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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十二

1 :名無氏物語:2007/01/02(火) 21:30:05 ID:r4gJQ0ZJ
お気に入りの和歌を書き込んでください。

過去スレ
お気に入りの和歌はありますか?
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お気に入りの和歌はありますか?巻第二
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お気に入りの和歌はありますか 巻三
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お気に入りの和歌はありますか 巻四
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2 :名無氏物語:2007/01/02(火) 21:32:46 ID:r4gJQ0ZJ
お気に入りの和歌はありますか? 巻第十一
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十二
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3 :名無氏物語:2007/01/02(火) 21:33:24 ID:r4gJQ0ZJ
お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十一
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4 :名無氏物語:2007/01/02(火) 21:35:14 ID:r4gJQ0ZJ
香久山やあまぎる雪の朝がすみそれとも見えずほす衣かな(正徹) 

5 :名無氏物語:2007/01/02(火) 22:12:56 ID:Lpz6fTOp
いまよりの秋風たちぬしろたへの衣吹きほすあまのかぐ山(藤原家隆)

6 :名無氏物語:2007/01/02(火) 22:29:59 ID:Lpz6fTOp
雲晴るる雪の光や白妙の衣干すてふ天のかぐ山(藤原良経)

7 :名無氏物語:2007/01/04(木) 02:50:19 ID:TUJzVPJB
さざなみや国つ御神のうらさえて古き都に月ひとりすむ(藤原忠通[千載])

8 :名無氏物語:2007/01/04(木) 02:51:27 ID:TUJzVPJB
春の夜のあけのそほ船ほのぼのといく山もとをかすみきぬらん(九条良平[新古今])

9 :名無氏物語:2007/01/04(木) 02:52:21 ID:TUJzVPJB
ちりまがふ紅葉の色に山本のあけのそほ舟猶こがるらし(亀山院[続千載])

10 :名無氏物語:2007/01/04(木) 02:53:36 ID:TUJzVPJB
追風に山本とほく漕出でてほのかになりぬあけのそほ舟(源頼春[新千載])

11 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:03:41 ID:kJ510f6W
山もとのあけのそほ舟紅葉ばに色わかれゆく秋のうらかぜ(心敬)

12 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:36:07 ID:283AKSq2
窓の月にいとまありともむかはめやおのれにくらき文字の関守

13 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:37:09 ID:283AKSq2
むかしよりいく世の人かあかずしてながめすてけん故郷の月

14 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:37:48 ID:283AKSq2
しろたへの色とも見えず朝ぼらけ音ゆく水のあやの河霧

15 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:38:20 ID:283AKSq2
白玉かなにぞととへば荻のうへの影はこたへずふるさとの月

16 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:38:54 ID:283AKSq2
水無川秋のかたみをおきの海に開きうつろはぬしら菊の花

17 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:39:26 ID:283AKSq2
秋やときはじめは雨をしぐれとも思はぬ月のはれくもり行く

18 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:40:10 ID:283AKSq2
したふとや翅はやめて行く秋のみねの入日にくもる雁がね

19 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:42:48 ID:vGy1IE36
たづねても跡はかくても水茎のゆくへもしらぬ昔なりけり(新古806)

20 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:43:24 ID:vGy1IE36
ちるをこそあはれとみしか梅のはな花やことしは人をしのばむ(後拾遺1005)

21 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:44:24 ID:vGy1IE36
いはばしの夜の契りもたえぬべし明くるわびしきかづらきの神(拾遺1201)

22 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:45:12 ID:vGy1IE36
たなばたにかしつと思ひし逢ふことをその夜なき名のたちにけるかな(千載784)

23 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:45:51 ID:vGy1IE36
ふらぬ夜の心をしらで大空の雨をつらしと思ひけるかな(拾遺797)

24 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:46:28 ID:vGy1IE36
人ごころうす花ぞめのかり衣さてだにあらで色やかはらむ(新古1156)

25 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:47:06 ID:vGy1IE36
ながき夜の闇にまどへる我をおきて雲がくれぬる空の月かな(続後拾遺1298)

26 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:57:00 ID:PyQAu8fx
あかなくに袖につつめば散る花をうれしと思ふになりぬべきかな(千載91)

27 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:57:48 ID:PyQAu8fx
恋ひ死なば我ゆゑとだに思ひ出でよさこそはつらき心なりとも(千載774)

28 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:58:31 ID:PyQAu8fx
あさぢ原葉ずゑにむすぶ露ごとに光をわけて宿る月かげ(千載296)

29 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:59:07 ID:PyQAu8fx
思ひ堰く心のうちのしがらみも堪へずなりゆく涙川かな(千載769)

30 :名無氏物語:2007/01/04(木) 03:59:43 ID:PyQAu8fx
うき寝するゐなのみなとに聞こゆなり鹿のねおろす峰の松風(千載313)

31 :名無氏物語:2007/01/04(木) 04:00:18 ID:PyQAu8fx
うたたねの夢やうつつにかよふらむさめてもおなじ時雨をぞきく(千載407)

32 :名無氏物語:2007/01/04(木) 04:01:27 ID:PyQAu8fx
雲はれてのちもしぐるる柴の戸や山風はらふ松のした露(新古573)

33 :名無氏物語:2007/01/04(木) 17:51:02 ID:tdguU2i7
高島の勝野の原に宿とへば今日やはゆかむ遠の白雲(家隆[続後撰])

34 :名無氏物語:2007/01/04(木) 17:52:04 ID:tdguU2i7
いづくにかしばしすぐさん高島の勝野にかかる夕立の空(藤原為道[新千載])

35 :名無氏物語:2007/01/04(木) 17:53:48 ID:tdguU2i7
いづくにか今宵はさ寝ん印南野の浅茅が上も雪降りにけり(藤原為定[新後拾遺])

36 :名無氏物語:2007/01/04(木) 17:56:11 ID:tdguU2i7
いざ子ども香椎の潟に白妙の袖さへ濡れて朝菜つみてむ(大伴旅人[万葉])

37 :名無氏物語:2007/01/04(木) 17:57:30 ID:tdguU2i7
いざ子ども早く大和へ大伴の御津の浜松待ち恋ひぬらむ(山上憶良[万葉])

38 :名無氏物語:2007/01/04(木) 18:39:18 ID:g0yY6xZJ
白妙の衣ほすてふ夏の来て垣根もたわに咲ける卯の花(藤原定家)

39 :名無氏物語:2007/01/04(木) 18:40:35 ID:g0yY6xZJ
大井川かはらぬゐぜきおのれさへ夏きにけりと衣ほすなり(藤原定家)

40 :名無氏物語:2007/01/04(木) 18:42:35 ID:g0yY6xZJ
花ざかり霞の衣ほころびてみねしろたへの天のかご山(藤原定家)

41 :名無氏物語:2007/01/04(木) 18:48:22 ID:g0yY6xZJ
霧はるる紅葉にまがふ山本のあけのそほ舟こがれてぞ行く(藤原家隆)

42 :名無氏物語:2007/01/04(木) 18:50:01 ID:g0yY6xZJ
山もとのあけのそほ船ほのぼのとこぎいづる沖は霧こめてけり(藤原良経)

43 :名無氏物語:2007/01/04(木) 18:50:57 ID:g0yY6xZJ
行末も知られざりけり高島や勝野の原の雪の曙(藤原季経)

44 :名無氏物語:2007/01/04(木) 18:51:46 ID:g0yY6xZJ
旅衣露のけわぶる夏草にかちのの原は日もくれにけり(藤原為家)

45 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:06:41 ID:XtHnCnZM
秋の色にそむる紅葉やたてもなくぬきも定めぬ錦なるらむ(後光厳院[新千載])

46 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:08:42 ID:XtHnCnZM
秋の色にそむる紅葉やたてもなくぬきも定めぬ錦なるらむ(後光厳院[新千載])

47 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:13:25 ID:XtHnCnZM
妹まつと山の雫に立ちぬれてそぼちにけらし我が恋衣(土御門院[風雅])

48 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:14:04 ID:XtHnCnZM
恋は今はあらじと吾は思へるをいづくの恋ぞつかみかかれる(広河女王[万葉])

49 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:15:47 ID:XtHnCnZM
したひくる恋のやつこのたびにても身のくせなれや夕とどろきは(源俊頼[千載])

50 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:28:34 ID:bapT/okp
まどろまでさ夜もはるかに竹のはの霜にさえたる風の音かな

51 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:30:23 ID:bapT/okp
嵐ふく空は木の葉の村立にこの比雲のゆききをも見ず

52 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:31:17 ID:bapT/okp
山嵐峰の白雲ふきまぜてくれなゐうすく行くもみぢかな

53 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:32:16 ID:bapT/okp
風きけば峰の木の葉の中空に吹きすてられて落つるこゑごゑ

54 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:32:55 ID:bapT/okp
月のうちにひびきのぼると思ふまで霜夜の鐘に影ぞさえ行く

55 :名無氏物語:2007/01/05(金) 12:33:56 ID:bapT/okp
月すめば冬の水なき空とぢて氷をはらふ夜はの木枯

56 :名無氏物語:2007/01/05(金) 13:15:48 ID:bapT/okp
やきはつるまきの炭がまぬりこめて煙たえ行く山のさびしさ

57 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:35:05 ID:ymWfG9rn
露の身のきえば我こそ先だためおくれんものか森の下草(新古1737)

58 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:38:49 ID:ymWfG9rn
数ならぬ身ははしたかのすずか山とはぬに何の音をかはせん(玉葉1568)

59 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:39:43 ID:ymWfG9rn
わすれじのゆくすゑまではかたければ今日をかぎりの命ともがな(新古1149)

60 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:40:24 ID:ymWfG9rn
ひとりぬる人やしるらん秋の夜をながしと誰かきみにつげつる(後拾遺906)

61 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:41:42 ID:ymWfG9rn
夢とのみ思ひなりにし世の中をなに今さらにおどろかすらん(拾遺1206)

62 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:42:46 ID:ymWfG9rn
夜のつる都のうちにこめられて子を恋ひつつもなきあかすかな(詞花340)

63 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:43:55 ID:ymWfG9rn
秋の夜の寝覚のほどを雁がねの空にしればやなきわたるらん(風雅549)

64 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:48:06 ID:+rpGTprl
われゆゑの涙とこれをよそに見ばあはれなるべき袖のうへかな(千載757)

65 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:48:43 ID:+rpGTprl
あはれともたれかは恋をなぐさめん身よりほかには知る人もなし(新後撰780)

66 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:49:15 ID:+rpGTprl
君やたれありしつらさは誰なれば恨みけるさへ今はくやしき(千載809)

67 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:50:34 ID:+rpGTprl
恋ひ死なむのちのうき世はしらねども生きてかひなき物は思はじ(新勅撰838)

68 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:51:26 ID:+rpGTprl
わするなよなれし雲ゐのさくら花うき身は春のよそになるとも(新勅撰1044)

69 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:52:20 ID:+rpGTprl
くれ竹のむなしととける言の葉は三世の仏の母とこそきけ(千載1228)

70 :名無氏物語:2007/01/05(金) 23:52:53 ID:+rpGTprl
春の夜のあけ行く空は桜さく山のはよりぞしらみそめける(玉葉193)

71 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:13:05 ID:KlwlY0NO
そむく身はさすがにやすきあらましに猶山ふかき宿もいそがず(兼好)

72 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:24:18 ID:rjybp8fu
あしひきの山のしづくに立ちぬれて妻恋すらし鹿ぞなくなる(藤原家隆[続後撰])

73 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:25:31 ID:rjybp8fu
時鳥山のしづくに立ちぬれて待つとはしるやあかつきのこゑ(藤原定家[新拾遺])

74 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:27:07 ID:rjybp8fu
いもまつと山のしづくにたちぬれてそほちにけらしわが恋衣(土御門院[風雅])

75 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:30:20 ID:rjybp8fu
誰にかもやどりをとはんまつち山夕こえゆけば逢ふ人もなし(定宗[新千載])

76 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:31:17 ID:rjybp8fu
駒とめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮(定家[新古今])

77 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:32:08 ID:rjybp8fu
宿もがな佐野のわたりのさのみやはぬれてもゆかむ春雨の比(源家長[新拾遺])

78 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:37:13 ID:SjFgD9AA
風まぜにあらく落ちしはしづまりてこまかにつもる庭の白雪

79 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:38:02 ID:SjFgD9AA
梢もる入日の影は消えながらゆふぐれとほきみねのしら雪

80 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:39:16 ID:SjFgD9AA
わたりかね雲も夕を猶たどる跡なき雪の嶺のかけはし

81 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:40:46 ID:SjFgD9AA
時雨までくもりてふかくみし山の雪におくなき木々の下折

82 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:42:32 ID:SjFgD9AA
しら鷺の雲ゐはるかに飛びきえておのが羽こぼす雪のあけぼの

83 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:43:35 ID:SjFgD9AA
くる人のむかふふぶきに物いはで雪ふむ音のさゆる道のべ

84 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:45:35 ID:SjFgD9AA
さ夜風はただ一足にしづまりてをち方きけば雪折の声

85 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:50:33 ID:QT9ql08J
思はじと心をもどく心しもまどひまさりて恋しかるらん(風雅1031)

86 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:51:26 ID:QT9ql08J
おほかたの秋くるからに身にちかくならす扇の風ぞかはれる(後拾遺237)

87 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:52:16 ID:QT9ql08J
おぼつかないづこなるらん虫のねをたづねば草の露やみだれん(拾遺178)

88 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:52:54 ID:QT9ql08J
世の中にあらましかばと思ふ人なきが多くもなりにけるかな (拾遺1299)

89 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:53:28 ID:QT9ql08J
もちながら千世をめぐらんさか月の清き光はさしもかけなん(拾遺1153)

90 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:54:03 ID:QT9ql08J
春すぎてちりはてにける梅の花ただかばかりぞ枝にのこれる(拾遺1063)

91 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:54:38 ID:QT9ql08J
見ても又またも見まくのほしかりし花の盛りはすぎやしぬらん(新古1460)

92 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:58:51 ID:22cH5ZPA
夕月夜ほのめく影も卯の花のさけるわたりはさやけかりけり(千載140)

93 :名無氏物語:2007/01/06(土) 00:59:45 ID:22cH5ZPA
夕されば波こす池のはちす葉に玉ゆりすうる風のすずしさ(玉葉423)

94 :名無氏物語:2007/01/06(土) 01:00:36 ID:22cH5ZPA
まきの屋に時雨の音のかはるかな紅葉やふかく散りつもるらむ(新古589)

95 :名無氏物語:2007/01/06(土) 01:01:19 ID:22cH5ZPA
いそがれぬ年の暮こそあはれなれ昔はよそにききし春かは(新古701)

