスト教国の君主ではなという理由で、
「何か他の代替手段はないか」
と言ったそうでつ。
やっぱりあの時代のヨーロッパ人にとって、異教徒・有色人種の国を
対等に遇するというのは抵抗があったのかもな〜
国際情勢板の「E.H. CARR <危機の二十年>読もう ★二時間目★」スレ
にも、英側も日本側も、なるべく触れたくない過去なのかもしれん
というカキコがあったし。

237 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 18:09:40 0
>>236

ていうか、こっち(日本)からすれば高々ガーターなのか、という気も。
#ガーターは名誉ある称号というのは分かっているよ。


238 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 20:18:10 0
268 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/30(金) 11:29:16 ID:aF8vX0jn
高坂さんは「文明が衰亡するとき」(新潮選書)で、
17世紀のオランダの平和政策をとりあげて、通商国家は偽善と狡猾に
陥りやすい体質を持つと指摘していたが、最近これを地で行くような
事件が起きた。

1995年、ボスニアのスレブニツァにあった国連避難所にいたムスリムの男性と
少年あわせて七千五百人がボスニア・セルビア軍に虐殺された。政府の委託を
受けたオランダ戦争資料研究所の調査報告書によると、国連防護部隊として
駐留していたオランダ部隊は、これを阻止しなかった。セルビア軍はムスリム
の集団から男性と少年だけを隔離し、オランダ部隊の駐留本部に隣接する場所
で拷問し、虐殺していった。だが、その叫び声が届いていたにもかかわらず、
オランダ部隊は介入しなかった。それどころか、セルビア軍に国連車両や
ユニフォームまで貸与していた。セルビア軍は後に、逃げようとしていた
ムスリムを捕らえるためにこれを悪用している。

239 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 22:13:59 0
>>230
李鴻章は、気の毒な外交官だよ。尻拭いばかりさせられていたからね。
身の上に同情したくなるね。


240 :世界@名無史さん:2005/12/30(金) 23:05:13 0
>>239
つーか、李鴻章ってロシアから賄賂を受け取っていたんだが。
“悲劇の人”という感じはあまりしないな。

241 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 00:20:55 0
中国の大官で賄賂を貰わないやつはいないだろう。そういう文化だし。

242 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 00:56:31 0
>賄賂
初期近代ぐらいまでのヨーロッパでもそういうとこあるね。
というか、そもそも決まった俸給が無かったし、
また、A国におけるB国の代表をA国(あるいは第三国であるC国)の人間が勤める、
(時には掛け持ちで)ということもザラだったから、
外交官の忠誠の観念も今とはかなり違っていた。

243 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 01:09:53 0
>>242
そーいやオーストリアの外相メッテルニヒは、もともとドイツの
ラインラント=プファルツ州コブレンツの生まれ。
ナポレオンがラインラントを占領したので、ウィーンに亡命してきた。

帝政ロシア時代の記録を読んでいると、各国の大使が要人に対して賄賂を
贈ったり、男女をあてがったりした記録がある。
その他にも、第三次英蘭戦争のさい、ルイ14世が絶世の美女ケルアイユ
を与えてチャールズ2世を篭絡し、イングランドを味方につけた
エピソードは有名。


244 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 08:26:43 0
賄賂をもらい、自分の懐を暖めつつ、自分の国の国益を守る一挙両得を
狙うのが外交官。

245 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 09:36:03 0
>>218
アメリカ人みたいにどこでも民主化できるという幻想を抱くのは困るが、
そうかといってヨーロッパ人のように、
「アラブ人は劣等人種だから民主主義なんて無理だ」
と考えるのも逆の意味で厄介なんだよな。

246 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 18:04:33 0
李鴻章の場合、専門の外交官ってよりは能力あるやつが
他に居ないから担ぎ出された感じがする。
たしかこの人、軍司令官とかの肩書きも持ってたんじゃなかったけ。

247 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 19:11:45 0
>>246
北洋軍という彼自身の私兵も持っていた品。
清仏戦争では虎の子の北洋軍閥に犠牲が出るのをいやがってフランスと講和。
さらにロシアから賄賂をもらって東清鉄道の敷設権を与え、事実上、東三省を
明け渡した形になった。


248 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 22:10:20 0
今年の春、中国の日本大使館に対してデモ隊が投石などを行った際、当局が
止めようとしなかったので国際的な注目を浴びたが、
実は中国人がウィーン条約を平然と踏みにじるのは過去にも前例がある。
以前、尖閣諸島の問題で摩擦が起きたときには、香港の日本領事館に
デモ隊が侵入して領事館員に暴力をふるう騒ぎになり、パッテン総督(当時)
がこれを非難する生命を発表。
さらにさかのぼって義和団の乱のときも、清朝は各国公使館を保護しようと
せず、逆にこれを利用して列強を中国から追い出そうと試みた。

どうも中国人にはなかなか国際法というものが理解できないのではと
思えてならない。


249 :世界@名無史さん:2005/12/31(土) 23:33:32 0
>248
なんか話題がずれてないか?

脱線ついでに、義和団の乱でいえば、上に出てる李鴻章や袁世凱
なんかの地方長官は、列強に対してちゃっかり中立を保ってるな。
地方政府が単独で外交交渉のテーブルにつくってのは、国としての
末期的な症状なんだろうけど。

250 :世界@名無史さん:2006/01/01(日) 09:14:10 0
>>249
つーか、当時の清朝政府の内部には排外派と統制派がいたんだが。
統制派は列強が本格的に軍隊を派遣したら義和団は対抗できないと考え、
排外派は義和団を利用して列強に宣戦布告しようとした。
(ちなみに西太后は排外派だった)

251 :世界@名無史さん:2006/01/01(日) 20:45:58 0
中国以外で外交官特権が公然と侵害されたのは、
イランのアメリカ大使館人質事件くらいかな?

252 :世界@名無史さん:2006/01/03(火) 02:01:58 0
オランダ出身の英国王ウィリアム(ウィレム)3世は、日本ではもっぱら
名誉革命との関係で取り上げられるが、ヨーロッパ外交史では、大陸に
統一勢力が出現しないようにするというイギリス外交のパターンを
確立した人物。

253 :世界@名無史さん:2006/01/05(木) 11:12:50 0
ハロルド・ニコルソンは外交はその道の専門家に任せるべしと主張したが、
歴史家のA・J・P・テイラーは、
「民衆はその一人一人を見ると無知で狭量であるように思われるかもしれない。
しかし、彼らは集団としての英知を携えており、殆どいかなる場合でも正しい
判断を下すのである。もしも私がイギリスの外交政策を指導しなければならないと
したら、外務省の専門家の助言よりも居酒屋の客たちの会話を聞いてから実行に
移すであろう」
と書いている。
外交について、これほどまでに正反対の主張が出てくるというのが面白い。

254 :世界@名無史さん:2006/01/05(木) 19:07:16 0
E.H.カーは「危機の二十年」のなかで、
世論が常に正しく、常に勝つべきものという思想をユートピアンと呼んで批判した。
ニコルソンもカーも元外交官だからとはいえ、俺はこっちの方が共感できるな。

255 :世界@名無史さん:2006/01/05(木) 20:50:46 0
>>254
ただ、知識人や専門家がつねに正しいとはかぎらないわけで。
戦後の日本の外務省のていたらくを見ているとよけいにそう思う。

256 :世界@名無史さん:2006/01/06(金) 17:13:32 0
高坂正堯氏が『古典外交の成熟と崩壊』で、ウィーン会議を取り上げて
18世紀の文化を「遊びの精神のある文化」と形容していたが、今でも
ヨーロッパ人にはこういうところがあるな。
例えばスイスのダヴォスで開かれる会議では、仕事のついでにそこで
スキーなどを楽しむのがふつう。
ヨーロッパ人の感覚では、そういう楽しみが一方になければ、肝心の仕事の
ほうにも力が入らない、と考えている。



257 :世界@名無史さん:2006/01/10(火) 22:09:11 0
盧武鉉大統領は「北東アジアのバランサーの役割を果たす」という外交戦略を
打ち出したけど、彼も外交史をもっと深く学んでいればこんなことは
言わなかったんじゃなかろうか。
バランサーというのはイギリスやアメリカみたいな国でないとできない
だろうに。

258 :世界@名無史さん:2006/01/10(火) 22:49:10 0
列強間でいいとこ付きしておいしい思いをしたい国家が、
時に「バランサー」を称することがある。
これは中規模国家としてはそれなりに悪くない狙い。

ルイ14世とハプスブルクを両天秤に掛けた近世サヴォイ公国以来の、
イタリア外交の伝統がその典型。

259 :世界@名無史さん:2006/01/10(火) 23:39:59 0
605 :世界@名無史さん :2006/01/09(月) 10:04:36 0
>>602
外交の類型について、商人的外交と武人的外交という分け方があるが、
ドイツは後者に当てはまることが多いね。
信頼関係を構築するよりも威嚇によって恐怖心を植えつけようとし、諸外国が
防衛のために連合すると、「われわれは包囲された」といって怒り出す、
というのがヴィルヘルム2世時代のドイツ外交のパターン。
あと、武人的外交に“不意打ち外交”“奇襲外交”というのがあって、
これは一時的に成功しても、長期的にはむしろマイナスになることのほうが
多い。