96 :名無氏物語:2007/01/06(土) 01:01:49 ID:22cH5ZPA
なにかその心の外にしをりせん立ちかへるべき恋路ならねば(新続古今1024)

97 :名無氏物語:2007/01/06(土) 01:02:35 ID:22cH5ZPA
風のおとにわきぞかねまし松が根の枕にもらぬ時雨なりせば(千載525)

98 :名無氏物語:2007/01/06(土) 01:03:15 ID:22cH5ZPA
たまさかに秋のひと夜を待ち得ても明くる程なき星合の空(新勅撰220)

99 :名無氏物語:2007/01/07(日) 02:16:05 ID:4uOVi2mz
うぢま山けさこえゆけば旅人の衣手さむし雪はふりつつ(能円[続千載])

100 :名無氏物語:2007/01/07(日) 02:20:47 ID:4uOVi2mz
春もなほあさ風さむみうぢま山霞の衣かりぞなくなる(師兼[新葉])

101 :名無氏物語:2007/01/07(日) 02:21:41 ID:4uOVi2mz
玉藻かるかたやいづくぞ霞たつあさかの浦の春の明ぼの(冷泉為相[新千載])

102 :名無氏物語:2007/01/07(日) 02:22:30 ID:4uOVi2mz
五月雨ににごりておつる滝の上の御船の山は雲ぞかかれる(洞院公泰[新葉])

103 :名無氏物語:2007/01/07(日) 02:23:54 ID:4uOVi2mz
たづのすむ沢べの葦の下根とけ汀もえいづる春は来にけり(大中臣能宣[後拾遺])

104 :名無氏物語:2007/01/07(日) 02:24:50 ID:4uOVi2mz
焼きすてし煙の末の立かへり春もえ出づる野べのさわらび(亀山院[新千載])

105 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:17:54 ID:u1RPxiME
黒髪もさやけかりきやたく櫛のほかげにみえし夜はの乙女子

106 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:18:34 ID:u1RPxiME
しらざりき緑の空にあふぎても遠きを冬といへる心を

107 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:20:01 ID:u1RPxiME
となふてふ三世の仏の道はあれどくる春もなくさる年もなし

108 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:20:41 ID:u1RPxiME
くるるまの花のおもかげ身にそはばねても別れじ春のよの夢

109 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:21:21 ID:u1RPxiME
ゆふしでも我になびかぬ露ぞちるたがねぎごとの末の秋風

110 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:22:12 ID:u1RPxiME
宿りかる一村雨を契にて行くへもしほる袖の別路

111 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:22:52 ID:u1RPxiME
きぬぎぬのちかきかたみはねし床の涙もいまだあたたかにして

112 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:31:41 ID:LwTtfgCm
かみな月風に紅葉のちる時はそこはかとなく物ぞかなしき(新古552)

113 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:32:22 ID:LwTtfgCm
年をへて思ふ心のしるしにぞ空もたよりの風はふきける(新古998)

114 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:33:31 ID:LwTtfgCm
かた時もわすれやはするつらかりし心の更にたぐひなければ(新勅撰930)

115 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:34:04 ID:LwTtfgCm
ひねもすにふる春雨やいにしへをこふる袂のしづくなるらん(玉葉2302)

116 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:34:45 ID:LwTtfgCm
かくばかりへがたく見ゆる世の中にうらやましくもすめる月かな(拾遺435)

117 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:35:25 ID:LwTtfgCm
百敷の内のみつねに恋しくて雲の八重たつ山はすみうし(新古1719)

118 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:36:22 ID:LwTtfgCm
白露のあした夕におく山のこけの衣は風もさはらず(新古1627)

119 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:40:23 ID:tE43Bg+/
人しれぬうき身にしげき思ひ草おもへば君ぞ種はまきける(新勅撰774)

120 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:41:27 ID:tE43Bg+/
春たつときくにも物ぞあはれなる花まつほどもしらぬ命は(玉葉1831)

121 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:42:33 ID:tE43Bg+/
春風のかすみ吹きとくたえまよりみだれてなびく青柳の糸(新古73)

122 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:43:56 ID:tE43Bg+/
花もまたわかれん春は思ひ出でよ咲きちるたびの心づくしを(新古143)

123 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:45:17 ID:tE43Bg+/
うき世をもなぐさめながらいかなれば物悲しかる秋の夜の月(続後拾遺1058)

124 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:45:53 ID:tE43Bg+/
虫のねのよわりはてぬる庭のおもに荻の枯葉の音ぞのこれる(玉葉902)

125 :名無氏物語:2007/01/07(日) 03:47:24 ID:tE43Bg+/
見せばやな雄島の海人の袖だにもぬれにぞぬれし色はかはらず(千載886)

126 :名無氏物語:2007/01/07(日) 18:23:34 ID:5lTnMy9o
旅人の袖ふきかへす秋風に夕日さびしき山のかけはし(定家[新古今])

127 :名無氏物語:2007/01/07(日) 18:24:14 ID:5lTnMy9o
飛鳥風いたづらに吹く宵々に秋ぞこととふたをやめの袖(亀山院[新続古今])

128 :名無氏物語:2007/01/07(日) 18:34:29 ID:5lTnMy9o
あすか風いたづらにちる紅葉かな都を遠み見る人やなき(二条為忠[新葉])

129 :名無氏物語:2007/01/07(日) 18:36:33 ID:5lTnMy9o
嘆きつつ独りやさねん葦辺ゆく鴨のはがひも霜さゆる夜に(花山院長親[新葉])

130 :名無氏物語:2007/01/08(月) 00:37:19 ID:oIyvXsWY
山のはに豊旗雲をさしあげて恋のやつこのせめくるをみよ(正徹)

131 :名無氏物語:2007/01/08(月) 00:40:08 ID:oIyvXsWY
是も又都の秋の紅葉ばをわたらば錦中川の水(正徹)

132 :名無氏物語:2007/01/08(月) 00:47:44 ID:W/glD1Gz
待ち恋ひしむかしは今も忍ばれてかたみ久しきみつの浜松(藤原定家[新拾遺])

133 :名無氏物語:2007/01/08(月) 00:48:47 ID:W/glD1Gz
大伴の御津の浜松かすむなりはや日の本に春やきぬらん(宗尊親王[続古今])

134 :名無氏物語:2007/01/08(月) 00:49:37 ID:W/glD1Gz
かからむとかねて知りせば越の海の有磯の波も見せましものを(大伴家持[万葉])

135 :名無氏物語:2007/01/08(月) 01:08:41 ID:zpii7sRV
梅がえの花も氷やとぢつらんうぐひすの涙いまだひなくに(亀山院)

136 :名無氏物語:2007/01/08(月) 01:35:03 ID:nE1NPWVc
ゆきて我が心のおくをかたらばやたとへばえぞが千島なりとも

137 :名無氏物語:2007/01/08(月) 01:37:29 ID:nE1NPWVc
おもひねの夢路を遠み覚めゆけば分けこしむねにさわぐささはら

138 :名無氏物語:2007/01/08(月) 01:39:03 ID:nE1NPWVc
よりあはん契とまではかけざりきまだあげまきの年の思ひを

139 :名無氏物語:2007/01/08(月) 01:41:03 ID:nE1NPWVc
夕ま暮それかと見えし面影も霞むぞかたみ在明の月

140 :名無氏物語:2007/01/08(月) 01:41:58 ID:nE1NPWVc
二たびの名残もかなしおき出でて別ると見しは夢に別れて

141 :名無氏物語:2007/01/08(月) 01:43:07 ID:nE1NPWVc
しののめの道のべ遠く行きつれて衣々よりもうき別かな

142 :名無氏物語:2007/01/08(月) 01:43:52 ID:nE1NPWVc
花の香もうつろふ月の手枕に覚めざらましの春のよの夢

143 :名無氏物語:2007/01/08(月) 01:56:03 ID:H2J+JBrP
逢坂の関の岩かどふみならし山たちいづるきりはらの駒(拾遺169)

144 :名無氏物語:2007/01/08(月) 01:59:16 ID:H2J+JBrP
恋しくは夢にも人をみるべきに窓うつ雨に目をさましつつ(後拾遺1015)

145 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:00:18 ID:H2J+JBrP
思ひやる心も空になりにけり独り有明の月をながめて(新勅撰957)

146 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:00:59 ID:H2J+JBrP
君が代のはるかにみゆる旅なれば祈りてぞゆく生の松原(続古今824)

147 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:02:05 ID:H2J+JBrP
恋しさにぬる夜なけれど世の中のはかなき時は夢とこそみれ(後拾遺577)

148 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:03:05 ID:H2J+JBrP
身にかへてあやなく花を惜しむかな生けらばのちの春もこそあれ(拾遺54)

149 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:04:58 ID:H2J+JBrP
あづまぢの野ぢの雪まをわけてきてあはれ都の花をみるかな(拾遺1049)

150 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:34:16 ID:5gZIxyho
もらさばや思ふ心をさてのみはえぞ山しろの井手のしがらみ(新古1089)

151 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:34:48 ID:5gZIxyho
逢ひみてもさらぬ別れのあるものをつれなしとても何歎くらん(新勅撰749)

152 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:35:38 ID:5gZIxyho
いかにせん今ひとたびの逢ふことを夢にだに見てねざめずもがな(新勅撰976)

153 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:36:25 ID:5gZIxyho
あすしらぬ命をぞ思ふおのづからあらば逢ふよを待つにつけても(新古1145)

154 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:37:08 ID:5gZIxyho
何かいとふよもながらへじさのみやは憂きにたへたる命なるべき(新古1228)

155 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:37:48 ID:5gZIxyho
かはりゆく気色を見ても生ける身の命をあだに思ひけるかな(千載926)

156 :名無氏物語:2007/01/08(月) 02:38:23 ID:5gZIxyho
よしさらば忘るとならばひたぶるに逢ひ見きとだに思ひ出づなよ(続後撰995)

157 :名無氏物語:2007/01/08(月) 13:48:03 ID:PS9+LMvq
さわらびのもえ出づる春の夕暮は霞のうへに煙立ちけり(小式部内侍)

158 :名無氏物語:2007/01/08(月) 14:19:10 ID:/hmOiNCX
雪きゆるたるみのうへはもえ初めてまだ春しらぬ谷のさわらび(堯孝)

159 :名無氏物語:2007/01/08(月) 14:20:02 ID:/hmOiNCX
たわやめの袖吹き返す夕風に涼しくすめる鈴の音のよさ(鹿持雅澄)

160 :名無氏物語:2007/01/08(月) 14:22:20 ID:/hmOiNCX
そめしより散らまく惜しむ世の人のおきその霧や山かくすらむ(加藤枝直)

161 :名無氏物語:2007/01/08(月) 14:24:46 ID:/hmOiNCX
わがなげくおきその霧もはれぬべし君が袖ふる心しるくば(本居宣長)

162 :名無氏物語:2007/01/08(月) 14:25:41 ID:/hmOiNCX
わかれをしむおきその風に霧たたばせめてやすらへ天の河ぶね(村田春海)

163 :名無氏物語:2007/01/08(月) 15:03:40 ID:oSmyQLSl
大野山ふもとのうらは霧はれておきその風は月ぞさやけき(藤原信実)

164 :名無氏物語:2007/01/08(月) 15:04:36 ID:oSmyQLSl
暮れゆけばさしてぞ恋ふるひのもとのみつの浜松いつとわきける(藤原家隆)

165 :名無氏物語:2007/01/08(月) 15:05:38 ID:oSmyQLSl
大伴の御津の浜風吹きはらへまつとも見えじうづむ白雪(藤原定家)

166 :名無氏物語:2007/01/08(月) 15:07:42 ID:oSmyQLSl
あしべゆく鴨のはがひの夕霜をよそにはなかぬさよ千鳥かな(藤原家隆)

167 :名無氏物語:2007/01/08(月) 15:19:55 ID:DNuFfA/u
あしべゆく鴨の羽風もさむき夜にまづかげこほる三島江の月(藤原雅経)

168 :名無氏物語:2007/01/08(月) 15:34:02 ID:JRBFsLTi
妹がみし屋戸に花さき時はへぬ我が泣く涙いまだひなくに(大伴家持[万葉])

169 :名無氏物語:2007/01/08(月) 15:34:54 ID:JRBFsLTi
春くれば宿にまづさく梅の花きみがちとせのかざしとぞみる(紀貫之[古今])

170 :名無氏物語:2007/01/08(月) 15:35:34 ID:JRBFsLTi
天の川うきつの波に彦星の妻むかへ舟いまやこぐらし(藤原敦仲[新勅撰])

171 :名無氏物語:2007/01/08(月) 15:38:27 ID:JRBFsLTi
天の川かはべの霧のふかき夜に妻むかへ舟いまか出づらし(花園院[新千載])

172 :名無氏物語:2007/01/08(月) 16:19:03 ID:+0uzSWPs
天の川川音すみて彦星の妻迎へ舟まつや久しき(土御門院小宰相[新続古今])

173 :名無氏物語:2007/01/08(月) 16:23:27 ID:+0uzSWPs
しなざかる越に五年住み住みて立ち別れまく惜しき宵かも(大伴家持[万葉])

174 :名無氏物語:2007/01/08(月) 16:27:42 ID:+0uzSWPs
かへりこむ程もさだめぬ別れぢは都のてぶり思ひいでにせよ(藤原公実[千載])

175 :名無氏物語:2007/01/08(月) 16:56:45 ID:+0uzSWPs
このねぬる夜のまに秋はきにけらしあさけの風の昨日にも似ぬ(季通[新古今])

176 :名無氏物語:2007/01/08(月) 17:09:50 ID:+0uzSWPs
このねぬる朝けの風のをとめごが袖ふる山に秋やきぬらん(後鳥羽院[続後撰])

177 :名無氏物語:2007/01/08(月) 17:39:33 ID:D+q7Dh6t
映像>>NHK紅白で裸の女性ダンサー?異例の謝罪
http://bluetree.501megs.com/tube.htm

178 :名無氏物語:2007/01/08(月) 17:50:59 ID:ZpndLbqJ
このねぬる朝けの風も心あらば花のあたりをよきてふかなん(道家[続後撰])

179 :名無氏物語:2007/01/08(月) 17:53:22 ID:ZpndLbqJ
このねぬる朝けの山の松風は霞をわけて花の香ぞする(定家[新続古今])

180 :名無氏物語:2007/01/08(月) 17:58:41 ID:ZpndLbqJ
このねぬる朝けの風にかをるなり軒端の梅の春のはつ花(実朝[新勅撰])

181 :名無氏物語:2007/01/09(火) 07:48:23 ID:tHVPojjN
昨日みし梢の花はこのねぬる朝けの風にふれる白雪(平斉時[続千載])