260 :世界@名無史さん:2006/01/10(火) 23:40:38 0
606 :世界@名無史さん :2006/01/09(月) 10:21:43 0
イタリアの外交はドイツ外交の正反対で、軍事力よりも交渉や謀略に
よって欲するものを獲得する、という型。
この型はビザンツ帝国からルネサンス時代のイタリアに伝わったもので、
ビザンツでは相手国の要人に賄賂を贈り、異民族同士をかみあわせ、
停戦を申し入れて相手がその軍備を解けば、これを攻撃するのが
ふつうだった。
また、同盟国と敵対国がいとも簡単に入れ替わるのもイタリア外交の
パターンで、二つの国を両天秤にかけて、ある時期にどちらかの国を
裏切る。
イタリア人の発想は中国人の「戦わずして勝つ」に近いのかもしれない。

261 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 00:03:51 0
>>258
でもノムヒョンは、19世紀的な英国のバランサーの役割を考えて
いるんだよな。
「我々がどこに付くかによって、アジアの勢力の版図が違ってくる」と
主張している。

262 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 08:32:13 0
中国の外貨管理局が「国際収支のバランスを保つよう努力する」と題して、
5日に発表した声明が波紋を広げている。
「中国政府が保有している米国債を売却するのではないか」との観測を呼ぶ箇所が含まれており、
米国のスノー財務長官が
「仮に中国政府が売却しても、次の買い手はすぐに見つかる」と発言する事態に発展した。
9日付で東方早報などが伝えた。

問題となっているのは、「国有資産をより効率的に運用できる方法を、積極的に模索していく」という部分。
スタンダード・チャータード銀行のエコノミスト、ステファン・グリーン氏は、
「表現は不明瞭だが、外貨管理局がドル資産を減らす意向であることははっきりしている」と指摘。
また金融関係者の中には、米国債の一部の運用先を金へと切り替えるのではないかと推測するものもいる。

こうしたことから、スノー長官は、5日に出演したテレビ番組の中で、
「米国債の価格が下がれば、損をするのは中国だ」
「仮に中国政府が米国債を売却しても、次の買い手はすぐに見つかる」などと中国側を牽(けん)制した。

なお、中国政府が保有する米国債は2005年10月末の時点で、2476億ドルで
日本に次いで世界第2位の額。
ttp://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0109&f=business_0109_006.shtml
↑これってアメリカに対して外交的脅しをかけたつもりなのかな?

263 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 12:34:34 0
>>258
とはいえ、そういった「バランサー」外交は、
周囲から「狡猾で信用できない」とみなされ、
長期的な外交資源である「信頼」を損なうのでは?

実質的に寝返っても信頼を損なわないためには、相当の正当化理由、詭弁、宣伝が必要だ。
「同盟しないと敵と見なす」と脅迫されたとか、
「自由と民主主義のため」とか「世界平和のため」とかなんとか。
イギリスやフランスはそのあたりが上手いけど、イタリアは全然駄目だね。

264 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/01/11(水) 14:55:50 0
イギリスがバランサーだったのは、18世紀だと思うよ。
ヨーロッパの諸国家の均衡を保つという意味では。
19世紀はパックス・ブリタニカとか栄光ある孤立とか、イギリスの最盛期で、
イギリスの存在が大きすぎて、イギリスが動くと全体がそちらに行ってしまう感じだ。

バランサーが上手くいく条件は、負けても自分が損をしない/出来れば勝つ相手につくことと、
裏切る(同盟相手を変える)大義名分を用意できるかどうかだと思う。
あと、対立する双方から、自分の陣営に加わって欲しいと望まれること。
第一次大戦のイタリアは「未回収のイタリア」問題があって、
同盟は結んでいてもオーストリアとは仲が余り良くなかったという話もある。
そこを突いた連合国側の勝ちだと思う。


265 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 15:10:36 0
イギリス外交を「商人型」、ドイツ外交を「武人型」、イタリア外交を
「策謀型」、アメリカ外交を「原理原則型」と形容したりするけど、
中国や韓国の外交はさしずめ何型?

266 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 18:37:56 0
何々は○○型なんて唯の妄想

267 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 20:27:42 0
>>258
韓国がバランサー外交を行うということは、具体的には米日から離れて、
露中朝の陣営につくということだけど、それで具体的にどんなオイシイ思いが
出来るんだろうか。


268 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 20:30:09 0
>>266
分類という概念を否定しましたね・・・・親父にも否定されたことないのに!

269 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 20:32:10 0
それは分類ではなく単純化と呼ぶ

卒論からやりなおせ

270 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 21:17:33 0
>>269
生徒にいちゃもんを付けるのが趣味の教授のお出ましだ〜。

271 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 21:19:17 0
>>263
ルーマニアもイタリアと同じで外交上手で内科医?
第一次世界大戦ではトランシルヴァニアを獲得、
第二次世界大戦では最初枢軸国として参戦したが、1944年8月の政変で
イオン・アントネスク元帥ら親独逸派を逮捕して連合国側につく。


272 :世界@名無史さん:2006/01/11(水) 21:31:35 0
生徒
プ

大学くらい行けよ高卒w

273 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 04:22:46 0
中露や日米の様な大国に囲まれていてバランサーとか言い出す韓国の大統領は
かなりのチャレンジャーだと思う。勢力均衡の要というより、仲介者という
意味で言ってるみたいだし。

274 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 05:02:00 0
七年戦争中の「外交革命」。

そもそもなんでハプスブルグとブルボンは対立していたの?
もともと対立していた理由が不明です。本にも載ってなかった。
誰か教えて。

275 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 09:42:18 0
>>273
韓国は大国に囲まれているという意味でイタリアより、むしろオランダや
ベルギーに近いと思うんだが。
こういう国は緩衝地帯になるのがふつうで、外交において自主性を発揮する
ことは難しいだろう。
大国に囲まれた国が何の計算も無く、調子こいて動くと天然ガス問題で
困った立場に追い込まれたウクライナのようなことになる。

276 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/01/12(木) 11:00:40 0
>>274
ドイツ西部・フランス東部の「領土・主導権争い」というか。
もともと、十五世紀後半にブルゴーニュ(ドイツ名ブルグント)公国が
フランスからの独立志向を強めてハプスブルク家と婚姻政策をとり、
ハプスブルク家がブルゴーニュを支配するようになった付近から対立関係が始まる。
この辺は複雑なので、ブルゴーニュ公国スレを見て欲しい。
その後、フランスはブルゴーニュの再統合(という言い方が適切か分からんが)を
含め、東への拡張政策をずっと続ける。そうなると神聖ローマ帝国皇帝でもある
ハプスブルク家としては、自分の勢力圏が脅かされることになるから
黙って見ていられない。

あと、スペイン王がハプスブルク家だった時代には、フランスにとっては
そちらからの圧迫もあった。こちらはスペイン継承戦争でブルボン家が
王位を継いだことで消滅するが。


277 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 12:57:02 0
>>274
イタリア戦争はハプスブルク家のカール5世とフランスのフランソワ1世の
争いだった。
三十年戦争で、フランスの宰相リシュリューは、おなじカトリックである
ハプスブルクではなく、プロテスタント諸侯を支持(中欧が分裂して弱体化
しているほうがフランスの国益にかなう)
ルイ14世がヨーロッパの覇権を目指した時代には、ハプスブルクはイギリス・
オランダと同盟を組んでこれを阻止。


278 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 17:49:44 0
李朝末期もそうだったが、なぜ韓国の外交というのはあんなにフラフラして腰が
座らないのかな。
昔も、中国(清朝)・ロシア・日本のどことくっつくのかはっきりさせないまま
小細工をして、結局国を滅亡させる。
外交の“自主性”に対して幻想を抱きすぎなんじゃなかろうか。

279 :世界@名無史さん:2006/01/12(木) 19:46:40 0
>>276
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/whis/1136992296/l50


280 :世界@名無史さん:2006/01/14(土) 23:15:35 0
ヘンリー・キッシンジャーはその著書『外交(上)(下)』(日本経済新聞社)で、
ドイツと日本とロシアに対する警戒心をあらわにしているが、彼は中国が
将来アジアの不安定要因になるとは考えないんだろうか?