182 :名無氏物語:2007/01/09(火) 07:49:51 ID:tHVPojjN
此ねぬる朝けの露に袖ぬれて我がためつらき秋はきにけり(知家[新千載])

183 :名無氏物語:2007/01/09(火) 07:50:49 ID:tHVPojjN
このねぬる朝けの風は身にさむし今やきなかん衣かりがね(雅顕[新千載])

184 :名無氏物語:2007/01/09(火) 07:52:06 ID:tHVPojjN
このねぬる朝けの風のかはるより荻の葉そよぎ秋やきぬらん(尊氏[新後拾遺])

185 :名無氏物語:2007/01/09(火) 08:09:50 ID:oIJtB3ZY
わたつ海の雲のはたてに消えかへる心よせなむ遠の夕浪

186 :名無氏物語:2007/01/09(火) 08:10:33 ID:oIJtB3ZY
身にぞしむむなしき雲の塵ばかりはらふたよりの床のあき風

187 :名無氏物語:2007/01/09(火) 08:11:52 ID:oIJtB3ZY
はらへ風ゆるさぬ中のゆかりうきははその森のあらき言の葉

188 :名無氏物語:2007/01/09(火) 08:14:16 ID:oIJtB3ZY
人ぞうき待つと別の二道にうらみられても月ぞ残れる

189 :名無氏物語:2007/01/09(火) 08:14:56 ID:oIJtB3ZY
おくれ風花さくら戸のやすらひに出で行く袖のあかぬ匂を

190 :名無氏物語:2007/01/09(火) 08:16:22 ID:oIJtB3ZY
人心うつろふ花に遠ざかるうき身や風の姿なるらん

191 :名無氏物語:2007/01/09(火) 08:17:18 ID:oIJtB3ZY
哀にも鳥のしづまる林かな夕とどろきの里はのこりて

192 :名無氏物語:2007/01/09(火) 16:16:17 ID:jpXJuQA/
ゆきてみん深山がくれの遅桜あかずくれぬる春のかたみに(風雅297)

193 :名無氏物語:2007/01/09(火) 16:18:02 ID:jpXJuQA/
一重だにあかぬにほひをいとどしく八重かさなれる山吹の花(詞花45)

194 :名無氏物語:2007/01/09(火) 16:20:51 ID:jpXJuQA/
袖ひちて我が手にむすぶ水のおもに天つ星合の空をみるかな(新古316)

195 :名無氏物語:2007/01/09(火) 16:22:06 ID:jpXJuQA/
ひぐらしのなく夕暮ぞうかりけるいつもつきせぬ思ひなれども(新古369)

196 :名無氏物語:2007/01/09(火) 16:23:18 ID:jpXJuQA/
都にも人やまつらん石山の峰にのこれる秋の夜の月(新古1514)

197 :名無氏物語:2007/01/09(火) 16:26:14 ID:jpXJuQA/
わぎもこがかけて待つらん玉づさをかきつらねたる初雁の声(後拾遺274)

198 :名無氏物語:2007/01/09(火) 16:27:52 ID:jpXJuQA/
あられふる交野の御野の狩ころもぬれぬ宿かす人しなければ(詞花152)

199 :名無氏物語:2007/01/09(火) 16:38:15 ID:T0JZoIPx
うきことも恋しきことももろともに我が身をのみも知る心かな(長能集)

200 :名無氏物語:2007/01/09(火) 16:41:41 ID:T0JZoIPx
夏くれば山ほととぎす鳴きやせむと思ふ心ぞ目はさましける(長能集)

201 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:27:52 ID:LSEG3kkg
さばへなすあらぶる神にみそぎして民しづかにと祈るけふかな(後嵯峨院)

202 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:35:21 ID:4ANMgFzt
忘れなば生けらむものかと思ひしにそれも叶はぬこの世なりけり(新古1296)

203 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:36:29 ID:4ANMgFzt
死なばやと思ふさへこそはかなけれ人のつらさは此の世のみかは(風雅1335)

204 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:37:07 ID:4ANMgFzt
なほざりの空だのめとて待ちし夜のくるしかりしぞ今は恋しき(千載945)

205 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:38:07 ID:4ANMgFzt
命ありてあひ見むこともさだめなく思ひし春になりにけるかな(新勅撰1028)

206 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:38:51 ID:4ANMgFzt
今はとて見ざらん秋の空までも思へばかなし夜半の月影(新勅撰1090)

207 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:39:54 ID:4ANMgFzt
きえぬべき露のうき身のおき所いづれの野辺の草葉なるらん(続古今1422)

208 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:41:07 ID:4ANMgFzt
風かをる花のあたりにきてみれば雲もまがはずみよし野の山(新千載95)

209 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:46:38 ID:KuhR1gBs
橘の花ちる里の庭の雨に山時鳥むかしをぞとふ(藤原良経[玉葉])

210 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:47:49 ID:KuhR1gBs
世の中を何にたとへん秋の田をほのかにてらす宵の稲妻(源順[後拾遺])

211 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:48:21 ID:KuhR1gBs
世の中を何にたとへん風ふけばゆくへもしらぬ峯のしら雲(源順[続古今])

212 :名無氏物語:2007/01/09(火) 17:49:22 ID:KuhR1gBs
花さそふ比良の山風吹きにけりこぎゆく舟の跡みゆるまで(宮内卿[新古今])

213 :名無氏物語:2007/01/09(火) 18:09:41 ID:KuhR1gBs
春の野に若菜つまんと来しものを散りかふ花に道はまどひぬ(紀貫之[古今])

214 :名無氏物語:2007/01/09(火) 23:12:47 ID:+QReS8Rr
ケツの穴舐めさせろや、精液かけろや

215 :名無氏物語:2007/01/10(水) 09:51:38 ID:bVeCQU2C
郭公一声ゆゑに武蔵野の野をなつかしみ過ぎもやられず(洞院実雄[続千載])

216 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:07:51 ID:bVeCQU2C
月夜にはそれとも見えず梅の花かをたづねてぞしるべかりける(凡河内躬恒[古今])

217 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:08:29 ID:bVeCQU2C
梅の花それともみえず久かたのあまぎる雪のなべてふれれば(読人不知[古今])

218 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:09:24 ID:bVeCQU2C
今よりは若菜つむべき古里のみかきが原に雪は降りつつ(西園寺実兼[新後撰])

219 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:36:17 ID:HLcqDJAf
むら雨のふる江をよそに飛ぶさぎの跡まで白きおもだかの花

220 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:37:13 ID:HLcqDJAf
月くもる千里しづかに音もせず明くるさかひや人もまどろむ

221 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:38:12 ID:HLcqDJAf
おもひ入る心の色も暮ごとに遠ざかるなり山はうごかで

222 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:39:08 ID:HLcqDJAf
住みすててのこる庵もかたぶきぬかり田さびしき四方の嵐に

223 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:39:49 ID:HLcqDJAf
物毎に心をとめし山里の岩木もしるや人のはかなさ

224 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:40:35 ID:HLcqDJAf
ひとり立つ波やのどけき世の中をはなれ小島の松の心は

225 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:41:19 ID:HLcqDJAf
あふげとてむなしき空にさす指をまもりて月をみる人もなし

226 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:57:23 ID:K+8oRwJX
我といへば稲荷の神もつらきかな人のためとはいのらざりしを(拾遺1267)

227 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:58:10 ID:K+8oRwJX
いとふとは知らぬにあらず知りながら心にもあらぬ心なりけり(後拾遺713)

228 :名無氏物語:2007/01/10(水) 10:58:58 ID:K+8oRwJX
雪をうすみ垣根につめるからなづななづさはまくのほしき君かな(拾遺1021)

229 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:02:40 ID:K+8oRwJX
やはらかにぬる夜もなくて別れぬる夜々の手枕いつかわすれん(千載783)

230 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:03:14 ID:K+8oRwJX
老いらくの命のあまり長くして君にふたたび別れぬるかな(千載554)

231 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:03:44 ID:K+8oRwJX
きえかへりあるかなきかの我が身かなうらみてかへる道芝の露(新古1188)

232 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:04:28 ID:K+8oRwJX
折りにこと思ひやすらん花桜ありしみゆきの春を恋ひつつ(新古1452)

233 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:34:11 ID:jSJhgzz1
咲きそめてわが世に散らぬ花ならばあかぬ心のほどは見てまし(続後拾遺999)

234 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:35:55 ID:jSJhgzz1
山たかみ峯の嵐にちる花の月にあまぎる明けがたの空(新古130)

235 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:37:26 ID:jSJhgzz1
いにしへの春にもかへる心かな雲ゐの花にものわすれせで(続後撰82)

236 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:38:35 ID:jSJhgzz1
枝にちる花こそあらめ鶯のねさへかれゆく春の暮かな(玉葉285)

237 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:39:54 ID:jSJhgzz1
五月雨の雲まの月のはれゆくをしばし待ちける時鳥かな(新古237)

238 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:41:31 ID:jSJhgzz1
あやめふく軒端すずしき夕風に山ほととぎす近くなくなり(玉葉347)

239 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:45:01 ID:jSJhgzz1
なく蝉の声もすずしき夕暮に秋をかけたる森の下露(新古271)

240 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:52:55 ID:Vhutrr5t
つひに身のけぶりとならん果てやなほ花にたちそふ霞ならまし(草山和歌集)

241 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:53:47 ID:Vhutrr5t
なほふかく見てこそやまめ山里のさびしさあかぬ秋の夜の月(草山和歌集)

242 :名無氏物語:2007/01/10(水) 11:56:01 ID:Vhutrr5t
ほのぼのとあけゆく庭のおもしろく神代おぼゆる今朝の初雪(草山和歌集)

243 :名無氏物語:2007/01/10(水) 12:07:13 ID:Vhutrr5t
里の犬のあとのみ見えてふる雪もいとど深草冬ぞさびしき(草山和歌集)

244 :名無氏物語:2007/01/10(水) 12:12:32 ID:Vhutrr5t
のがれては山里ならぬ宿もなしただ我からの憂き世なりけり(草山和歌集)

245 :名無氏物語:2007/01/10(水) 12:20:58 ID:Vhutrr5t
身をさらぬ心を友とさだめずはひとり住むべき山の奧かは(草山和歌集)

246 :名無氏物語:2007/01/10(水) 12:22:55 ID:Vhutrr5t
心にもおよばぬものは何かあると心にとへば心なりけり(草山和歌集)

247 :名無氏物語:2007/01/10(水) 12:35:58 ID:Vhutrr5t
先立たばなほいかばかり悲しさのおくるるほどはたぐひなけれど(草山和歌集)

248 :名無氏物語:2007/01/10(水) 12:37:45 ID:Vhutrr5t
いかにしていかに報いん限りなき空を仰ぎて音には泣くとも(草山和歌集)

249 :名無氏物語:2007/01/10(水) 12:38:37 ID:Vhutrr5t
惜しからぬ身ぞ惜しまるるたらちねの親ののこせる形見と思へば(草山和歌集)

250 :名無氏物語:2007/01/10(水) 12:39:15 ID:Vhutrr5t
鷲の山つねにすむてふ峰の月かりにあらはれ仮にかくれて(草山和歌集)

251 :名無氏物語:2007/01/10(水) 21:52:59 ID:B46euAo2
風そよぐ
奈良の小川の夕暮れは
みそぎぞ夏の
しるしなりけり

252 :名無氏物語:2007/01/10(水) 22:00:07 ID:B46euAo2
君を抱くティンカーベルになりたくて
パールピンクのフラットシューズ

253 :名無氏物語:2007/01/10(水) 22:01:27 ID:B46euAo2
寒いねと言えば寒いねとこたえるひとのいるあたたかさ

254 :名無氏物語:2007/01/11(木) 07:53:24 ID:UsBYcqJT
立ちそひてともに行くべき道ならば煙とならむ身をもをしまじ(法橋行経「新千載集」)

255 :名無氏物語:2007/01/11(木) 08:06:21 ID:iBO10tHK
秋さらば見つつ偲へと妹が植ゑし屋戸の撫子咲きにけるかも(大伴家持[万葉])

256 :名無氏物語:2007/01/11(木) 08:12:00 ID:iBO10tHK
難波門を漕ぎ出でて見れば神さぶる生駒高嶺に雲ぞ棚引く(大田部三成[万葉])

257 :名無氏物語:2007/01/11(木) 15:39:17 ID:FGoEtRmn
こゑぞせぬ三世の仏の名をとへばたれぞ心のおくにこたふる

258 :名無氏物語:2007/01/11(木) 15:40:19 ID:FGoEtRmn
かつみゆる月にこの手をあはせても先づ立ちむかへ出づる山のは

259 :名無氏物語:2007/01/11(木) 15:41:53 ID:FGoEtRmn
中空の月まちえてぞ四方の人匂へる花の光をもみる

260 :名無氏物語:2007/01/11(木) 15:44:27 ID:FGoEtRmn
おもひつつかたりいださぬ古をひとりしのぶとしる人もなし

261 :名無氏物語:2007/01/11(木) 15:46:39 ID:FGoEtRmn
ことのはをえらぶ数にはいらず共只かばかりを哀ともみよ

262 :名無氏物語:2007/01/11(木) 15:47:28 ID:FGoEtRmn
世々を見し夢の面影たつちりのいそぢの床をはらふ松かぜ

263 :名無氏物語:2007/01/11(木) 15:49:36 ID:FGoEtRmn
あととめてさむるか夢の中空に孤の雲の残るをぞ見る

264 :名無氏物語:2007/01/11(木) 15:54:26 ID:3nfcrOdJ
紫の雲のかけても思ひきや春の霞になして見むとは(後拾遺541)

265 :名無氏物語:2007/01/11(木) 15:55:49 ID:3nfcrOdJ
きのふかも霰ふりしは信楽の外山の霞春めきにけり(詞花2)

266 :名無氏物語:2007/01/11(木) 15:57:49 ID:3nfcrOdJ
風ふけば室の八島の夕煙心の空にたちにけるかな(新古1010)

267 :名無氏物語:2007/01/11(木) 16:04:42 ID:3nfcrOdJ
人しれずおつる涙のつもりつつ数かくばかりなりにけるかな(拾遺878)

268 :名無氏物語:2007/01/11(木) 16:07:29 ID:3nfcrOdJ
命あらば逢ふよもあらん世の中になど死ぬばかりおもふ心ぞ(詞花195)

269 :名無氏物語:2007/01/11(木) 16:10:29 ID:3nfcrOdJ
しばし待てまだ夜はふかし長月の有明の月は人まどふなり(新古1182)

270 :名無氏物語:2007/01/11(木) 16:11:56 ID:3nfcrOdJ
萩の葉や露のけしきもうちつけにもとより変はる心あるものを(新古1347)

271 :名無氏物語:2007/01/11(木) 16:47:58 ID:BCJHYSRi
あはれなる山田の庵のねざめかな稲葉の風に初かりのこゑ(玉葉598)

272 :名無氏物語:2007/01/11(木) 16:48:53 ID:BCJHYSRi
秋の夜はたづぬる宿に人もなしたれも月にやあくがれぬらん(玉葉670)

273 :名無氏物語:2007/01/11(木) 16:49:50 ID:BCJHYSRi
おほかたの秋の寝覚の露けくはまた誰が袖に有明の月(新古435)

274 :名無氏物語:2007/01/11(木) 16:51:05 ID:BCJHYSRi
散りかかる紅葉の色はふかけれど渡ればにごる山川の水(新古540)

275 :名無氏物語:2007/01/11(木) 16:53:03 ID:BCJHYSRi
世にふるは苦しきものを槙の屋にやすくも過ぐる初時雨かな(新古590)

276 :名無氏物語:2007/01/11(木) 17:01:05 ID:BCJHYSRi
難波潟汀の蘆は霜がれてなだの捨舟あらはれにけり(続後拾遺444)

277 :名無氏物語:2007/01/11(木) 17:05:03 ID:BCJHYSRi
我が袖は潮干に見えぬ沖の石の人こそ知らねかわく間ぞなき(千載760)

278 :名無氏物語:2007/01/11(木) 17:55:52 ID:tnt5VdXP
わたの原こき出でてみれば久かたの雲ゐにまがふ沖つ白浪(藤原忠通[詞花])

279 :名無氏物語:2007/01/11(木) 17:57:22 ID:tnt5VdXP
初霜のおき出てみれは白妙の衣手さむき月の影かな(道昭[新千載])

280 :名無氏物語:2007/01/11(木) 17:59:18 ID:tnt5VdXP
矢田の野に打出でてみれば山風の有乳の嶺は雪ふりにけり(藤原為家[新後拾遺])

281 :名無氏物語:2007/01/11(木) 18:07:24 ID:tnt5VdXP
さざなみや打出でてみれば白妙の雪をかけたる瀬田の長橋(惟賢[新拾遺])

282 :名無氏物語:2007/01/11(木) 18:15:15 ID:tnt5VdXP
和歌の浦に年へてすみし芦田鶴の雲ゐにのぼる今日のうれしさ(藤原重家[玉葉])

283 :名無氏物語:2007/01/12(金) 08:40:00 ID:hd6W9WJ0
明石潟塩風あらき夕波に遠島かけてたづ鳴きわたる(祝部成胤[新続古今])

284 :名無氏物語:2007/01/12(金) 08:45:16 ID:mdJjrYjb
風さむみ夜のふけゆけば妹が島かたみのうらに千鳥なくなり(実朝[新勅撰])

285 :名無氏物語:2007/01/12(金) 08:48:21 ID:mdJjrYjb
うちなびき春さりくれば楸おふる片山かげに鶯ぞなく(実朝[玉葉])

286 :名無氏物語:2007/01/12(金) 08:49:09 ID:mdJjrYjb
雨ふれば小田のますらをいとまあれや苗代水を空にまかせて(勝命法師[新古今])

287 :名無氏物語:2007/01/12(金) 08:49:48 ID:mdJjrYjb
九重の桜かざしてけふは又神につかふる雲のうへびと(後醍醐天皇[新拾遺])

288 :名無氏物語:2007/01/12(金) 08:50:40 ID:mdJjrYjb
山の井のあさき心も思はぬに影ばかりのみ人のみゆらん(読人不知[古今])

289 :名無氏物語:2007/01/12(金) 09:25:04 ID:Y0pWhNom
山もとに雪はふりつつしかすがにこのかはやなぎもえにけるかも(新勅撰22)

290 :名無氏物語:2007/01/12(金) 09:29:03 ID:Y0pWhNom
昨日こそ年はくれしか春霞かすがの山にはやたちにけり(拾遺3)

291 :名無氏物語:2007/01/12(金) 09:32:25 ID:Y0pWhNom
我が背子をならしの岡のよぶこどり君よびかへせ夜のふけぬ時(拾遺819)

292 :名無氏物語:2007/01/12(金) 09:33:30 ID:Y0pWhNom
ももしきの大宮人はいとまあれや桜かざしてけふもくらしつ(新古104)

293 :名無氏物語:2007/01/12(金) 09:34:22 ID:Y0pWhNom
春雨はいたくなふりそ桜花まだみぬ人にちらまくもをし(新古110)

294 :名無氏物語:2007/01/12(金) 09:37:10 ID:Y0pWhNom
山のはに月のいざよふ夕ぐれはひばらがうへもかすみわたれり(続古今40)

295 :名無氏物語:2007/01/12(金) 12:36:13 ID:9HEb0bmk
我が宿の梅の花さけり春雨はいたくなふりそちらまくもをし(実朝)

296 :名無氏物語:2007/01/12(金) 12:37:15 ID:9HEb0bmk
春雨はいたくなふりそ旅人の道ゆきごろもぬれもこそすれ(実朝)

297 :名無氏物語:2007/01/12(金) 12:38:55 ID:9HEb0bmk
秋風はいたくな吹きそわが宿のもとあらの小萩ちらまくもをし(実朝)

298 :名無氏物語:2007/01/12(金) 12:51:15 ID:9Y0WKy0O
くもりなきただ大空にむかひても君を八千代と祈るばかりぞ

299 :名無氏物語:2007/01/12(金) 12:51:58 ID:9Y0WKy0O
天の戸をあくればやがて日の光神代のままの春やたつらん

300 :名無氏物語:2007/01/12(金) 12:52:50 ID:9Y0WKy0O
花にふく山風よりも夕月夜ひかりにとほく行くにほひかな

301 :名無氏物語:2007/01/12(金) 12:53:48 ID:9Y0WKy0O
今朝みれば天つ乙女のあまくだる袂かうすき蝉のは衣

302 :名無氏物語:2007/01/12(金) 12:54:47 ID:9Y0WKy0O
いづくにか花はのがれん夏きても風の使の青葉ふく声

303 :名無氏物語:2007/01/12(金) 12:55:27 ID:9Y0WKy0O
花ちらす昔はむかし今はいましたしくなりぬ木々の下風

304 :名無氏物語:2007/01/12(金) 12:56:49 ID:9Y0WKy0O
さびしさの限りを月にみ山風それもしづまる嶺のかり庵

305 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:07:16 ID:ph6a5zmt
とのもりのともの宮つこいとまあれや日かずふりゆく五月雨のそら(平忠盛)

306 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:08:23 ID:ph6a5zmt
思ふどち桜かざしてくらす日を花なき里の人にみせばや(藤原家隆)

307 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:09:22 ID:ph6a5zmt
蘆の屋のなだの塩やきいとまあれや磯山桜かざすあま人(藤原良経)

308 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:36:27 ID:wb/Cr8wX
野べみれば弥生の月の果つるまでまだうら若きさいたづまかな(後拾遺149)

309 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:37:59 ID:wb/Cr8wX
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひぬるかな(後拾遺669)

310 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:38:43 ID:wb/Cr8wX
夕まぐれ木しげき庭をながめつつ木の葉とともにおつる涙か(詞花396)

311 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:39:31 ID:wb/Cr8wX
しかばかりちぎりしものを渡り川かへるほどには忘るべしやは(後拾遺598)

312 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:40:05 ID:wb/Cr8wX
時雨とは千草の花ぞちりまがふ何ふる里の袖ぬらすらん(後拾遺500)

313 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:41:02 ID:wb/Cr8wX
きてなれし衣の袖もかわかぬに別れし秋になりにけるかな(後拾遺600)

314 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:42:14 ID:wb/Cr8wX
谷の戸をとぢやはてつる鶯のまつにおとせで春のくれぬる(千載1061)

315 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:48:36 ID:6tjVGjmu
みるめこそ入りぬる磯の草ならめ袖さへ波の下に朽ちぬる(新古1084)

316 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:49:34 ID:6tjVGjmu
涙川たぎつ心のはやき瀬をしがらみかけてせく袖ぞなき(新古1120)

317 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:52:06 ID:6tjVGjmu
明けぬれどまだきぬぎぬになりやらで人の袖をもぬらしつるかな(新古1184)

318 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:53:23 ID:6tjVGjmu
ひと夜とてよがれし床のさむしろにやがても塵のつもりぬるかな(千載880)

319 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:56:15 ID:6tjVGjmu
いまさらに恋しといふも頼まれずこれも心のかはると思へば(千載891)

320 :名無氏物語:2007/01/12(金) 13:58:11 ID:6tjVGjmu
今はさはなにに命をかけよとて夢にも人のみえずなるらん(新後撰1164)

321 :名無氏物語:2007/01/12(金) 14:00:40 ID:6tjVGjmu
あはれあはれはかなかりける契りかな唯うたたねの春の夜の夢(新勅撰979)

322 :名無氏物語:2007/01/12(金) 14:24:36 ID:Mi8ywrJg
あべの島いはうつ波のよるさえてすむともきかぬ千鳥なくなり(宗良親王)

323 :名無氏物語:2007/01/12(金) 14:26:12 ID:Mi8ywrJg
夕づく日残らぬ色やあべの島鵜のすむ石のうへにみゆらん(後柏原天皇)

324 :名無氏物語:2007/01/12(金) 14:29:48 ID:Mi8ywrJg
あべのしま鵜のゐる岩ほかげ高み夕日かくれる波のすずしさ(三条西実隆)

325 :名無氏物語:2007/01/12(金) 14:31:15 ID:Mi8ywrJg
深川を漕ぎ出でて見れば入日さし冨士の高根のさやけく見ゆかも(田安宗武)

326 :名無氏物語:2007/01/12(金) 14:31:59 ID:Mi8ywrJg
土肥の海漕ぎ出でて見れば白雪を天に懸けたり富士の高嶺は(島木赤彦)

327 :名無氏物語:2007/01/12(金) 14:33:51 ID:Mi8ywrJg
夕づくよみつ潮あひのかたをなみ浪にしをれてなく千鳥かな(源実朝)

328 :名無氏物語:2007/01/13(土) 02:26:57 ID:KuRY4u3j
山の井の浅き心をしりぬれば影みんことは思ひ絶えにき(待賢門院堀河[玉葉])

329 :名無氏物語:2007/01/13(土) 02:28:35 ID:KuRY4u3j
くやしくぞ結びそめけるそのままにさて山の井のあさき契りを(藤原為子[続後撰])

330 :名無氏物語:2007/01/13(土) 02:30:18 ID:KuRY4u3j
八雲たつ道はふかきを安積山あさくも人のおもひいる哉(藤原基家[続古今])

331 :名無氏物語:2007/01/13(土) 03:51:15 ID:BRS9uGMQ
から衣花のたもとにぬぎかへよ我こそ春の色はたちつれ(新古1483)

332 :名無氏物語:2007/01/13(土) 03:52:40 ID:BRS9uGMQ
春きてぞ人もとひける山里は花こそ宿のあるじなりけれ(拾遺1015)

333 :名無氏物語:2007/01/13(土) 03:53:14 ID:BRS9uGMQ
うき世をば峰の霞やへだつらんなほ山里はすみよかりけり(千載1059)

334 :名無氏物語:2007/01/13(土) 03:54:17 ID:BRS9uGMQ
卯の花のちらぬかぎりは山里の木の下闇もあらじとぞ思ふ(玉葉302)

335 :名無氏物語:2007/01/13(土) 03:54:55 ID:BRS9uGMQ
天の川のちの今日だにはるけきをいつともしらぬ船出かなしな(拾遺1093)

336 :名無氏物語:2007/01/13(土) 03:58:43 ID:BRS9uGMQ
朝まだき嵐の山のさむければ紅葉の錦きぬ人ぞなき(拾遺210)

337 :名無氏物語:2007/01/13(土) 03:59:17 ID:BRS9uGMQ
霜おかぬ袖だにさゆる冬の夜に鴨のうは毛を思ひこそやれ(拾遺230)

338 :名無氏物語:2007/01/13(土) 04:02:40 ID:E40c681u
昔見し雲ゐをめぐる秋の月今いくとせか袖にやどさむ(新古1512)

339 :名無氏物語:2007/01/13(土) 04:03:27 ID:E40c681u
身のうさを月やあらぬとながむれば昔ながらの影ぞもりくる(新古1542)

340 :名無氏物語:2007/01/13(土) 04:04:08 ID:E40c681u
うきもなほ昔のゆゑと思はずはいかに此の世を恨みはてまし(新古1965)

341 :名無氏物語:2007/01/13(土) 04:04:55 ID:E40c681u
ほととぎすなほ初声をしのぶ山夕ゐる雲の底になくなり(千載157)

342 :名無氏物語:2007/01/13(土) 04:05:56 ID:E40c681u
しはつ山風吹きすさぶならの葉にたえだえのこる日ぐらしのこゑ(新続古今1690)

343 :名無氏物語:2007/01/13(土) 04:07:00 ID:E40c681u
あさぢふの露けくもあるか秋きぬと目にはさやかに見えけるものを(千載227)

344 :名無氏物語:2007/01/13(土) 04:08:19 ID:E40c681u
身にかへていざさは秋を惜しみ見んさらでももろき露の命を(新古549)

345 :名無氏物語:2007/01/14(日) 01:51:37 ID:9D1tC9Kz
花かつみかつみても猶頼まれず安積の沼の浅き心は(小倉公雄[続千載])

346 :名無氏物語:2007/01/14(日) 01:52:44 ID:9D1tC9Kz
山の井の水の心は浅けれどあかで年ふる柴の庵かな(寂真[新続古今])

347 :名無氏物語:2007/01/14(日) 01:59:10 ID:9D1tC9Kz
霜雪のしろ髪までにつかへきぬ君の八千代を祝ひおくとて(藤原定家[続古今])

348 :名無氏物語:2007/01/14(日) 02:01:21 ID:9D1tC9Kz
あたら夜を伊勢の浜荻折り敷きて妹恋しらに見つる月かな(基俊[千載])

349 :名無氏物語:2007/01/14(日) 02:20:23 ID:VC8A3ktm
天つ空とよのあかりに見し人のなほ面影のしひて恋しき(新古今1004)

350 :名無氏物語:2007/01/14(日) 02:21:10 ID:VC8A3ktm
滝の音はたえて久しくなりぬれど名こそながれてなほきこえけれ(千載1035)

351 :名無氏物語:2007/01/14(日) 02:22:22 ID:VC8A3ktm
いまはただ君が御かげをたのむかな雲がくれにし月を恋ひつつ(続拾遺1302)