281 :世界@名無史さん:2006/01/15(日) 05:26:41 0
キッシンジャーの中国に対する見方は甘いですなあ。自身の勢力均衡外交で
中国を取り込もうとした分、政治的に中国にはそういう見方しかできないんじゃ。

282 :世界@名無史さん:2006/01/15(日) 12:44:42 0
本人の回顧録ではそれほどでもないけど
機密文書解禁後に出版された周恩来との会談記録読むと
日本に関して相当エグイこと言ってるね

283 :世界@名無史さん:2006/01/15(日) 13:10:10 0
フォーリン・アフェアーズ
ttp://www.foreignaffairsj.co.jp/shop/mokuji/200508kissinger.htm
キッシンジャーが分析するテロ、北朝鮮、中国の台頭
ヘンリー・キッシンジャー
A World According to Kissinger/ Henry A.Kissinger

ワシントンが中国の台頭のペースを弱めるような措置をとれば、中国人は
アメリカのことを自分たちの国家目標を実現する上で最大の障害とみなす
ようになる。アメリカはこのようなリスクをあえて引き受けるのか。
それとも、これまでどおり、アメリカの国益が脅かされそうな場合には
それを守りつつ、中国との協調路線をとるのか。
私はどちらかといえば、後者の路線のほうが好ましいとみている。私は
アジアにおける新しい秩序の均衡が必要だとみているし、この均衡の
一翼をアメリカが担いたいのなら、対中冷戦を再現するのではなく、
協調路線をとるほうが賢明だろう。対中冷戦路線をとれば、中国の近隣に
位置する諸国のすべてにどちらにつくかの選択を強制することになり、
そのような状態をつくり出したアメリカが批判されることになる。
これでは、中国の近隣諸国におけるアメリカの立場を強めるどころか、
弱めることになる。

284 :世界@名無史さん:2006/01/15(日) 22:56:36 0
ニクソンは日本人を内心では軽蔑していたが、それでも冷戦後、日米は友人には
なれなくても同盟関係は維持すべきだ、とNewsweek誌に寄稿していた。
キッシンジャーの中国に対する過剰な思い入れというのはちょっと理解しがたい
ところがある。
これは彼がヨーロッパ出身だからなのか、それともユダヤ系だからなのか…

285 :世界@名無史さん:2006/01/15(日) 23:06:54 0
アメリカで中国との対決姿勢が強まれば、台北との関係を切って北京と国交回復した
キッシンジャーの外交路線が再評価されかねないからじゃねw
この人はただの学者とか評論家というだけじゃなくて、政策立案者でもあったわけで。
まあ対中エンゲージメント論者は日本を完全に外交上の安全パイと思ってるから米中
接近なんて無責任に言えるんだろうね。日本がそれを契機に自立化したり、米中に挑戦
するとは思ってない。「真珠湾を忘れるな」っつて繰り返す割には、学んでないね。

286 :世界@名無史さん:2006/01/16(月) 00:59:39 0
>対中エンゲージメント論者

ズビグニュー・ブレジンスキーもそうだったな。
日本のことをアメリカの事実上の保護国と書いてたっけ。
ブレジンスキーは米中の衝突は避けられると主張するが、その逆に、
ジョン・ミアシャイマーは、中国は平和的に台頭することができないと説く。
「なぜ、我々は中国が米国と異なる行動をとることを期待する?」
「中国人は、西洋人と比べて、より理にかなっていて、より良心的で、
より国家主義的ではなく、彼らの生き残りにも関心がないのか?」

287 :世界@名無史さん:2006/01/16(月) 19:07:48 0
イランは中東の国の中では外交上手だと思わない?
今回の核問題でも、安保理では最終的に中露が反対に回るという計算が
あるようだし。
第二次世界大戦末期にイランはイギリスとソ連に分割占領されたが、シャーが
アメリカの軍事顧問団を招聘したおかげで、イランに居座ろうとしたソ連軍を
無事撤退させることに成功した。
(ソ連に石油利権を与えることと引き換えだったが、その後議会がこれを
否決したために、結局スターリンはイランから何も取れなかった)


288 :世界@名無史さん:2006/01/17(火) 16:14:22 0
>>287
今回の核問題では、タイミングは絶妙。
石油の需給が締まっているから、
イランへの制裁は原油高騰と世界の景気後退を招きかねない。
しかし、こういう交渉のやり方は、イランの後の世代に禍根を残すよ。
せいぜい中策で、上策ではあるまい。

まあ、原油高がプラスのロシアは、問題なく制裁賛成に回るだろう。
中国も発言権を最大限高く売りつけるため、賛成回答を渋っているだけではないか。
ただ、アメリカが本気で制裁するつもりが有るのか・・・
イランの民主化勢力を使って、指導者を暗殺する方が早いんじゃない?

289 :世界@名無史さん:2006/01/17(火) 20:11:28 0
シャーがサダム・フセインと結んだアルジェ協定もイラン外交の勝利だったな。
クルディスターン民主党のバルザーニーを使ってイラクを揺さぶり、両国の
国境線をシャット・ル・アラブ河の真ん中にすることに成功。
これと引き換えにイランはクルドへの援助を中止。

290 :世界@名無史さん:2006/01/17(火) 20:22:00 0
主要国は色んな思惑があって動きづらいかもしれんが、イスラエルは単独でも
核関連施設の空爆とかしかねないような。


291 :世界@名無史さん:2006/01/17(火) 20:47:01 0
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060118k0000m030083000c.html
イラン核問題:米シンクタンクのファーガソン氏に聞く


292 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/01/17(火) 21:10:34 0
>>288
その問題について、ロシアはロシアなりの提案を持ってるらしいが、
蹴った(蹴る)のはどっちだろう?
それ次第で、短期的にはロシアはどうとでも転ぶと思う。

中期的には、ロシアは必ずしも急激な高騰を望んでいるわけではないと思う。
原油高は確かに輸出を通した国家財政にはプラスだが、同時に
国内消費分=庶民の暖房費やガソリン代も高騰してしまうからね。
国内向けを安くしようと思えば輸出との差額分の補助金を出すことになるが、
それも政府には負担になる。
加えて代替エネルギーの開発も進むし。

石油業界の代表のような面もあるらしいブッシュと違って、
プーチンはその辺も見越したバランスのいい値段を望むと思う。
経済制裁までは賛成するにしても、それ以上に踏み込むとなった場合に
渋る可能性は高いんでないかと。


293 :世界@名無史さん:2006/01/18(水) 14:08:40 0
イランが核武装したら、旧ソ連のアゼルバイジャンやトルクメニスタンには
どんな影響があるだろうか?
(イランはカスピ海にも面している)
また、核が他のイスラーム諸国、たとえばアルジェリアやリビアにまで
拡散することはヨーロッパ諸国も許さないのでは?

294 :世界@名無史さん:2006/01/18(水) 20:08:28 0
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20060118k0000e030036000c.html
米国:イラン核問題、IAEAで安保理付託投票の見通し
【ワシントン笠原敏彦】

マコーマック米国務省報道官は17日、イランの核開発問題をめぐり、
来月初めに開催見通しの国際原子力機関(IAEA)の緊急理事会では、
中露の姿勢にかかわらず安保理付託を問う投票が行われる、との見通しを
示した。また、イランが再び英仏独3カ国との交渉に関心を示している
ことについては「けむに巻く行為」と一蹴し、安保理付託に向け
外交攻勢を強める姿勢を明確にした。
報道官は、安保理付託を支持する理事会の「票はある」と改めて主張。
緊急理事会では「その行動(投票)が取られるだろう。ロシアや中国の
投票行動はそれぞれの国に聞いてほしい」と語り、安保理常任理事国の
中露の態度とは関係なく、米国は投票を視野に入れていることを示唆した。
報道によると、イランのモッタキ外相は17日、英仏独に交渉再開を
呼びかけた。イラン側のこうした姿勢については「事態をかき回そうと
しているだけで、真剣に交渉を行う準備ができていることを示す兆候は
何もない」と指摘した。

295 :世界@名無史さん:2006/01/19(木) 11:29:46 0
遅浩田氏(元中国国防長官、中国中央軍事委員会副委員長)のスピーチ原稿
ttp://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d82122.html
戦国時代においては、ひとつの国の発展は、別の国に対して脅威を意味している。
これこそ、世界歴史の法則であり、西側諸国の外交の核心と基盤である。
西側諸国の外交の元祖は、フランスのリシュリュー枢機卿である。彼は初めて
外交の領域で「中世の『愚かさ』から脱け出し、道徳と宗教の束縛を捨て、
すべて国家利益を軸心にして回転する」現代外交の方針を創始した。それに
よってフランスは200年あまりのヨーロッパ支配を享受した。彼が画策した
30年の戦争は、ドイツの国民を無残に蹂躙し、ドイツを小さい国々に分裂
させ、長い動乱状態を強いた。この状況は、ビスマルクがドイツを統一する
まで続いた。ドイツの統一過程は、ビスマルクの「戦争権」がなければ、
国家の統一もなく、更に発展権利もないことを証明した。

296 :世界@名無史さん:2006/01/19(木) 11:32:31 0
一般的に、内政は外交を決定する。これは間違いないが、この利益紛争の時代
において、外交が内政を決定することもありえる。これは、理論上の論説だけ
ではなく、中華人民共和国の歴史経験上の事実である。70年代に中国の国防
支出は、科学、教育、文化、保健などの支出の総計よりも多かった(人民の
生活は比較的に貧しかったから)。私は勿論現在中国の軍事支出が科学、
教育、文化、保健の総計を超えるように望んでいない。実際、中国において
最も投資すべきなのは、教育である。我々はもちろんより多くの予算を科学、
教育、文化、保健に使いたい。しかし、列強がこれを許すだろうか?