352 :名無氏物語:2007/01/14(日) 02:23:55 ID:VC8A3ktm
ここにきえかしこにむすぶ水の泡のうき世にめぐる身にこそありけれ(千載1202)

353 :名無氏物語:2007/01/14(日) 02:28:37 ID:VC8A3ktm
ゆきかへる旅に年ふる雁がねはいくその春をよそに見るらむ(後拾遺69)

354 :名無氏物語:2007/01/14(日) 02:33:05 ID:VC8A3ktm
ちりのこる花もやあるとうちむれて深山がくれを尋ねてしがな(新古167)

355 :名無氏物語:2007/01/14(日) 02:34:10 ID:VC8A3ktm
秋はつるさよふけがたの月みれば袖ものこらず露ぞおきける(新古486)

356 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:40:54 ID:jgwc/6j1
隠れぬとみればたえまに影もりて月もしぐるる村雲の空(続古今615)

357 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:41:24 ID:jgwc/6j1
むかし思ふさ夜の寝覚めの床さえて涙もこほる袖の上かな(新古629)

358 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:42:23 ID:jgwc/6j1
浦松の葉ごしにおつる月影に千鳥つまどふ須磨の明ぼの(玉葉915)

359 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:43:59 ID:jgwc/6j1
立ちぬるる山のしづくも音たえて槙の下葉にたるひしにけり(新古630)

360 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:44:42 ID:jgwc/6j1
恋ひ死なばまたも此の世にめぐりきて二たび君をよそにだにみん(続後拾遺727)

361 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:45:17 ID:jgwc/6j1
ふじのねは問はでも空にしられけり雲より上にみゆるしら雪(新勅撰1296)

362 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:45:57 ID:jgwc/6j1
跡たえて世をのがるべき道なれや岩さへ苔の衣きてけり(千載1107)

363 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:48:56 ID:ee6vmM+w
山ふかみ春ともしらぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水

364 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:50:08 ID:ee6vmM+w
春もまづしるくみゆるは音羽山峰の雪より出づる日の色

365 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:51:01 ID:ee6vmM+w
峰の雪もまだふる年の空ながらかたへかすめる春のかよひ路

366 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:51:48 ID:ee6vmM+w
色つぼむ梅の木のまの夕月夜春の光をみせそむるかな

367 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:53:03 ID:ee6vmM+w
春くれば心もとけてあは雪のあはれふりゆく身をしらぬかな

368 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:54:09 ID:ee6vmM+w
見渡せばこのもかのもにかけてけりまだ緯うすき春の衣を

369 :名無氏物語:2007/01/14(日) 03:55:57 ID:ee6vmM+w
梅が枝の花をばよそにあくがれて風こそかをれ春の夕やみ

370 :名無氏物語:2007/01/14(日) 13:28:39 ID:EHpGTHBC
出典も書いてよー

371 :名無氏物語:2007/01/14(日) 19:07:18 ID:QMeU09A9
秋こそあれ人はたづねぬ松の戸をいくへもとぢよ蔦のもみぢ葉(新勅撰)

372 :名無氏物語:2007/01/14(日) 19:19:12 ID:rjDWM05B
あまつ風氷をわたる冬の夜の乙女の袖をみがく月かげ〔新勅撰〕

373 :名無氏物語:2007/01/15(月) 07:42:32 ID:i3eTgSJe
しらざりし八十瀬の浪を分け過ぎてかたしくものは伊勢の浜荻(丹後[新古今])

374 :名無氏物語:2007/01/15(月) 07:43:16 ID:i3eTgSJe
いく夜かは月をあはれとながめきて浪にをりしく伊勢の浜荻(越前[新古今])

375 :名無氏物語:2007/01/15(月) 07:44:37 ID:i3eTgSJe
をりしかんひまこそなけれ沖つかぜ夕たつ波のあらき浜荻(家隆[新拾遺])

376 :名無氏物語:2007/01/15(月) 07:48:03 ID:i3eTgSJe
千年ふとわがきくなへに蘆たづの鳴きわたるなる声の遥けさ(貫之[新千載])

377 :名無氏物語:2007/01/15(月) 07:54:44 ID:SDVa4hMj
は 

378 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:33:02 ID:TfDfJ7iW
ながめつるけふは昔になりぬとも軒ばの梅はわれをわするな

379 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:34:02 ID:TfDfJ7iW
花はいさそこはかとなく見わたせば霞ぞかをる春の明けぼの

380 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:34:40 ID:TfDfJ7iW
いまさくらさきぬと見えてうすぐもり春にかすめる世のけしきかな

381 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:35:13 ID:TfDfJ7iW
花ならでまたなぐさむる方もがなつれなく散るをつれなくぞ見ん

382 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:36:18 ID:TfDfJ7iW
この世にはわすれぬ春の面影よおぼろ月夜の花のひかりに

383 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:37:09 ID:TfDfJ7iW
はかなくてすぎにし方をかぞふれば花に物おもふ春ぞへにける

384 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:37:47 ID:TfDfJ7iW
やへにほふ軒ばの桜うつろひぬ風よりさきにとふ人もがな

385 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:42:34 ID:b4MASIEH
かへるさの道やは変はる変はらねどとくるにまどふ今朝の淡雪(後拾遺671)

386 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:43:48 ID:b4MASIEH
明けぬれば暮るるものとはしりながらなほ恨めしき朝ぼらけかな(後拾遺672)

387 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:44:30 ID:b4MASIEH
つれづれと思へばながき春の日にたのむこととはながめをぞする(後拾遺798)

388 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:45:15 ID:b4MASIEH
須磨のあまの浪かけ衣よそにのみきくは我が身になりにけるかな(新古1041)

389 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:45:53 ID:b4MASIEH
露にだに心おかるな夏萩の下葉の色よそれならずとも(風雅1340)

390 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:47:47 ID:b4MASIEH
わかれての四とせの春の春ごとに花の都を思ひおこせよ(後拾遺465)

391 :名無氏物語:2007/01/15(月) 14:49:57 ID:b4MASIEH
この世にはすむべきほどやつきぬらむ世の常ならず物のかなしき(千載1094)

392 :名無氏物語:2007/01/15(月) 15:04:34 ID:6yqo+kuJ
ありし夜を見はてぬ夢の枕にも猶うらめしき鐘の音かな(源通親[新続古今])

393 :名無氏物語:2007/01/15(月) 15:21:53 ID:6yqo+kuJ
咲きぬればかつちる花と知りながら猶うらめしき春の山風(藤原忠家[続後撰])

394 :名無氏物語:2007/01/15(月) 15:38:01 ID:6yqo+kuJ
天つ風雲の通ひ路ふきとぢよ乙女の姿しばしとどめむ(遍昭[古今])

395 :名無氏物語:2007/01/15(月) 15:46:12 ID:6yqo+kuJ
春の夜の月にまがへる梅の花ただ香ばかりぞしるべなりける(源顕仲[堀河百首])

396 :名無氏物語:2007/01/15(月) 15:49:50 ID:6yqo+kuJ
もろともに同じ浮世にすむ月の羨しくも西へゆくかな(中原長国妻[後拾遺])

397 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:03:26 ID:JFfQExK6
思ひ出のあらば心もとまりなんいとひやすきは憂き世なりけり(千載1108)

398 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:04:16 ID:JFfQExK6
草がくれ庭に馴れたる鹿の音に人めまれなる程をしるかな(玉葉1969)

399 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:05:13 ID:JFfQExK6
岩そそく水よりほかに音せねば心ひとつにすましてぞ聞く(千載1134)

400 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:06:29 ID:JFfQExK6
まよふべき闇をばしらではかなくも霧の絶えまと思ひけるかな(続後拾遺1213)

401 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:07:39 ID:JFfQExK6
陸奥のいはでしのぶはえぞしらぬふみつくしてよ壺の石ぶみ(新古1786)

402 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:09:39 ID:JFfQExK6
散りはてて花のかげなき木のもとにたつことやすき夏衣かな(新古177)

403 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:10:28 ID:JFfQExK6
鵜かひ舟あはれとぞ見るもののふの八十宇治川の夕闇の空(新古251)

404 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:15:30 ID:LLTs7QXE
色まさる松こそ見ゆれ君をいのる春の日吉の山のかひより(拾玉集)

405 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:17:13 ID:LLTs7QXE
そむれども散らぬたもとに時雨きて猶色ふかき神無月かな(拾玉集)

406 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:17:45 ID:LLTs7QXE
明けばまづ木の葉に袖をくらぶべし夜半の時雨よ夜半の涙よ(拾玉集)

407 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:19:22 ID:LLTs7QXE
せめてなほうき世にとまる身とならば心のうちに宿はさだめん(拾玉集)

408 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:22:29 ID:LLTs7QXE
山路ふかく憂き身のすゑをたどり行けば雲にあらそふ峰の松かぜ(拾玉集)

409 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:24:24 ID:LLTs7QXE
わが心奥までわれがしるべせよわが行く道はわれのみぞ知る(拾玉集)

410 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:25:54 ID:LLTs7QXE
里の犬のなほみ山べに慕ひくるを心の奥に思ひはなちつ(拾玉集)

411 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:29:37 ID:peiSHvy8
思ふことなくてぞ見ましほのぼのと有明の月の志賀の浦波(新葉1107)

412 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:30:23 ID:peiSHvy8
いにしへは露分けわびし虫の音をたづねぬ草の枕にぞきく(新葉1108)

413 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:30:58 ID:peiSHvy8
かげよわる柞の紅葉いかならん木の下道のあれはてしより(新葉1112)

414 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:31:49 ID:peiSHvy8
むべしこそ雪も深けれなべて世のうれへの雲の空にみちつつ(新葉1132)

415 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:32:40 ID:peiSHvy8
この里にみゆきせし世の面影ぞけふは涙とともにさきだつ(新葉1308)

416 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:34:55 ID:peiSHvy8
海山をみる空もなしわが心さながら君にそへてこしかば(新葉519)

417 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:38:29 ID:peiSHvy8
言問ひていざさはここにすみだ川鳥の名きくも都なりけり(新葉537)

418 :名無氏物語:2007/01/15(月) 16:48:18 ID:uAjv/6eI
記念カキコ

419 :名無氏物語:2007/01/15(月) 17:53:42 ID:puty1jn+
春もなほなつみのかはのあさ氷まだ消えやらず山かげにして(西音[玉葉])

420 :名無氏物語:2007/01/15(月) 17:54:48 ID:puty1jn+
わきて猶こほりやすらん大井河さむる嵐の山陰にして(基嗣[風雅])

421 :名無氏物語:2007/01/15(月) 17:58:08 ID:puty1jn+
伊勢島やわかの松原みわたせば夕しほかけて秋かぜぞふく(道家[続古今])

422 :名無氏物語:2007/01/15(月) 17:59:58 ID:puty1jn+
何処にもふりさけ今や三笠山もろこしかけていづる月影(源家長[新勅撰])

423 :名無氏物語:2007/01/16(火) 14:03:26 ID:NEjnxZ3b
布士の嶺を高み畏み天雲もい行きはばかり棚引くものを(万葉3-321)

424 :名無氏物語:2007/01/16(火) 14:19:42 ID:71M9nW6M
はつ時雨ふりさけ見ればあかねさす三笠の山は紅葉しにけり(源家長[続後撰])

425 :名無氏物語:2007/01/16(火) 14:20:41 ID:71M9nW6M
天の原ふりさけみれば月清み秋のよいたく深けにけるかな(源実朝[新拾遺])

426 :名無氏物語:2007/01/16(火) 14:21:48 ID:71M9nW6M
薪こり峰の木のみをもとめてぞえがたき法は聞きはじめける(俊成[玉葉])

427 :名無氏物語:2007/01/16(火) 14:24:17 ID:71M9nW6M
夢にても見つとはいはじ朝な朝なわが俤にはづる身なれば(伊勢[伊勢集])

428 :名無氏物語:2007/01/16(火) 14:26:34 ID:71M9nW6M
蟋蟀いたくななきそ秋の夜の長き思ひは我ぞまされる(藤原忠房[古今])

429 :名無氏物語:2007/01/16(火) 14:27:16 ID:71M9nW6M
みるめこそ入りぬる磯の草ならめ袖さへ波の下に朽ちぬる(讃岐[新古今])

430 :名無氏物語:2007/01/16(火) 14:31:51 ID:nVDQpQ5U
いづれうき入りぬる磯の夏の夜はみらくすくなき月と夢とに(正徹)

431 :名無氏物語:2007/01/16(火) 14:35:58 ID:nVDQpQ5U
なつみ川山陰にして見し雪ののこるがさくか岸の卯花(正徹)

432 :名無氏物語:2007/01/16(火) 15:44:33 ID:372oM4Eb
夢のうちもうつろふ花に風ふけばしづ心なき春のうたたね

433 :名無氏物語:2007/01/16(火) 15:45:23 ID:372oM4Eb
残りゆく有明の月のもる影にほのぼの落つる葉がくれの花

434 :名無氏物語:2007/01/16(火) 15:46:14 ID:372oM4Eb
今朝みればやどの木ずゑに風過ぎてしられぬ雪のいくへともなく

435 :名無氏物語:2007/01/16(火) 15:47:22 ID:372oM4Eb
花は散りてその色となくながむればむなしき空に春雨ぞふる

436 :名無氏物語:2007/01/16(火) 15:48:22 ID:372oM4Eb
ながむれば思ひやるべきかたぞなき春のかぎりの夕暮の空

437 :名無氏物語:2007/01/16(火) 15:49:54 ID:372oM4Eb
忘れめやあふひを草に引きむすびかりねの野べの露の明けぼの

438 :名無氏物語:2007/01/16(火) 15:51:09 ID:372oM4Eb
こゑはして雲路にむせぶ時鳥涙やそそくよひのむら雨

439 :名無氏物語:2007/01/16(火) 16:24:13 ID:LdLUmhHW
この世にはすむべきほどやつきぬらむ世の常ならず物のかなしき(千載1094)

440 :名無氏物語:2007/01/16(火) 16:26:01 ID:LdLUmhHW
あかざりし花をや春も恋ひつらんありし昔を思ひ出でつつ(新古761)

441 :名無氏物語:2007/01/16(火) 16:28:59 ID:LdLUmhHW
ほしもあへぬ衣の闇にくらされて月ともいはずまどひぬるかな(新古808)

442 :名無氏物語:2007/01/16(火) 16:30:34 ID:LdLUmhHW
限りあればけふぬぎすてつ藤衣はてなきものは涙なりけり(拾遺1293)