↑この軍事委員会副委員長は、西側諸国の外交についてなにか勘違いを
しているような…西側が、いまだに19世紀の社会ダーウィニズム的な
価値観を抱いていると思っているんだろうか?

297 :世界@名無史さん:2006/01/22(日) 18:27:53 0
ほっしゅ

298 :世界@名無史さん:2006/01/22(日) 19:50:41 0
アラブ諸国はなぜ外交が下手なんだろうね?
アラブ諸国が外交で勝利したのは、スエズ危機とオイルショックだけじゃ
ないの?
イスラエルのシャロン政権との和平交渉も遅々として進まなかったし。

299 :世界@名無史さん:2006/01/23(月) 23:20:00 0
お互いのメリットや妥協じゃなくてガイキチ原理主義に足引っ張られるからじゃねえ?
下手に妥協したら即暗殺だし

300 :世界@名無史さん:2006/01/24(火) 10:23:10 0
イスラエルの外交姿勢は、1871〜1945年のドイツと妙に似たところがあるね。
周辺諸国からは脅威として見られているが、自らは非常に脆弱な立場にあると
感じていて、絶えず包囲される危険にさらされていると考えていた。

猪瀬直樹がドイツのことを、
「世界というものが無限の弱肉強食の連鎖であるという世界観を国家として
非常に躯が柔らかい思春期みたいなときに、強烈な被害者意識の裏返しとして、
つまりトラウマとして抱いた」
と述べていたが、これはイスラエルにもあてはまるのでは。


301 :世界@名無史さん:2006/01/25(水) 20:31:50 0
この間ウクライナが、ロシアが天然ガスの値段を一気にあげたので
慌てふためいて抗議したが、親米・親EU路線を取りながら、
ロシアがいままでと同じ割引価格で天然ガスを売ってくれると思っていたの
だとしたら、チョト甘すぎないか?
ユーシェンコは対ロシア外交をどう考えていたんだろう?

302 :世界@名無史さん:2006/01/28(土) 14:25:41 0
ナポレオン戦争〜ウィーン会議までのイギリス外交の粘りは相当なものが
あったと思わない?
ナポレオンのイタリア遠征から百日天下まで、全部で7回の対仏大同盟が
結ばれている。
イギリスはそのうちアミアンの和約(1802〜1803)を除いてずっとフランスと
敵対関係にあった。
大陸封鎖令は結局ナポレオンの没落につながったが、イギリスも不況に
襲われ、ジョージ3世の発狂・パースヴァル首相の暗殺などが重なった。
ちょうどこのときナポレオンのロシア遠征が失敗し、イギリスは苦境を
脱するわけだが。

303 :世界@名無史さん:2006/01/30(月) 10:53:59 0
読まずに質問。ヴェルサイユ条約(1919年)から1928年までの10年は、立花氏が語るように、
国際連盟の常任理事国で国際社会で現在より遙かに高いポジションにいたことは確かなの?
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051117_60year/index4.html

304 :世界@名無史さん:2006/01/31(火) 19:32:48 0
そりゃ軍事的にも軍縮会議にメイン、地理的にもアジアの大国、
政治的にも常任理事国だもの。

アメリカが引きこもってソ連が世界からハブられて
ドイツがぐちゃぐちゃの当時じゃ押しも押されぬ大国ですよ。


305 :世界@名無史さん:2006/02/05(日) 22:35:12 0
ttp://workhorse.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/post_03ce_1.html#more
指導者の資質(下):ブッシュ大統領の資質

つまり、彼は我々に対して「敵か味方か」という2つの選択肢しか用意して
いない。しかも、例えどちらの選択肢を選んでも、アメリカがイラクに侵攻
するのは確定しているので、我々は「敵になったとき、味方に付いたとき」
それぞれの場合についてアメリカの対応を予想する必要がない。単純に、
敵になったときに受ける嫌がらせの数々を予想できればそれで十分であり、
二手先三手先を読む必要それ自体がほとんど無いのだ。

306 :世界@名無史さん:2006/02/05(日) 22:36:51 0
そのほぼ対極にある戦略が、フランス辺りがお得意のエレガントな戦略だ。
「敵か味方か」みたいな野卑な迫り方は絶対にしない。ああいうヤンキー
共とは生まれも育ちも違うのである。直接的な表現は避け、老獪に物事を
運んでいくのを身上とする。

本来、ヨーロッパの「エレガントな外交」は、小規模国家には最適な
戦略なのだろう。小国がどう立ち回ろうが、周りの大国は彼らの戦略
なぞ端から無視するから、小国の複雑な外交戦略が大国の読み違いを
招くことは少ない。逆に小国が「敵か、味方か」などとやろうものなら、
周辺諸国が一斉に敵に回って踏み潰されるのがオチである。

307 :世界@名無史さん:2006/02/07(火) 18:59:23 0
アンリ・トロワイヤ『女帝エカテリーナ』(中公文庫)の中に、
サンクト・ペテルブルク駐在英国大使サー・チャールズ・ウィリアムズが
ポーランド貴族のスタニスワフ・ポニャトフスキをエカテリーナに愛人と
して紹介して近づこうとする場面がありますが、
これがいわゆる“閨房外交”?

308 :世界@名無史さん:2006/02/13(月) 14:22:27 0
閨房外交時代には加藤鷹の様な人が最強外交官か。

309 :世界@名無史さん:2006/02/14(火) 02:35:18 0
>>308
ただのおちんちん大魔神より小粋でおされなおちんちん魔神の方がいいだろう。


310 :世界@名無史さん:2006/02/15(水) 10:06:21 0
>>309
貴族的に洗練されたお塩先生ですね!

311 :世界@名無史さん:2006/02/17(金) 22:23:37 0
hosyu

312 :世界@名無史さん:2006/02/21(火) 23:16:19 0
現代でも美人局を外交に使ってる国もあるしなあ

313 :世界@名無史さん:2006/02/21(火) 23:29:36 0
ルイ14世は絶世の美女ルイーズ・ケルアイユを英国のチャールズ2世に
贈って、英国をカトリック陣営にひきつけることに成功。
この時期、オランダ共和国は英国とフランスから挟撃される羽目になった。

314 :世界@名無史さん:2006/03/02(木) 23:26:57 0
預言者ムハンマドの風刺画問題で、デンマークやノルウェーの大使館が
放火される騒ぎになったが、これってれっきとしたウィーン条約違反だよね?
なのに日本のイスラーム研究者の中には、すでに大使館襲撃という外交問題に
発展しているときに、表現の自由などという価値観を持ち出しても解決の糸口
はつかめない。政治的解決のためには、ジャーナリズムとは切り離して、国家
の姿勢を示すべきであるなんて主張している人がいるのには違和感を感じたよ。


315 :世界@名無史さん:2006/03/03(金) 02:35:39 0
イスラム≒触らぬ神に祟り無し状態だからね

316 :世界@名無史さん:2006/03/03(金) 02:48:12 0
イスラムなんて石油が無くなれば、世界中誰も相手にしなくなるだろう
そうすればイスラムは勝手に自滅する

317 :世界@名無史さん:2006/03/04(土) 02:02:26 0
逆に今度こそテロしまくりなんじゃないのかな

318 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/03/04(土) 10:46:06 0
>>315
そうでもないぞ。
スエズ運河からマラッカ海峡まで、イスラム諸国で押さえられてるからな。
人の輸送は飛行機だろうが、物資の輸送はまだ船がメインだから。
万一このルートが全部使えなくなって、喜望峰からオーストラリアの南を
通らなければならなくなったら、国際物流が大混乱に陥るのは目に見えてる。
どっちか一方だけでも大損失だ。


319 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/03/04(土) 10:47:59 0
>>315>>316の間違い。

320 :世界@名無史さん:2006/03/05(日) 22:11:18 0
18世紀のポーランド分割だけど、
ロシア・プロイセン・オーストリアの三列強にとっては、
ポーランド王国を弱体化させたまま存続させるのはそんなに不都合だったん
だろうか?

321 :世界@名無史さん:2006/03/06(月) 21:16:30 0
列強ごとの温度差は、
ロシア:とにかく1ミリでも領土を広げたい
プロイセン:(ロシアとの緩衝地帯として)存続は望ましい。しかし(飛び地を解消するため)ポーランド回廊は是非とも欲しいが。
オーストリア:存続支持派。ただロシアのバルカン進出の矛先をそらすには一部の分割もやむを得ない。
フランス:ポーランドは伝統的な友好国。ロシアあるいはハプスブルクに対する盾として是非とも存続は望ましい。
イギリス:東欧にはあまり興味なし
・・・って感じじゃないかな。

ロシアが推進し、プロイセンが追随し、自分とこだけ取り残されるのが嫌なオーストリアもしぶしぶ加わった、と。
そしてそこに、七年戦争によるフランスの威信低下及び革命による国際システムからの一時的離脱、
&イギリスの消極的承認、という要因が加わった、と。

322 :世界@名無史さん:2006/03/07(火) 21:03:50 0
ポーランド分割が行われた時期は、イギリスもアメリカ独立戦争とその敗北で
威信を低下させていたからなー

323 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/03/07(火) 23:31:29 0
第一回のポーランド分割は1772年。
アメリカ独立戦争は1775年から。
新大陸の植民地と戦争が起きそうなので、ポーランドどころではなかった
という感じかと。>イギリス

第二回と第三回はフランス革命の真っ最中だしね。


324 :世界@名無史さん:2006/03/08(水) 00:23:20 0
ポーランド分割を見逃したのと、
1787年にオランダの親仏政権崩壊(←プロイセンの軍事介入による)を見過ごしたのが、
18世紀後半のフランス・ブルボン朝の二大面目丸つぶれ事件だな。
どちらも大革命への一里塚。

325 :世界@名無史さん:2006/03/08(水) 00:48:20 0
第一次露土戦争は、エカテリーナ2世のポーランドへの野心を警戒した
フランスが、オスマン帝国をたきつけて宣戦布告させたものだった。
もっともオスマン帝国はロシアに敗北してクリム=ハーン国を失うことに
なるんだが。


326 :世界@名無史さん:2006/03/09(木) 19:46:15 0
913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 20:04:56 ID:2vt2zFiy
ttp://www.atimes.com/atimes/China/HC04Ad01.html
China, India and the land between
By Michael Vatikiotis

アジアタイムズ:インドと中国、そして、その中間の国々
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
インドと中国のライバル関係が、外交、経済、軍事分野でのアジア内
影響力拡張を目指して競われる時代がこようとしている。
それは、東南アジアなどの、周辺の小国にとって、どういう意味があるのか?

と問う評論。

大変明確に、筆者は東南アジア諸国は二強の争いの中間にいて、バランスを
とりながら漁夫の利を狙えばよいのだ、という。

Comfortably in the middle

Southeast Asia is in a prime position to play the middleman. With large communities of
overseas Chinese as well as overseas Indians, the region is a natural meeting point
for corporations from both powers. And although direct foreign investment from China
and India into the region may still be relatively small, all indications point to rapid
future growth.

つまり、かっての冷戦時代に東西両側に色目を使って支援や交易をせしめた
一部の小国のような態度が宜しい、という。
(しかしちょと、この話は甘すぎのような気がしないでもないような)

327 :326:2006/03/09(木) 19:47:59 0
↑こんな意見があるんだけどさ、歴史上、弱小国が強大国の狭間で
日和見主義的な外交をして成功した例ってある?


328 :世界@名無史さん:2006/03/10(金) 00:57:53 0
>>327
成功が何を指すかがわからんが、国家の命脈を保つという意味なら成功例の方が
多いのでは。どのみち弱小国は体勢決したときに支配を受けるものだし。
一発逆転なら国内に松平さんの例はあるけど、、、エロイ人漏れんも教えてください。

329 :世界@名無史さん:2006/03/10(金) 01:59:28 0
>二強の争いの中間にいて、バランスをとりながら漁夫の利を狙えばよいのだ

近世のオランダはそういう外交をしていたが、結局イギリスとフランスに
挟撃されてあぼーん。

あとは中世のヴェネツィア共和国と、第二次世界大戦時のタイ外交くらい
かなあ?

330 :世界@名無史さん:2006/03/13(月) 21:05:13 0
>>329
ヴェネツィアの場合、ビザンツ帝国が文明度が高く経済的には豊かでも、
軍事的には弱体だったという条件のおかげでは。
ビザンツ帝国が滅んで、代わりにオスマン帝国が勃興すると、たちまち
苦境に追い込まれる。
おまけにこの時期には西欧でも中央集権的な大国がイタリアの都市国家を
圧倒するようになった。

331 :世界@名無史さん:2006/03/14(火) 20:23:48 0
>>326
でも周辺国の立場からすればこの主張も当然でしょ
最近の日本の反中国的論調でインド・東南アジアとの連携がよく主張されるが
あまりに恐中病的態度を見せると、先方に足元見られて
日中を噛み合わせて最大限の利益を得ようとされるでしょう


332 :世界@名無史さん:2006/03/19(日) 20:00:08 0
国際政治学で従属理論(国際体系は中枢の国々と周辺の国々で成り立っており、
中枢に位置する国は、国際体系から利益を享受するが、同時に、競争のために
制約される。次に周辺に位置する国は、弱体であるがゆえに中枢の設定する
原理や世界の動きに影響されすぎて、自立的に成長する能力を失う。しかし
安全保障のための、あるいは権力政治のためのコストは小さい)というのが
ありますが、
ごくまれに、周辺の国でコストは小さく、体系の制約がマイナスにならない
国というのが出てきます。こういう現象はなぜ起こるのでしょうか?

333 :世界@名無史さん:2006/03/23(木) 00:17:05 0
UAE(アラブ首長国連邦)の企業ドバイ・ポーツ・ワールド社が仕掛けた買収に、
アメリカ議会が「アメリカの安全保障にとっての脅威だ、UAEの会社が港湾施設
管理を行うのはアメリカの主権が失われる」とヒステリックな非難を浴びせて、
結局買収を断念させるという事件があったが、
アメリカ外交はだんだん冷戦以前のスタイルに回帰しつつあるように思える。
1914年にパナマ運河が開通したとき、アメリカ議会が外国船から通行料を徴収
する案を通してしまい(英米船舶の差別はしないと明文化したヘイ・ポーンス
フォート条約の違反だった)、イギリスが抗議するという事件があった。
アメリカ議会はわがままで、横紙破りの大将、他国に対して配慮せず、
外交と内政の区別をつけない面がある。

334 :世界@名無史さん:2006/03/23(木) 00:36:44 0
>>332
>ごくまれに、周辺の国でコストは小さく、体系の制約がマイナスにならない
>国というのが出てきます。

これはいわゆる半周辺のことやろね。
世界システム論では、要素間の可動性を理論的に確保するため、
半周辺という第三項が置かれている。
中枢−周辺の二項だと話がガチガチになるんやろ。

335 :世界@名無史さん:2006/03/31(金) 00:09:00 0
bhossy

336 :世界@名無史さん:2006/04/03(月) 15:50:25 0
>>56-59
最近、英米で「新植民地主義」「新帝国主義」が説かれるようになったが、
これは要するに1914年以前の自由貿易体制の時代には、ヨーロッパ諸国が
世界を支配することで秩序を維持していたが、現在はそのようなものが
ないので、両大戦間期のような不安定な状況になる恐れがあるのが原因
だと思う。






337 :世界@名無史さん:2006/04/09(日) 14:37:51 0
>>336
またシーパワーが必要とされる時代に来るのかな。
今でも必要と言えば必要だけど。。

338 :世界@名無史さん:2006/04/09(日) 18:58:09 0
>>337
19世紀には、欧米諸国はアジア・アフリカの後進国の反発など、軍艦数隻で
片付けることができた。
そうやって世界の金融・貿易・通信の秩序が維持されていたわけなんだが。
しかし現在は先進国とその他の国々の軍事力の格差が縮まっている。

339 :世界@名無史さん:2006/04/17(月) 22:48:32 0
hosyu

340 :世界@名無史さん:2006/04/18(火) 19:14:13 0
>>336
国家主権を越えた問題が山積で、
何事も国際協調しなきゃ行けない状況をさして、
新しい中世とか新しい帝国っていってんじゃないの?


341 :世界@名無史さん:2006/04/28(金) 00:40:05 0
アメリカのアジア研究者のケント・E・カルダーが、『フォーリン・アフェアーズ』
誌上で、
「南北朝鮮間の紛争のリスクが低下していくにつれて、朝鮮半島への影響力を
競い合う中国と日本の古くからのライバル意識が再燃する危険もある。
1894〜95年の日清戦争も、朝鮮半島をめぐる日中のライバル意識に触発
された部分がある。また、朝鮮半島の統一や和解というシナリオも、北東アジア
において(必ずしも友好的でない国に)包囲されるという日本の危機意識を
高めずにはおかない。事実、北朝鮮と韓国の軍隊が一つに統合されれば、
日本の自衛隊(SDF)の10倍規模の軍隊が朝鮮半島に誕生する」
と論じていた。
日本外交で「アジア主義」的な考え方が、いまだに右にも左にも残っているのが
チョト気がかり。
思えば、日清戦争の前に朝鮮半島に関わり始めたのがその後の日本の運命を
狂わせたのかもしれない。
陸奥宗光は李氏朝鮮を、ベルギーやスイスのような列強が保証する中立国に
する案に魅力を感じていたが、当時の欧州列強は朝鮮半島の問題に真剣に
関わるつもりが無かったから、この案は実現不可能だった。
今はIAEAや六ヶ国協議があるから、それほど深刻な状況にはなっていない
けれど。

342 :世界@名無史さん:2006/05/10(水) 19:03:24 0
ヴィルヘルム2世時代のドイツの外交について語らない?
外交の失敗例として。

343 :世界@名無史さん:2006/05/13(土) 01:27:47 0
中東の軍事情勢2
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1140235705/