443 :名無氏物語:2007/01/16(火) 16:32:01 ID:LdLUmhHW
あさがほを何はかなしと思ひけん人をも花はさこそみるらめ(拾遺1283)

444 :名無氏物語:2007/01/16(火) 16:33:10 ID:LdLUmhHW
さ月やみくらはし山の時鳥おぼつかなくもなきわたるかな(拾遺124)

445 :名無氏物語:2007/01/16(火) 16:34:52 ID:LdLUmhHW
葉をしげみと山の影やまがふらん明くるもしらぬ日ぐらしのこゑ(新勅撰187)

446 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:13:44 ID:HpsNDv9l
身にとまる思ひをおきのうは葉にてこの比かなし夕暮のそら(新古352)

447 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:14:23 ID:HpsNDv9l
いつまでか涙くもらで月はみし秋待ちえても秋ぞこひしき(新古379)

448 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:15:17 ID:HpsNDv9l
夕まぐれ鴫たつ沢の忘れ水思ひ出づとも袖はぬれなん(続古今357)

449 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:15:49 ID:HpsNDv9l
おほえ山かたぶく月の影さえて鳥羽田の面におつるかりがね(新古503)

450 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:17:01 ID:HpsNDv9l
木の葉ちる宿にかたしく袖の色をありともしらでゆく嵐かな(新古559)

451 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:17:49 ID:HpsNDv9l
みな人の知りがほにして知らぬかなかならず死ぬるならひありとは(新古832)

452 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:20:22 ID:HpsNDv9l
蓬生にいつか置くべき露の身はけふの夕暮あすの曙(新古834)

453 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:54:55 ID:8bXl6Q0x
五月雨に入りぬる磯の草よりも雲まの月ぞ見らく少なき(兼氏[新後撰])

454 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:56:07 ID:8bXl6Q0x
とまり舟入りぬる磯の波の音に今夜も夢は見らく少なし(頼氏[風雅])

455 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:57:50 ID:8bXl6Q0x
逢坂の関の清水に影見えて今やひくらむ望月の駒(貫之[拾遺])

456 :名無氏物語:2007/01/16(火) 17:59:09 ID:8bXl6Q0x
春ふかみ神なび河に影見えてうつろひにけり山吹の花(長実[金葉])

457 :名無氏物語:2007/01/16(火) 18:02:52 ID:8bXl6Q0x
月さゆるみたらし川に影見えて氷にすれる山藍の袖(俊成[新古今])

458 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:14:50 ID:txi8DqjO
かはづなく神なび河にさく花のいはぬ色をも人のとへかし(二条院讃岐[新勅撰])

459 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:19:35 ID:txi8DqjO
人しれぬわが恋草の七車思ひみだれてやる方もなし(後村上院[新葉])

460 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:20:17 ID:txi8DqjO
泉河とほきわたりの月かげに声をつくしてなく時鳥(後宇多院[新千載])

461 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:22:35 ID:txi8DqjO
まだみねば面影もなしなにしかも真野の萱原つゆみだるらん(藤原顕朝[続古今])

462 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:28:10 ID:keoW9YG9
いにしへを花橘にまかすれば軒の忍ぶに風かよふなり

463 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:29:06 ID:keoW9YG9
かへりこぬむかしを今とおもひねの夢の枕ににほふたち花

464 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:29:38 ID:keoW9YG9
水くらきいはまにまよふ夏虫のともしけちても夜を明かすかな

465 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:30:53 ID:keoW9YG9
五月雨の雲はひとつにとぢはててぬきみだれたる軒の玉水

466 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:32:28 ID:keoW9YG9
すずしやと風のたよりを尋ぬればしげみになびく野べのさゆりば

467 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:33:09 ID:keoW9YG9
名残なく雲のこなたははれにけり外山にかかる夕立のほど

468 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:34:05 ID:keoW9YG9
夕立の雲もとまらぬ夏の日のかたぶく山に日ぐらしの声

469 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:51:25 ID:FCaymTkA
いかでかは思ひありともしらすべき室の八島のけぶりならでは(詞花188)

470 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:52:17 ID:FCaymTkA
かくとだにえやはいぶきのさしも草さしもしらじなもゆる思ひを(後拾遺612)

471 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:52:55 ID:FCaymTkA
ながむるをたのむことにて明かしてきただかたぶきし月をのみ見て(玉葉1362)

472 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:53:25 ID:FCaymTkA
あけがたき二見の浦による浪の袖のみぬれておきつ島人(新古1167)

473 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:54:03 ID:FCaymTkA
おきて見ば袖のみぬれていとどしく草葉の玉のかずやまさらん(新古1183)

474 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:54:41 ID:FCaymTkA
我がためはたな井の清水ぬるけれど猶かきやらんさてはすむやと(拾遺670)

475 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:57:35 ID:koDjbe6D
けふも又かくや伊吹のさしも草さらば我のみ燃えや渡らん(和泉式部[新古今])

476 :名無氏物語:2007/01/17(水) 12:59:03 ID:koDjbe6D
あふことはいつと伊吹の峰におふるさしもたえせぬ思ひなりけり(藤原家房[新古今])

477 :名無氏物語:2007/01/17(水) 13:07:02 ID:koDjbe6D
さしも草もゆる伊吹の山の端のいつともわかぬ思ひなりけり(藤原頼氏[新勅撰])

478 :名無氏物語:2007/01/17(水) 13:08:22 ID:koDjbe6D
さしも草さしもひまなき五月雨に伊吹のたけの猶や燃ゆらん(藤原家良[新拾遺])

479 :名無氏物語:2007/01/17(水) 13:33:52 ID:LDggVE9d
我もいつぞあらましかばと見し人を偲ぶとすればいとど添ひゆく(新古835)

480 :名無氏物語:2007/01/17(水) 13:35:05 ID:LDggVE9d
初瀬川さよの枕におとづれて明くる檜原に嵐をぞきく(玉葉1193)

481 :名無氏物語:2007/01/17(水) 13:36:04 ID:LDggVE9d
旅の世にまた旅寝して草まくら夢のうちにも夢をみるかな(千載533)

482 :名無氏物語:2007/01/17(水) 13:37:06 ID:LDggVE9d
立田山秋ゆく人の袖を見よ木々の梢はしぐれざりけり(新古984)

483 :名無氏物語:2007/01/17(水) 13:39:18 ID:LDggVE9d
さとりゆくまことの道に入りぬれば恋しかるべき故郷もなし(新古985)

484 :名無氏物語:2007/01/17(水) 13:42:15 ID:LDggVE9d
わが恋は松を時雨のそめかねて真葛が原に風さわぐなり(新古1030)

485 :名無氏物語:2007/01/17(水) 13:45:05 ID:LDggVE9d
わが恋はゆくかたもなきながめよりむなしき空に秋風ぞ吹く(風雅1517)

486 :名無氏物語:2007/01/17(水) 15:07:49 ID:4Zk53X3n
おうさかのせき

487 :名無氏物語:2007/01/18(木) 00:06:23 ID:zAQTWA/Q
古郷の人の面かげ月にみて露わけあかすまののかや原(宗尊親王[新続古今])

488 :名無氏物語:2007/01/18(木) 00:09:10 ID:zAQTWA/Q
冬枯のまののかや原ほに出でし面かげみせておける霜かな(大江忠広[新拾遺])

489 :名無氏物語:2007/01/18(木) 00:10:48 ID:zAQTWA/Q
やすらひに出でけむ方もしら鳥のとば山松の音にのみぞ鳴く(定家[続後撰])

490 :名無氏物語:2007/01/18(木) 00:36:42 ID:WSDgbOva
たたきつるくひなの音も深けにけり月のみとづる苔のとぼそに

491 :名無氏物語:2007/01/18(木) 00:37:12 ID:WSDgbOva
ながむれば月はきえゆく庭の面にはつかに残る蛍ばかりぞ

492 :名無氏物語:2007/01/18(木) 00:39:04 ID:WSDgbOva
みじか夜のまどのくれ竹うちなびきほのかにかよふうたたねの秋

493 :名無氏物語:2007/01/18(木) 00:40:55 ID:WSDgbOva
まどちかき竹の葉すさぶ風の音にいとどみじかきうたたねの夢

494 :名無氏物語:2007/01/18(木) 00:42:38 ID:WSDgbOva
うたたねのあさけの袖にかはるなりならすあふぎの秋の初風

495 :名無氏物語:2007/01/18(木) 00:45:14 ID:WSDgbOva
秋きぬと荻の葉風のつげしより思ひしことのただならぬ暮

496 :名無氏物語:2007/01/18(木) 00:46:10 ID:WSDgbOva
ながむれば木の葉うつろふ夕月夜ややけしきだつ秋の空かな

497 :名無氏物語:2007/01/18(木) 01:19:03 ID:MJceDTun
雪ふかきまののかやはら跡たえてまだこととほし春のおもかげ(藤原定家)

498 :名無氏物語:2007/01/18(木) 01:29:37 ID:raTNr3QB
時のまも心は空になるものをいかですぐしし昔なるらん(拾遺850)

499 :名無氏物語:2007/01/18(木) 01:31:16 ID:raTNr3QB
わすれずよまたわすれずよ瓦屋の下たくけぶり下むせびつつ(後拾遺707)

500 :名無氏物語:2007/01/18(木) 01:31:52 ID:raTNr3QB
何せんに命をかけてちかひけんいかばやと思ふ折もありけり(拾遺871)

501 :名無氏物語:2007/01/18(木) 01:33:53 ID:raTNr3QB
浦風になびきにけりな里の海人のたく藻のけぶり心よわさは(後拾遺706)

502 :名無氏物語:2007/01/18(木) 01:35:32 ID:raTNr3QB
中々に物思ひそめて寝ぬる夜ははかなき夢もえやは見えける(新古1158)

503 :名無氏物語:2007/01/18(木) 01:37:10 ID:raTNr3QB
墨染のころもうき世の花ざかりをり忘れても折りてけるかな(新古760)

504 :名無氏物語:2007/01/18(木) 02:17:43 ID:XR2hZwzd
わが恋は庭のむら萩うらがれて人をも身をも秋の夕暮(新古1322)

505 :名無氏物語:2007/01/18(木) 02:18:38 ID:XR2hZwzd
野べの露は色もなくてやこぼれつる袖より過ぐる荻のうは風(新古1338)

506 :名無氏物語:2007/01/18(木) 02:20:30 ID:XR2hZwzd
おほけなくうき世の民におほふかなわが立つ杣に墨染の袖(千載1137)

507 :名無氏物語:2007/01/18(木) 02:22:22 ID:XR2hZwzd
世の中を心高くもいとふかな富士のけぶりを身の思ひにて(新古1614)

508 :名無氏物語:2007/01/18(木) 02:25:16 ID:XR2hZwzd
花ならでただ柴の戸をさして思ふ心のおくもみ吉野の山(新古1618)

509 :名無氏物語:2007/01/18(木) 02:30:00 ID:XR2hZwzd
まことふかく思ひいづべき友もがなあらざらん世の跡のなさけに(玉葉2590)

510 :名無氏物語:2007/01/18(木) 02:31:25 ID:XR2hZwzd
心ざし君にふかくて年もへぬまたむまれても又やいのらん(玉葉2591)

511 :名無氏物語:2007/01/18(木) 15:12:43 ID:GFzJh2bk
かすまずは春ともえやはしら鳥のとば山松に雪はふりつつ(大江頼重[風雅])

512 :名無氏物語:2007/01/18(木) 15:15:29 ID:GFzJh2bk
庭におふる夕かげ草の下露や暮を待つまの涙なるらん(藤原道経[新古今])

513 :名無氏物語:2007/01/18(木) 15:16:28 ID:GFzJh2bk
水無瀬山夕かげ草の下露や秋なく鹿の涙なるらん(源通光[続千載])

514 :名無氏物語:2007/01/18(木) 15:18:05 ID:GFzJh2bk
逢ひ見てし後瀬の山の後もなど通はぬ道の苦しかるらん(良覚[新後撰])

515 :名無氏物語:2007/01/18(木) 17:54:07 ID:bJco70gZ
風まぜに雪は降りつつしかすがに霞たなびき春はきにけり(読人不知[新古今])

516 :名無氏物語:2007/01/18(木) 17:54:45 ID:bJco70gZ
うちきらし猶風さむしいそのかみふるのやまべの春のあは雪(道家[続後撰])

517 :名無氏物語:2007/01/19(金) 11:24:16 ID:IPI3+ygM
梅の花くれなゐにほふ夕暮に柳なびきて春雨ぞふる(京極為兼[玉葉])

518 :名無氏物語:2007/01/19(金) 11:25:18 ID:IPI3+ygM
萩原も霜枯れにけり御狩野はあさるきぎすのかくれなきまで(長済[後拾遺])

519 :名無氏物語:2007/01/19(金) 11:28:27 ID:IPI3+ygM
音にたてぬかり庭の雉さのみやはおのがありかを忍びはつべき(実甚[新続古今])

520 :名無氏物語:2007/01/19(金) 11:56:10 ID:NndCSmtK
クソ古文

521 :名無氏物語:2007/01/19(金) 11:56:38 ID:IPI3+ygM
窓近きいささむら竹風ふけば秋におどろく夏の夜の夢(公継[新古今])

522 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:29:59 ID:ktpiknwL
秋はただ夕の雲のけしきこそそのこととなく詠められけれ

523 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:30:55 ID:ktpiknwL
よせかへる波の花ずりみだれつつしどろにうつす真野のうら萩

524 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:32:00 ID:ktpiknwL
あともなき庭のあさぢにむすぼほれ露のそこなる松虫のこゑ

525 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:32:32 ID:ktpiknwL
おしこめて秋のあはれにしづむかなふもとの里の夕霧のそこ

526 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:33:16 ID:ktpiknwL
我がやどのいな葉の風におどろけば霧のあなたに初かりのこゑ

527 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:34:53 ID:ktpiknwL
ながめわびぬ秋よりほかの宿もがな野にも山にも月やすむらん

528 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:35:41 ID:ktpiknwL
更けにけり山のはちかく月さえて十市の里に衣うつこゑ

529 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:40:37 ID:AY7jBUmH
見んといひし人ははかなくきえにしをひとり露けき秋の花かな(後拾遺570)

530 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:42:00 ID:AY7jBUmH
舟ながらこよひばかりは旅寝せむ敷津の浪に夢はさむとも(新古916)

531 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:42:57 ID:AY7jBUmH
ちはやぶるいつきの宮の旅寝にはあふひぞ草の枕なりける(千載970)

532 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:44:35 ID:AY7jBUmH
衣での山ゐの水に影みえしなほそのかみの春ぞ恋しき(新古1797)

533 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:46:21 ID:AY7jBUmH
むかし見し心ばかりをしるべにて思ひぞおくる生の松原(千載476)