>>318
583 名前:名無し三等兵 投稿日:2006/05/13(土) 01:15:58 ID:???
ああついでに、>>581のスエズからマラッカ海峡までって、
エジプト以外関係ねえじゃねえか…

(マラッカ海峡は「実質」国際水路なので)


344 :世界@名無史さん:2006/05/14(日) 00:07:28 0
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20060514k0000m030075000c.html
イスラム首脳会議:核開発の権利を主張した共同宣言採択
【ジャカルタ井田純】

インドネシア・バリ島で13日、インドネシア、イランなどの首脳が出席して
イスラム途上国8カ国(D8)首脳会議が開かれ「原子力を含む代替エネルギー
の開発推進」を盛り込んだ共同宣言を採択、閉幕した。
イランの核開発問題に直接は触れていないが、間接的に途上国の核開発の権利を
主張した内容となった。
閉幕後の会見でインドネシアのユドヨノ大統領は、イランの核問題について
「イランのアフマディネジャド大統領には、国際原子力機関(IAEA)と
協力し、平和的解決を図るよう求めた」と述べた。

345 :世界@名無史さん:2006/05/14(日) 00:08:16 0
会議でイランのアフマディネジャド大統領は、「イスラム世界の繁栄と
世界の平和のため、D8は一致して取り組むべきだ」と述べ、核開発を
めぐる米欧の批判が高まる中、イスラム圏の大国に協力を訴えた。
共同宣言はまた、イランの世界貿易機関(WTO)への早期加盟のため
加盟国が協力することなどを確認した。

↑イランが以降はなかなか巧妙だな。



346 :世界@名無史さん:2006/05/14(日) 00:20:03 0
×が以降
○外交

347 :世界@名無史さん:2006/05/14(日) 14:26:48 0
松岡洋右の綱渡り外交に似た例は世界史上ある?

348 :世界@名無史さん:2006/05/15(月) 00:46:55 0
松岡洋右なんてダメだろ。 
伊太利のようにどうころんでも戦勝国なんてやり方が最強。

349 :世界@名無史さん:2006/05/27(土) 23:40:56 0
日本人は自国のことを外交下手だと思っているが、
案外他国の人間は、「日本人というのはいつもうまく立ち回る狡猾なヤシらだ」
と思っていたりして名。

350 :世界@名無史さん:2006/05/28(日) 12:05:24 0
機密文書解除でキッシンジャーが田中訪中前後
日本人をジャップ呼ばわりで「最悪の裏切り」と非難してたと
共同が伝えてたがそんなこと言う資格あるのか
己の極秘訪中で日本がどれだけ迷惑したか

351 :世界@名無史さん:2006/06/10(土) 00:46:29 0
坊やだからさ

352 :世界@名無史さん:2006/06/10(土) 02:23:19 0
>>350はキッシンジャーらしい釣り 共同も釣りなのをわかった上で伝えてる。共同の歴史を調べれば一目瞭然。
角栄が中国に行ったのは常識的に考えてアメリカの意図

353 :世界@名無史さん:2006/06/10(土) 09:17:28 0
>>340
ウェストファリア体制以降、国際政治の主体は主権国家に限定されていたのが、国家横断的、
脱国家的な主体(国際組織、NGO、国際的テロ組織などなど)が再び、国際政治の主体として
登場することにより多様化してきた、というのが「新しい中世」論の主眼かと思う。

その背景には、世界的な主権国家の枠組みを超えた問題の発生というのがあるのはその通りだが。

354 :世界@名無史さん:2006/06/13(火) 18:01:14 0
ttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060613ia02.htm
武器3原則の例外初適用、インドネシアに巡視船供与

政府は13日の閣議で、マラッカ海峡のテロ・海賊対策として、インドネシア
に対し、巡視船艇3隻を政府開発援助(ODA)で無償供与することを決定した。
政府は2004年12月、テロ、海賊対策支援などに関する武器輸出について、
「個別の案件ごとに検討のうえ、結論を得る」との見解をまとめ、武器輸出
3原則の例外として検討する仕組みを設けた。今回は初の適用となる。
政府は今回、インドネシア政府との間で、〈1〉テロ・海賊取り締まりなどに
用途を限定する〈2〉日本政府の同意なく、第三者に移転しない――ことで合意。
安倍官房長官は、「武器にあたる巡視船艇の提供でも、外国への武器輸出を
原則として禁じた武器輸出3原則の対象外になる」との談話を発表した。
談話では、多発するテロ・海賊への対策に取り組む途上国への支援の重要性を
指摘した上で、「今後も、武器輸出3原則では、国際紛争を助長することを
回避するという基本理念を維持していく」としている。

355 :世界@名無史さん:2006/06/26(月) 22:22:10 0
ほn

356 :世界@名無史さん:2006/07/06(木) 20:55:20 0
今回のテポドン発射は世界史から見たらどう位置付けられるのだろう?
ただの自殺志願?

357 :世界@名無史さん:2006/07/06(木) 23:04:06 0
北朝鮮の孤立(韓国・盧泰愚政権の北方外交)
    ↓
北朝鮮の瀬戸際外交(NPT脱退、核開発)
    ↓
多国間による暫定的安定(枠組み合意→KEDO)
    ↓
北朝鮮の孤立(ブッシュJr政権の強硬政策転換)
    ↓
北朝鮮の瀬戸際外交(IAEA脱退)
    ↓
多国間による暫定的安定(六カ国協議)
    ↓
 今この辺

358 :世界@名無史さん:2006/07/08(土) 23:12:31 0
北朝鮮の孤立(ブッシュJr政権の強硬政策転換)
    ↓
北朝鮮の瀬戸際外交(IAEA脱退)
    ↓
多国間による暫定的安定(六カ国協議)
    ↓
北朝鮮の孤立(六カ国協議をごねる)
    ↓
北朝鮮の瀬戸際外交(IAEA脱退)
    ↓
日米による軍事制裁(予定)


とかないかなー

359 :世界@名無史さん:2006/07/08(土) 23:18:53 0
軍事制裁って、ワリ食うのは自衛隊と我々国民だぞ。
NはないかもしれんがBやCはあるかもしれないんだから。ミサイル怖ぇ。

360 :世界@名無史さん:2006/07/08(土) 23:31:42 0
なぜNがないかもしれんと言えるのか。
Nこそ北の生命線。必ず使うよ。

361 :世界@名無史さん:2006/07/10(月) 16:55:33 0
貴重なミサイルを撃たんでも
余ってる人間を放出するだけで周辺諸国は大パニックになるのになあ

362 :世界@名無史さん:2006/07/10(月) 18:26:00 0
そんなことしたら外に出て行った連中が結束して強力な反金正日組織を作っちゃうじゃないか。

363 :世界@名無史さん:2006/07/11(火) 14:12:31 0
安倍氏が外交理念発表へ、自由・民主をアジアに拡大
ttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060711i101.htm

自民党総裁選の有力候補である安倍晋三官房長官が政権構想としてまとめた
外交に関する論文を近く米国の外交雑誌などに発表することが10日、明らか
になった。「安倍外交」の哲学として自由、民主主義、人権、法の支配という
四つの普遍的価値観をアジアや 世界に広める姿勢を打ち出すのが主眼。
中国と北朝鮮の人権状況について国名を挙げて懸念を表明するほか、北朝鮮の
ミサイル発射を糾弾することにしている。
関係者によると、安倍氏は、国内外に政権獲得後のアジア外交を不安視する声が
あるため、総裁選前に外交理念を整理し、提示する必要があると判断した。
安倍氏は論文で、自由や民主主義などの普遍的価値観を共有できる米豪印3か国
などと連携し、アジアを中心にその拡大に積極的に取り組む方針を打ち出す。
多様な政治・社会体制の国々が混在するアジアや中東との外交でも、相手国の
民主化や人権状況を重視 する立場を明確にし、国際社会に「安倍外交」の一貫性を
印象づける狙いがある。

364 :世界@名無史さん:2006/07/11(火) 14:20:45 0
>>法の支配
いいね。

365 :世界@名無史さん:2006/07/11(火) 18:58:49 0
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060711-00000027-jij-int
日本の敵地攻撃論、米でも強い関心=「憲法改正に言及」と米報道官
【ワシントン10日時事】

北朝鮮への軍事的対応を念頭に、安倍晋三官房長官ら日本政府高官の間で
敵基地攻撃能力の保有を検討すべきだとの意見が強まっていることが10日、
米国でも大きく取り上げられた。スノー米大統領報道官は定例記者会見で、
「わたしの理解では、安倍氏は(攻撃を行うなら)憲法改正を求めねばならず、
憲法の枠外での行動は考えていないと言ったのだ」と述べるとともに、
「日本の懸念は理にかなっている」と強調した。 

366 :世界@名無史さん:2006/07/11(火) 19:12:07 0
>自由、民主主義、人権、法の支配という四つの普遍的価値観

この四つはどれもこれも相反してるじゃないか。
本気で言ってるのか?

367 :世界@名無史さん:2006/07/11(火) 22:23:31 0
相反してると考えるかどうかはその人の主義によるんじゃね?

368 :世界@名無史さん:2006/07/11(火) 23:29:26 0
自由を貫くには法の支配と民主主義と人権は邪魔。
民主主義は、思想としては多数者の専制である以上、少数者の自由は抑圧される。
人権はそもそも人に生まれながらの権利などないのでただの妄想。
法の支配は、民意の支配である民主主義に真っ向から抵触する。

369 :世界@名無史さん:2006/07/12(水) 08:58:46 0
これは絵に描いたような厨二病ですね。

370 :世界@名無史さん:2006/07/12(水) 10:30:29 0
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kaigai/news/20060711k0000m020054000c.html
資源開発:政府がアフリカで本格化 輸入源分散狙う

政府は、アフリカでの資源開発を本格化させる。
すでに西アフリカのモーリタニアや中央アフリカのチャドに調査団を派遣しており、
今後油田のデータ解析に入る。現在、原油の輸入の9割が中東に集中しているため、
輸入源を少しでも分散させる狙いがあるようだ。
(中略)
アフリカでは、中国が資源外交を活発化させている。温家宝首相は6月、アンゴラや
タンザニアなど7カ国を訪問した。日本政府がアフリカの資源に注目し始めた
背景には、こうした中国の積極姿勢に刺激された面もあるようだ。モーリタニア、
チャドのほか、赤道ギニア、コートジボワールの油田開発も有望視している。
ただ、アフリカでは資源の売却資金を一部の特権階層だけが独占したり、内戦の
ための武器購入に使われるケースがあるため、資源の有無だけでは開発にゴー
サインが出せない。このため、各国の民主化の度合いやインフラの整備状況
などを見ながら検討を進める方針だ。

371 :世界@名無史さん:2006/07/12(水) 22:31:52 0
戦略的外交:文科相がウガンダへ…閣僚ら次々派遣
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20060712k0000m010080000c.html
国会閉会中の夏休み期間を利用して、日本となじみの薄い国に重点的に閣僚を
派遣する「戦略的外交」が11日始まった。第1陣として小坂憲次文部科学相が
アフリカのウガンダへ出発。20日からは中馬弘毅行革担当相がバルト3国の
エストニア、ラトビアを訪問する。
戦略的外交は小泉純一郎首相が提唱。昨年の国連総会で安全保障理事会の
常任理事国入りを目指した日本は、つきあいの乏しいアフリカ諸国との調整に
てこずり、失敗。その反省もあって、首相は今年4〜5月、首相として初めて
エチオピア、ガーナを歴訪し、帰国後に閣僚が手分けして外国を回るよう指示した。
これまで、閣僚の夏の外国訪問は各省庁が勝手に行き先を決めていたため、
人気の高い欧米やアジアの主要国に人気が集中し、文字通り「外遊」の色合い
が強かった。

372 :世界@名無史さん:2006/07/12(水) 22:32:27 0
今夏は、首相や閣僚が訪問したことのない82カ国のうち、在外公館の
有無や政情などを考慮して、内閣官房が約20カ国の訪問先を各省庁に
割り当てた。将来の常任理事国入り実現に向け、各国との友好関係を
強化するほか、北朝鮮との国交がある国には核やミサイル、拉致問題
などの解決に向けた協力も要請する。
ただ、エルサルバドルやホンジュラスを割り当てられた与謝野馨経済
財政担当相が「遠すぎる」と渋るなど、訪問先の変更を求める閣僚も
出ている。

373 :世界@名無史さん:2006/07/12(水) 22:39:43 0
日本の常任理事国入りって、何か実務上の要請から出てきたものなの?

374 :世界@名無史さん:2006/07/12(水) 22:57:02 0
アメリカ合衆国が常任理事の権限が二票欲しいから

375 :世界@名無史さん:2006/07/13(木) 08:42:46 0
インターネットの普及で、ジャーナリズムにはもう特別な使命感はいらなくなった
といわれているが、外交官の仕事のあり方もグローバリゼーションの時代には
変わっていくんだろうか?


376 :世界@名無史さん:2006/07/13(木) 17:12:54 0
ジャーナリズムの使命感って真実の報道とか?
そんなもん最初からやってなかっただろ。

377 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/07/13(木) 19:06:20 0
>>375
昔に比べてアクターの数が圧倒的に増えた。
代表的なのはNGOと多国籍企業だが、それ以外にも「外務省の人間」以外が
国の代表として会議やってる例が、特に環境や経済の方面でかなり増えてる。
経済は閣僚級が行くんで目立つが、実務レベルだと環境方面もかなり多い。
今の外務官僚は、昔の外交官に比べて、活動の場が減ってきてる印象だな。


378 :世界@名無史さん:2006/07/14(金) 07:24:43 0
ttp://www.asahi.com/politics/update/0714/002.html
南部アジア部、外務省が新設 インド外交を強化
 
外務省は、インドや東南アジア諸国連合(ASEAN)など南アジア地域との
外交を強化するため、8月1日付で「南部アジア部」を創設する。また、政府
の途上国援助(ODA)の効率化をねらい、経済協力局と国際社会協力部の
ODA関連部門を統合した国際協力局も同日付で新設し、ODAや貧困、感染症
対策などに取り組む「地球規模課題審議官」を置く。同部の国連行財政担当部門
は総合外交政策局に組み入れ、同部を廃止する。
南部アジア部がカバーするのはインドやパキスタンなど南西アジア諸国と、
タイやインドネシアなどASEANの国々。政府は経済成長が著しいインド
との関係強化に特に力を入れている。

379 :世界@名無史さん:2006/07/19(水) 18:08:47 0
今回の中東危機で、アメリカとヨーロッパの関係が再び悪化する可能性はある?

ともに欧米の圧力にさらされているシリアとイランは、イスラエルを挑発すれば、
イスラエルの同盟国であるアメリカとヨーロッパの関係にくさびを打ち込めると
考えたのかもしれないとか、
イスラエルとの紛争が起きれば、ダマスカスにとってはシリアがレバノンで
犯した犯罪の国際的究明、イランにとっては核開発問題に対する国際社会の
圧力を緩和できると読んだのかもしれないという見方があるようだけど。

380 :世界@名無史さん:2006/07/19(水) 23:14:58 0
インドとの関係強化、中国を抑え込むための政策。

381 :Ryuju ◆RlujhF6VrA :2006/07/20(木) 01:04:54 0
>>379
正直、基本的にはイラン-ヒズボラの単独行動だと思う。
今のシリアに、積極的にレバノンを煽るだけの利点があるとは考えにくい。
ただでさえ疑われているところだし、自国に難民流れ込んできてるし。

イランとしては、シリアを援助してイスラエルを攻撃する際に
間にあるイラクを通過することで、アメリカの態度をはっきりさせられる。
通過を黙認すればアメリカはイスラエルを見捨てたことになるし、
イラク上空のイラン軍機を撃墜でもすれば、イラクにいる米軍を叩く口実になる。
アメリカとしては、核問題以外の理由で戦うのは、例え相手がイランであってもまずい。
それがイスラエル支援と見られるなら尚更だ。
イスラム世界全体を、完全に敵に回すことになるからね。


382 :世界@名無史さん:2006/07/22(土) 17:14:15 0
>イラク上空のイラン軍機を撃墜でもすれば、イラクにいる米軍を叩く口実になる。
イラクの空にイラン以外の国の主権が及んでいれば、ただの言いがかりじゃないか?

383 :世界@名無史さん:2006/07/29(土) 20:40:45 0
ttp://tameike.net/pdfs6/tame328.PDF
The Economist “Assertiveness training”自己主張を訓練中

日本外交が変わりつつある、という内容の記事


384 :世界@名無史さん:2006/07/30(日) 07:17:01 0
>>383
なに今更言っているだよ、マヌケな商人だなーww

385 :世界@名無史さん:2006/08/28(月) 19:40:37 0
あげ

386 :世界@名無史さん:2006/08/30(水) 22:06:42 0
小泉外交とマキアベリズムについて。

387 :世界@名無史さん:2006/08/31(木) 03:14:19 0
386が述べよ

388 :世界@名無史さん:2006/08/31(木) 09:46:45 0
自己主張の訓練だって?
わはははは! あーっはっはっはっは!
小学生かよ! くだらねえw

389 :世界@名無史さん:2006/09/03(日) 02:40:48 0
ttp://kawa-kingfisher.sblo.jp/article/1198249.html
日本の対中央アジア外交

昨今の中国の資源囲い込みを巧妙な外交と称する人もいるが、これも実質的に
'73の石油危機の最大の責任者と目されるかつての日本と大差ない損をしている
と言えるだろう。結局売る側は利益の最大化を目的として足元を見るのである。
小国は大国に振り回される弱い存在というよりどう利用しようかと抜け目なく
振舞う油断ならない存在というのは冷戦時代から変わらない風景である。
需要国に取ってみれば、同じ資金で市場から調達するのと比較し、最終的には
割高であろう。そして供給国に取ってみても、ただでさえ乱高下する一次産品
に頼る経済は脆弱であるというのに、政治的な動きに左右されることは経済の
混乱を増大させ、長期的な発展は阻害されることが多いのだ。