534 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:48:37 ID:AY7jBUmH
やすらはで思ひたちにし東路にありけるものをはばかりの関(後拾遺1136)

535 :名無氏物語:2007/01/19(金) 12:56:22 ID:bwWACxPq
見し人もすみあらしてしふる郷にひとり露けき女郎花かな(崇徳院[玉葉])


536 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:05:21 ID:scNnshwy
あかぬ夜の春のともし火きゆる雨にねぶれる花よねぶらずを見む(惺窩先生倭謌集)

537 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:06:33 ID:scNnshwy
涼しさはなほむすぶ手の水よりもすむや心のしづかなる暮(惺窩先生倭謌集)

538 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:07:07 ID:scNnshwy
いひかはすものならなくに月にとふ古へのこと古への人(惺窩先生倭謌集)

539 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:09:45 ID:scNnshwy
見よいかに雲路の鳥はとび消えて帰る夕べの山もありけり(惺窩先生倭謌集)

540 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:10:21 ID:scNnshwy
たが情かくやは我をおくりゆかむ都の月のあづま路の空(惺窩先生倭謌集)

541 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:11:53 ID:scNnshwy
四十あまり九年とて稲妻のひかりのうちをなに数へけん(惺窩集)

542 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:13:56 ID:scNnshwy
たが為のよはひをのべて秋風や吹上の菊の色もうらめし(惺窩先生倭謌集)

543 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:16:54 ID:scNnshwy
いはざりし今ひとことの悔しさよ永きわかれのそれも形見を(惺窩先生倭謌集)

544 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:27:36 ID:C8LvpaqO
山里にひとりながめて思ふかな世にすむ人の心づよさを(新古1658)

545 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:28:10 ID:C8LvpaqO
草の庵をいとひても又いかがせむ露の命のかかるかぎりは(新古1661)

546 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:28:52 ID:C8LvpaqO
何ごとを思ふ人ぞと人とはば答へぬさきに袖ぞぬるべき(新古1754)

547 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:29:41 ID:C8LvpaqO
いたづらに過ぎにしことや歎かれん受けがたき身の夕暮の空(新古1755)

548 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:33:33 ID:C8LvpaqO
うち絶えて世にふる身にはあらねどもあらぬ筋には罪ぞかなしき(新古1756)

549 :名無氏物語:2007/01/19(金) 13:36:17 ID:C8LvpaqO
思ふことなどとふ人のなかるらむ仰げば空に月ぞさやけき(新古1782)

550 :名無氏物語:2007/01/19(金) 14:06:02 ID:C8LvpaqO
ひと方に思ひとりにし心には猶そむかるる身をいかにせん(新古1825)

551 :名無氏物語:2007/01/20(土) 03:51:50 ID:pfFKytv/
すずしさは夕暮かけてむすぶ手の袖にせかるる山の下水(後二条院「続千載集」)

552 :名無氏物語:2007/01/20(土) 03:52:27 ID:pfFKytv/
あづまぢの木の下暗くなりゆかば都の月を恋ひざらめやは(藤原公任「拾遺集」)

553 :名無氏物語:2007/01/20(土) 03:53:16 ID:pfFKytv/
秋風の吹きあげにたてる白菊は花かあらぬか浪のよするか(菅原道真「古今集」)

554 :名無氏物語:2007/01/20(土) 03:57:37 ID:W4u7tDW4
山たかみ見つつ我がこし桜花風は心にまかすべらなり(貫之[古今])

555 :名無氏物語:2007/01/20(土) 03:59:00 ID:W4u7tDW4
うつつにはさらにもいはず桜花夢にもちるとみえばうからむ(躬恒[新後拾遺])

556 :名無氏物語:2007/01/20(土) 03:59:46 ID:W4u7tDW4
楸生ふる小野のあさぢに置く霜の白きをみれば夜や更けぬらん(藤原基俊[千載])

557 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:00:17 ID:W4u7tDW4
冬の夜は霜をかさねて鵲のわたせる橋にこほる月影(二条為氏[続後拾遺])

558 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:01:00 ID:W4u7tDW4
朝ごとに我が元結におく霜のしろきをみれば秋ぞ暮れ行く(中御門経継[新千載])

559 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:04:55 ID:Ax+sMSgN
秋萩のうつろふ惜しと鳴く鹿の声聞く山はもみぢしにけり(新勅撰)

560 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:06:01 ID:Ax+sMSgN
秋風は日ごとに吹きぬ高砂の尾上の萩の散らまく惜しも(新続古今)

561 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:15:08 ID:ieEkspSW
かさ鷺のわたせる橋の霜消えて天つ日影や今朝しぐるらん(正徹)

562 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:17:22 ID:ieEkspSW
いづくをも秋やかまくら山とみん金花さく下紅葉かな(正徹)

563 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:19:01 ID:ieEkspSW
秋ぞみるこがね花さくみちのくの山の木の葉の色をひとつに(正徹)

564 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:26:40 ID:eLsPHZlE
秋の色はまがきにうとくなりゆけど手枕なるるねやの月かげ

565 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:27:22 ID:eLsPHZlE
ながめても思へば悲し秋の月いづれの年の夜半までか見ん

566 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:28:04 ID:eLsPHZlE
今はとて影をかくさん夕にも我をばおくれ山のはの月

567 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:29:28 ID:eLsPHZlE
秋の夜のしづかにくらき窓の雨を打ちなげかれてひま白むなり

568 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:30:23 ID:eLsPHZlE
秋こそあれ人はたづねぬ松の戸をいくへもとぢよ蔦のもみぢ葉

569 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:31:14 ID:eLsPHZlE
吹きとむる落葉が下のきりぎりすここばかりにや秋はほのめく

570 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:32:32 ID:eLsPHZlE
桐の葉もふみわけがたくなりにけり必ず人を待つとなけれど

571 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:41:20 ID:aECT4zCw
いづれをかわきて折らまし山桜心うつらぬ枝しなければ(後拾遺89)

572 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:43:32 ID:aECT4zCw
あしひきの山郭公里なれてたそかれ時に名のりすらしも(拾遺1076)

573 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:44:56 ID:aECT4zCw
おほぢ父むまごすけちか三代までにいただきまつるすべらおほん神(後拾遺1161)

574 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:46:34 ID:aECT4zCw
花みにと人は山べに入りはてて春は都ぞさびしかりける(後拾遺103)

575 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:47:14 ID:aECT4zCw
ふるさとは浅茅が原とあれはてて夜すがら虫のねをのみぞなく(後拾遺270)

576 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:48:19 ID:aECT4zCw
ほどもなくくるると思ひし冬の日の心もとなきをりもありけり(詞花231)

577 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:53:58 ID:yKUaA6z6
古郷は浅茅がすゑに成りはてて月にのこれる人の面影(九条良経[新古今])

578 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:54:42 ID:yKUaA6z6
いづれをかわきて折らまし山里の垣ねつづきに咲ける卯の花(大江匡房[金葉])

579 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:56:47 ID:yKUaA6z6
いづれをかわきて折るべき月影に色みえまがふ白菊の花(大弐三位[新勅撰])

580 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:58:12 ID:yKUaA6z6
山の端に入るまで月をながむとも知らでや人の有明の空(藤原雅経[新後撰])

581 :名無氏物語:2007/01/20(土) 04:59:39 ID:yKUaA6z6
難波とをこぎ出でてみれば時雨ふる生駒のたけは紅葉してけり(藤原基家[続後拾遺])

582 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:03:48 ID:4oxMWIjd
なにゆゑに此の世をふかくいとふぞと人のとへかしやすく答へむ(新古1826)

583 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:05:19 ID:4oxMWIjd
思ふべき我がのちの世はあるかなきか無ければこそは此の世にはすめ(新古1827)

584 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:06:27 ID:4oxMWIjd
君をいのる心の色を人とはばただすの宮のあけの玉垣(新古1891)

585 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:07:16 ID:4oxMWIjd
立ちかへる世と思はばや神風やみもすそ川のすゑの白波(玉葉2800)

586 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:08:14 ID:4oxMWIjd
わがたのむ七の社のゆふだすきかけても六の道にかへすな(新古1902)

587 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:08:52 ID:4oxMWIjd
もろ人のねがひをみつの浜風に心すずしき四手の音かな(新古1904)

588 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:09:52 ID:4oxMWIjd
ねがはくはしばし闇路にやすらひてかかげやせまし法のともし火(新古1931)

589 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:13:52 ID:ZAaeDIXR
草枕ゆふべゆふべに数ふれば野くれ山くれ我は来にけり(契沖)

590 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:14:23 ID:ZAaeDIXR
野にかへり春億万の花のなかに探したづぬるわが母はなし(前川佐美雄)

591 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:16:01 ID:ZAaeDIXR
くさぐさの花は咲けどもかぞいろのなきよの春は寂しかりけり(鵜殿余野子)

592 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:17:21 ID:ZAaeDIXR
埴生坂花咲く岸にたつ未通女春の永日の誰が愛しき妻(保田與重郎)

593 :名無氏物語:2007/01/20(土) 05:18:41 ID:ZAaeDIXR
うらうらと天に雲雀は啼きのぼり雲斑らなる山に雲ゐず(斎藤茂吉)

594 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:09:20 ID:IX4e9G0L
故郷となりにしかども桜さく春や昔のしがの花ぞの(藤原俊成女[新千載])

595 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:10:49 ID:IX4e9G0L
神さびて幾世を過ぎぬ古郷となりにしならの山のはの月(藤原光俊[新続古今])

596 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:12:28 ID:IX4e9G0L
たつた山あらしや嶺によわるらんわたらぬ水も錦たえけり(宮内卿[新古今])

597 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:13:17 ID:IX4e9G0L
おほけなくうき世のたみにおほふかな我が立つ杣に墨染の袖(慈円[千載])

598 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:18:14 ID:OWUSENz1
おもへどもこよひばかりの秋の空ふけゆく雲にうちしぐれつつ

599 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:18:52 ID:OWUSENz1
とどまらぬ秋をや送るながむれば庭の木の葉のひと方へゆく

600 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:19:33 ID:OWUSENz1
風さむみ木の葉はれゆく夜な夜なにのこるくまなきねやの月かげ

601 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:20:24 ID:OWUSENz1
見るままに冬はきにけり鴨のゐる入江のみぎはうす氷しつ

602 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:21:20 ID:OWUSENz1
時雨つつ四方のもみぢ葉散りはてて霰ぞおつる庭の木かげに

603 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:21:52 ID:OWUSENz1
あれくらす冬の空かなかきくもりみぞれよこぎる風きほひつつ

604 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:22:26 ID:OWUSENz1
色々の花も紅葉もさもあらばあれ冬の夜ふかき松風の音

605 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:26:53 ID:I4Q+Vogz
わするなよわするときかばみ熊野の浦の浜木綿うらみかさねん(後拾遺885)

606 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:28:11 ID:I4Q+Vogz
おくれじと思へど死なぬ我が身かなひとりやしらぬ道をゆくらん(千載553)

607 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:29:31 ID:I4Q+Vogz
別れぢはこれやかぎりの旅ならん更にいくべき心地こそせね(新古872)

608 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:30:05 ID:I4Q+Vogz
故郷の住みうかりしにあくがれていづちともなき旅の空かな(新千載785)

609 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:30:36 ID:I4Q+Vogz
かくてだになほあはれなる奥山に君こぬ夜々をおもひしらなん(千載1062)

610 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:31:06 ID:I4Q+Vogz
ちりはてて後やかへらんふる郷もわすられぬべき山ざくらかな(後拾遺125)

611 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:46:34 ID:wzRKO7PG
とく御法きくの白露夜はおきてつとめて消えむことをしぞ思ふ(新古1932)

612 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:47:31 ID:wzRKO7PG
極楽へまだ我が心ゆきつかずひつじのあゆみしばしとどまれ(新古1933)

613 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:49:28 ID:wzRKO7PG
いづくにも我が法ならぬ法やあると空吹く風に問へど答へぬ(新古1941)

614 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:50:35 ID:wzRKO7PG
思ひやる心やかねてながむらんまだみぬ花の面影にたつ(風雅142)

615 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:51:37 ID:wzRKO7PG
ふきのぼる木曾の御坂の谷風に梢もしらぬ花をみるかな(続古今139)

616 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:54:05 ID:wzRKO7PG
秋風のいたりいたらぬ袖はあらじただ我からの露の夕ぐれ(新古366)

617 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:54:54 ID:wzRKO7PG
ながむれば千々に物思ふ月に又我が身ひとつの嶺の松風(新古397)

618 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:57:33 ID:ADkaIji7
雲さそふ天つ春風かをるなり高間の山の花ざかりかも(三体和歌)

619 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:58:21 ID:ADkaIji7
よひの間の月のかつらのうす紅葉照るとしもなき初秋の空(三体和歌)

620 :名無氏物語:2007/01/21(日) 02:59:19 ID:ADkaIji7
さびしさはなほのこりけり跡たゆる落葉がうへに今朝は初雪(無名抄)

621 :名無氏物語:2007/01/21(日) 03:00:42 ID:ADkaIji7
見てもいとへ何か涙を恥ぢもせんこれぞ恋てふ心憂きもの(鴨長明集)

622 :名無氏物語:2007/01/21(日) 03:01:23 ID:ADkaIji7
しのばんと思ひしものを夕ぐれの風のけしきにつひに負けぬる(鴨長明集)

623 :名無氏物語:2007/01/21(日) 03:02:06 ID:ADkaIji7
みぎの手もその面影もかはりぬる我をばしるやみたらしの神(続歌仙落書)

624 :名無氏物語:2007/01/21(日) 03:04:10 ID:ADkaIji7
春のうちは塵つもるとも清めせじ花にけがるる宿と言はれむ(兼澄集)

625 :名無氏物語:2007/01/21(日) 03:05:00 ID:ADkaIji7
わかめ刈る春や来ぬらむこゆるぎの磯のあま人波にまじれり(万代集)

626 :名無氏物語:2007/01/21(日) 17:48:10 ID:l7/OL8kl
わぎも子が袖ふりかけしうつり香の今朝は身にしむ物をこそ思へ(後拾遺)

627 :名無氏物語:2007/01/21(日) 17:49:05 ID:l7/OL8kl
大淀のみそぎ幾代になりぬらん神さびにたる浦のひめ松(拾遺)

628 :名無氏物語:2007/01/21(日) 17:55:02 ID:ORV9+Q7G
契りあれば此山もみつ阿耨多羅三藐三菩提の種や植ゑけん(津守国夏[太平記])

629 :名無氏物語:2007/01/21(日) 17:55:42 ID:ORV9+Q7G
難波めのすくもたく火の下焦れ上はつれなき我が身なりけり(藤原清輔[千載])