390 :世界@名無史さん:2006/09/03(日) 02:43:20 0
次に、世俗的なイスラム地域の安定の重要さを指摘していることがある。
原理主義の浸透を防ぐ必要があるというのはこの地域に限ったことでは
ないが、世界全体を見渡すとすれば北アフリカ地域と並んで浸透を防ぐ
べき最前線と言える。欧米の政治家であれば明確に意識しているので
あろうが、日本人でこの当たり前の認識をしている人が少ないように
思う。欧米との協調も意識した発言かもしれないが、原理主義相手だと
そもそもビジネスすらなかなか進まない。
さらに、周辺地域とのセットで考えて、明確に戦略を語っていることが
目を惹く。アフガンからパキスタンに至る南方ルートの整備は、実際に
この地域が長期的に安定する唯一の道であろう。経済発展に海への
アクセスが重要なことは、皮肉にも21世紀になってますます高まっている。
一次産品にはコストをかけられないという絶対的な事実はむしろ近年強化
されているのではないだろうか。それこそ二国間契約で有利な条件で
釣り上げるとか、長期には例外とみなされる場合だけであろう。日本の
ような工業国でも、一次産品は入手できるできないが問題になるという
より、安く入手するというのが肝要になっている。ともあれこの南方
ルートの整備はインドとパキスタンの緊張緩和にも役立てることが
出来るであろうし、今少し他の民主主義国も巻き込んでみたいところだ。
日本が顔になって欧米がバックアップという形が出来るくらいになればいいが。

391 :世界@名無史さん:2006/09/09(土) 18:39:30 0
>>386
約束を守るために、実利を捨てろと君主論に書いてあるか?

392 :世界@名無史さん:2006/09/14(木) 10:57:56 0
国連安保理で、イランに対する制裁協議が焦点となっているが、4日付の
英タイムズの社説は「もし米国と欧州連合(EU)の対応が分裂したら、
イランの曲芸的外交戦略が成功してしまう」として、欧米が足並みをそろえて
イランに対応すべきだと主張している。

イランのメディアは中露に加えて欧州も交渉による外交的解決を模索している
ので、「制裁を科せられたとしても大した内容にはならない」との認識。

ネオコンのウィリアム・クリストルなんかは「早くイランを空爆しろ。イラク
なんかほっとけ」と主張しているようだが、 アフガニスタンとイラクが泥沼化
しているこの時期に空爆なんてねえ・・・


393 :世界@名無史さん:2006/09/14(木) 20:49:10 0
ttp://www.janjan.jp/world/0609/0609131141/1.php
米国:低下する軍事介入への信頼

ピューリサーチセンターの調査でもっとも興味深い結果は、米国の軍事介入に
対し国民の間に幻滅が広がっていることである。45%対32%の差で、調査
対象者は米国へのテロ攻撃の脅威を低減するもっとも効果的な方法は、海外に
おける米国の軍事プレゼンスを「増大」するのではなく「削減する」ことと
答えている。これは、9・11の1年後の調査結果と逆の結果となった。
(中略)
また、2005年11月にピューと外交問題評議会が実施した世論調査でも、
同様の「孤立主義」感情が明らかとなっている。「米国は国際社会で要らぬ
干渉はせずに、諸外国に対しその国のことはその国に任せるべき」との回答が
2002年12月の30%から52%にまで増えた。

394 :世界@名無史さん:2006/09/29(金) 19:38:22 0
hosyu

395 :世界@名無史さん:2006/10/11(水) 21:53:26 0
4カ国連合艦隊との講和会議の席上で全く動じることのなかった高杉晋作が最強!

396 :世界@名無史さん:2006/10/13(金) 01:07:06 0
最強とかそういう話なのか(w
まあ虚勢張ってうまくいく場合もあることはあるけどな。

その代わりあくまで虚勢で、暴発したらアウト。

397 :世界@名無史さん:2006/10/17(火) 20:09:55 0
あげ

398 :世界@名無史さん:2006/11/08(水) 20:33:10 0
世界史上最弱の軍隊を語る
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/whis/1141994478/

399 :世界@名無史さん:2006/11/12(日) 23:20:15 0
『中央公論』12月号

高坂正堯没後10年
「責任ある国家」という課題
五百旗頭真×前原誠司×細谷雄一

五百旗頭 外交の総合性はとても重要ですね。実はその点、高坂先生は意外に
国の好き嫌いがあった。「わしは“中”のつく国が嫌いだ」と。中国、中東、
そして中部ヨーロッパのドイツですね。物事を静かに深く読み込み、奥行きを
たたえながら発言する、という先生のスタイルからすれば、この三つが持つ
「激しさ」を嫌うのは理解できます。中国は大国でありながら、それに応じた
落ち着きや責任がなく、まるで思春期のよう。中東はいまもなお火種となって
いますし、ドイツも同様の存在として20世紀を送りました。
猪木正道先生に連れられて、中国を一度訪れていますが、猪木先生はそのときの
話をされていたけれど、高坂先生はあまり中国での
体験を披露された覚えがないですね。

400 :世界@名無史さん:2006/11/13(月) 00:31:03 0
400ゲット

401 :世界@名無史さん:2006/11/13(月) 07:40:00 0
すげー無理ヤリだな。中東も中部ヨーロッパも「国」じゃないだろ。
中米はどうなのかとか…。

402 :世界@名無史さん:2006/11/14(火) 02:20:55 0
まあドイシは「中原の国」とも言うし。
中東は高坂さんの目じゃ一緒だったんじゃないの

403 :世界@名無史さん:2006/12/07(木) 23:45:15 0
高坂さんは『現代史の中で考える』で、「厄介なドイツ・ロシア関係の帰趨」
「宿命的な中欧問題の復活」と書いていたが、最近は天然ガスなど資源の問題で
独露関係が密接になってきている。

ttp://www.tkumagai.de/Doku%20Schroeder%20amakudari.htm
したがって、議員を辞職して間もないシュレーダー氏が、ロシアとの天然ガス
プロジェクトを担当する会社NEGPに、役員として再就職すると聞いた時は、
正にビジネスマン宰相そのものだと思った。
ロシアからバルト海を経て、ドイツに天然ガスを供給するこのプロジェクトは、
シュレーダー氏が首相時代に、ロシアのプーチン大統領との親密な関係をフルに
生かして、積極的に推進した計画だ。
ロシアの巨大ガス企業ガスプロムと、ドイツのエネルギー企業E・ONとBASFが、
60億ユーロ(8400億円)を投じてパイプラインを建設し、2010年から
ガスの供給を開始するという、壮大な計画だ。
(中略)
このプロジェクトには、諜報機関の影も見え隠れする。ガスプロムがプーチン
氏の強力な支配下にあることは、周知の事実。プーチン氏はソ連の諜報機関
KGBに勤めていた時に、東独のドレスデンに駐在していたことがあり、ドイツ
語が流暢な親独派として知られる。
興味深いことに、シュレーダー氏が監査役会の会長に推薦されている合弁ガス
企業NEGPには、ドレスナー銀行のロシア支店長ヴァルニヒ氏も役員として参加
することになっているが、彼は東独の秘密警察シュタージの幹部だった。

404 :世界@名無史さん:2006/12/29(金) 17:29:51 0


405 :世界@名無史さん:2007/01/06(土) 18:50:40 0
新年あけおめ。

406 :世界@名無史さん:2007/01/07(日) 14:47:07 0
やっぱこれから征韓論だな

407 :世界@名無史さん:2007/01/08(月) 17:13:32 0
いやだね過疎スレは

408 :世界@名無史さん:2007/01/10(水) 22:35:40 0
いまこそプチ栄光ある孤立を。

409 :世界@名無史さん:2007/01/19(金) 20:43:34 0
age

410 :世界@名無史さん:2007/01/19(金) 20:58:28 0
ねむ

411 :世界@名無史さん:2007/01/19(金) 21:16:03 0
で古い話を蒸し返すと

18C最高の外交官はカウニッツ公で決まり。
19Cならタレイラン、後半はビスマルク。
20Cは職業外交官としてはピアソン(カナダの外務次官)か
アナン・パンヤラチュン(タイの外務次官)、あるいはカドガン卿。

政治家含めるとキッシンジャー、スターリン、サラザールぐらいかな。。。

412 :世界@名無史さん:2007/01/20(土) 16:10:22 0
20Cは楽勝で田中角栄だ!


413 :世界@名無史さん:2007/01/20(土) 16:33:25 0
日中国交正常化の角栄は凄いよね!

相手に渡す見返りだって、
僅かな金だけで、
対した下準備もせずに決めてきたんだぜ!
アメリカがびびる訳だよ!!!
大概の評価の高い外交官は
軍事力や経済力をバックにしてるからね。

後にも先にもこんな政治家いたか?


414 :世界@名無史さん:2007/01/22(月) 21:34:15 0
謀略で陥れられたけのが痛いな。

415 :世界@名無史さん:2007/02/16(金) 19:30:32 0
6者会合について一言

416 :世界@名無史さん:2007/02/17(土) 07:36:58 0
アイヤー

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