630 :名無氏物語:2007/01/21(日) 18:17:20 ID:Kh8+KKZp
難波めがすくもたく火の深き江に上にもえてもゆく蛍かな(藤原雅経[新勅撰])

631 :名無氏物語:2007/01/21(日) 18:19:45 ID:Kh8+KKZp
逢ひみてもさらぬ別れのある物をつれなしとても何歎くらん(殷富門院大輔[新勅撰])

632 :名無氏物語:2007/01/21(日) 18:21:52 ID:Kh8+KKZp
たらちねのさらぬ別れの涙よりみしよ忘れずぬるる袖かな(慶融[新後撰])

633 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:12:34 ID:91MDYTbI
忘らるるひまなき物は面影もさらぬ別れの名残なりけり(実甚[新後拾遺])

634 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:13:22 ID:91MDYTbI
やよや待てかたぶく月にことづてんわれも西にはいそぐ心あり(顕昭[玉葉])

635 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:14:02 ID:91MDYTbI
うき世には我住みわびぬ郭公出でけん山のおくををしへよ(正親町公蔭[新千載])

636 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:17:28 ID:91MDYTbI
滝つせに人の心をみることは昔に今もかはらざりけり(後朱雀院[新古今])

637 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:26:31 ID:0TPXQCh8
思ひせく心のうちのしがらみも堪えずなりゆく涙川かな(藤原親盛[千載])

638 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:27:32 ID:0TPXQCh8
思ひせく心の滝のあらはれて落つとは袖の色にみえぬる(藤原雅経[続古今])

639 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:28:58 ID:0TPXQCh8
思ひせく袖より落つる滝つせはいつの人まの涙なるらん(今出川院近衛[続拾遺])

640 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:29:35 ID:0TPXQCh8
思ひせく心しられて滝つせの中なる淀にとぶ蛍かな(源光正[新続古今])

641 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:31:20 ID:0TPXQCh8
夏衣春におくれてさく花の香をだににほへおなじ形みに(藤原家隆[新拾遺])

642 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:46:51 ID:Jt8mJmyd
くり返しくやしきものは君にしも思ひよりけむしづの苧環(源師光[千載])

643 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:48:06 ID:Jt8mJmyd
くりかへし思ふ心はありながらかひなき物はしづのをだ巻(大江匡房[玉葉])

644 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:54:06 ID:fRld3Lw1
さむしろの夜はの衣手さえさえて初雪しろし岡の辺の松

645 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:55:01 ID:fRld3Lw1
さらぬだに雪の光はあるものをうたた有明の月ぞやすらふ

646 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:55:59 ID:fRld3Lw1
思ふより猶ふかくこそさびしけれ雪ふるままの小野の山ざと

647 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:57:14 ID:fRld3Lw1
身にしむは庭火のかげにさえのぼる霜夜の星の明けがたの空

648 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:58:02 ID:fRld3Lw1
あまつ風氷をわたる冬の夜の乙女の袖をみがく月かげ

649 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:58:37 ID:fRld3Lw1
霜おきてなほたのみつるこやの蘆を雪こそ今朝はかりはててけれ

650 :名無氏物語:2007/01/22(月) 00:59:09 ID:fRld3Lw1
日かずふる雪げにまさる炭がまの煙もさびし大原の里

651 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:04:00 ID:07fQ/bVx
わが宿にさきみちにけり桜花ほかには春もあらじとぞ思ふ(後拾遺126)

652 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:04:35 ID:07fQ/bVx
山里にちりはてぬべき花ゆゑに誰とはなくて人ぞまたるる(後拾遺135)

653 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:05:50 ID:07fQ/bVx
夏衣きていくかにかなりぬらむ残れる花は今日もちりつつ(新古178)

654 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:07:31 ID:07fQ/bVx
いとどしくなぐさめがたき夕暮に秋とおぼゆる風ぞふくなる(後拾遺318)

655 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:08:20 ID:07fQ/bVx
おもひかねわかれし野辺をきてみれば浅茅が原に秋風ぞふく(詞花337)

656 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:10:40 ID:07fQ/bVx
心こそあくがれにけれ秋の夜の夜ぶかき月をひとり見しより(新古406)

657 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:24:05 ID:wgQe3ZeL
松島や潮くむあまの秋の袖月は物思ふならひのみかは(新古401)

658 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:25:10 ID:wgQe3ZeL
ながめてもあはれと思へおほかたの空だにかなし秋の夕暮(新古1318)

659 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:26:52 ID:wgQe3ZeL
思ひあまりうち寝る宵のまぼろしも浪路を分けて行きかよひけり(千載936)

660 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:27:35 ID:wgQe3ZeL
我はただ来ん世の闇もさもあらばあれ君だに同じ道に迷はば(新続古今1292)

661 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:28:32 ID:wgQe3ZeL
枕とていづれの草に契るらん行くをかぎりの野辺の夕暮(新古964)

662 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:29:28 ID:wgQe3ZeL
袖にしも月かかれとは契りおかず涙はしるやうつの山ごえ(新古983)

663 :名無氏物語:2007/01/22(月) 01:30:44 ID:wgQe3ZeL
夜もすがら独りみ山のまきの葉にくもるもすめる有明の月(新古1523)

664 :名無氏物語:2007/01/22(月) 15:48:16 ID:g9Adht1z
和田の原八十島かけてしるべせよ遥にかよふ沖の釣舟(藤原秀能[新拾遺])

665 :名無氏物語:2007/01/22(月) 15:50:35 ID:g9Adht1z
わたの原吹くればさゆる汐風に八十島かけて千鳥なく也(源通方[続古今])

666 :名無氏物語:2007/01/22(月) 15:51:36 ID:g9Adht1z
わたの原八十島かけてすむ月にあくがれ出づる秋の舟人(藤原行房[続後拾遺])

667 :名無氏物語:2007/01/22(月) 15:52:23 ID:g9Adht1z
天の原八十島かけて照る月のみちたる汐に夜舟こぐなり(洞院公泰[風雅])

668 :名無氏物語:2007/01/22(月) 17:59:48 ID:ktuMsR7e
思ひきやあひみぬ事をいつよりと数ふばかりになさん物とは(源信明[後撰])

669 :名無氏物語:2007/01/22(月) 18:00:20 ID:ktuMsR7e
思ひきや君が衣をぬぎかへてこきむらさきの色を着んとは(藤原師輔[後撰])

670 :名無氏物語:2007/01/23(火) 02:49:53 ID:65tdphUz
春の夜の夢の中にも思ひきや君なき宿を行きてみんとは(藤原忠平[後撰])

671 :名無氏物語:2007/01/23(火) 02:50:49 ID:65tdphUz
かけてだにわが身のうへと思ひきやこんとし春の花をみしとは(伊勢[後撰])

672 :名無氏物語:2007/01/23(火) 02:54:52 ID:65tdphUz
思ひきや別れし秋にめぐりあひて又もこの世の月を見んとは(藤原俊成[新古今])

673 :名無氏物語:2007/01/23(火) 02:55:52 ID:65tdphUz
春の花さきては散りぬ秋の月みちてはかけぬあなう世の中(殷富門院大輔[玉葉])

674 :名無氏物語:2007/01/23(火) 02:57:18 ID:65tdphUz
老となるつらさは知りぬしかりとてそむかれなくに月をみる哉(藤原信実[続後撰])

675 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:01:32 ID:65tdphUz
奥山の岩垣紅葉ちりはてて朽葉が上に雪ぞつもれる(大江匡房[詞花])

676 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:23:42 ID:+AZtpNYa
せめてなほ心ぼそきは年月のいるがごとくに有明の空

677 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:24:16 ID:+AZtpNYa
玉の緒よ絶えなばたえねながらへば忍ぶることのよわりもぞする

678 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:25:19 ID:+AZtpNYa
忘れてはうちなげかるる夕かな我のみしりて過ぐる月日を

679 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:26:25 ID:+AZtpNYa
しるべせよ跡なき波にこぐ舟の行くへもしらぬやへのしほ風

680 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:26:59 ID:+AZtpNYa
わが恋はしる人もなしせく床の涙もらすなつげのを枕

681 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:27:44 ID:+AZtpNYa
はかなしや枕さだめぬうたたねにほのかにかよふ夢のかよひ路

682 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:44:03 ID:kuDYOXbv
朝ぼらけ雪ふる里を見わたせば山の端ごとに月ぞのこれる(後拾遺406)

683 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:44:43 ID:kuDYOXbv
ぬれぬれもなほ狩りゆかむはし鷹のうはげの雪をうち払ひつつ(金葉281)

684 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:45:18 ID:kuDYOXbv
しのぶれば涙ぞしるきくれなゐに物思ふ袖はそむべかりけり(詞花219)

685 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:46:02 ID:kuDYOXbv
人しれぬ恋にし死なばおほかたの世のはかなきと人や思はん(後拾遺780)

686 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:46:42 ID:kuDYOXbv
さびしさに家出しぬべき山里をこよひの月に思ひとまりぬ(詞花296)

687 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:47:18 ID:kuDYOXbv
いたづらに寝ては明かせともろともに君がこぬ夜の月はみざりき(新古1516)

688 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:50:33 ID:uO3W4FQI
みればまづいとど涙ぞもろかづらいかに契りてかけはなれけん(新古1778)

689 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:51:08 ID:uO3W4FQI
あればいとふそむけばしたふ数ならぬ身と心とのなかぞゆかしき(玉葉2518)

690 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:52:19 ID:uO3W4FQI
石川やせみの小川の清ければ月もながれをたづねてぞすむ(新古1894)

691 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:52:58 ID:uO3W4FQI
白露のなさけおきける言の葉やほのぼのみえし夕がほの花(新古276)

692 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:53:36 ID:uO3W4FQI
いかばかり思ふと知りてつらからんあはれ涙の色を見せばや(千載721)

693 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:54:22 ID:uO3W4FQI
はるばるとおまへの沖を見わたせば雲ゐにまがふあまのつり舟(千載1048)

694 :名無氏物語:2007/01/23(火) 03:55:08 ID:uO3W4FQI
ちりぬれば匂ひばかりを梅の花ありとや袖に春かぜの吹く(新古53)

695 :名無氏物語:2007/01/23(火) 14:09:51 ID:Z2wNh4Vb
春霞はやたちぬれや朝日かげにほへる山の空ぞのどけき(伏見院)

696 :名無氏物語:2007/01/23(火) 14:48:22 ID:scWiY25g
朝日影にほへる山の春風にふもとのさとは梅が香ぞする(一条兼良)

697 :名無氏物語:2007/01/23(火) 14:49:39 ID:scWiY25g
吉野山つれなくきえぬ白雪やまだ初春のあり明の月(一条兼良)

698 :名無氏物語:2007/01/23(火) 15:06:58 ID:9GEUM853
いとはやも花ぞまたるる朝日影にほへる山の峰の桜木(三条西実隆)

699 :名無氏物語:2007/01/23(火) 15:21:28 ID:tS84WcuJ
夕にも雨とはならじ朝日かげにほへる山の花のしら雲(松永貞徳)

700 :名無氏物語:2007/01/23(火) 15:22:36 ID:tS84WcuJ
花ならで花なるものは朝日かげにほへる山の木木のしら雪(小沢蘆庵)

701 :名無氏物語:2007/01/23(火) 15:23:54 ID:tS84WcuJ
朝日影にほへる山の桜花千代とことはに見ともあかめや(本居宣長)

702 :名無氏物語:2007/01/23(火) 15:24:50 ID:tS84WcuJ
ことわりの袖の露かな岩木だにぬるればぬるる秋の夕暮(後水尾院)

703 :名無氏物語:2007/01/23(火) 15:26:37 ID:tS84WcuJ
恋ひわたる心ひとつをしるべにて昔にかよふ夢の浮橋(宗尊親王)

704 :名無氏物語:2007/01/23(火) 15:27:19 ID:tS84WcuJ
ことづてん人はなけれど時鳥やよやしばしといはれぬるかな(俊恵)

705 :名無氏物語:2007/01/24(水) 00:35:50 ID:kDcVocJI
わたのはらかへる波にもことづてん都恋しみ我しほれぬと(伏見院)

706 :名無氏物語:2007/01/24(水) 00:42:26 ID:/VupsdoE
山がつの夜寒の秋の露のぬき霜のたてまでうつ衣かな(良聖[新千載])

707 :名無氏物語:2007/01/24(水) 00:43:29 ID:/VupsdoE
世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる(藤原俊成[千載])

708 :名無氏物語:2007/01/24(水) 00:44:33 ID:/VupsdoE
我が庵は小倉の山の近ければ浮世をしかとなかぬ日ぞなき(八条院高倉[新勅撰])

709 :名無氏物語:2007/01/24(水) 00:46:22 ID:/VupsdoE
うぢ山のむかしの庵の跡とへば都のたつみ名ぞふりにける(慶融[玉葉])

710 :名無氏物語:2007/01/24(水) 00:57:04 ID:6+GNU5qj
あはれともいはざらめやと思ひつつ我のみ知りし世を恋ふるかな

711 :名無氏物語:2007/01/24(水) 00:59:32 ID:6+GNU5qj
見えつるか見ぬ夜の月のほのめきてつれなかるべき面影ぞそふ

712 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:00:18 ID:6+GNU5qj
つかのまの闇のうつつもまだしらぬ夢より夢にまよひぬるかな

713 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:01:54 ID:6+GNU5qj
恋ひ恋ひてよし見よ世にもあるべしといひしにあらず君も聞くらん

714 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:03:36 ID:6+GNU5qj
つらしともあはれともまづ忘られぬ月日いくたびめぐりきぬらん

715 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:04:43 ID:6+GNU5qj
恋ひ恋ひてそなたになびく煙あらばいひし契りのはてとながめよ

716 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:07:10 ID:6+GNU5qj
ただ今の夕の雲を君も見ておなじ時雨や袖にかくらむ

717 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:18:45 ID:jd4jd7hI
行末のしるしばかりに残るべき松さへいたく老いにけるかな(拾遺461)

718 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:20:23 ID:jd4jd7hI
春風はのどけかるべし八重よりもかさねてにほへ山ぶきの花(拾遺1059)

719 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:24:11 ID:jd4jd7hI
まだしらぬ古郷人はけふまでにこむとたのめし我を待つらむ(新古909)

720 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:26:15 ID:jd4jd7hI
ながむるに物思ふことのなぐさむは月はうき世の外よりやゆく(拾遺434)

721 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:27:16 ID:jd4jd7hI
秋風にこゑよわりゆく鈴虫のつひにはいかがならんとすらん(後拾遺272)

722 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:27:49 ID:jd4jd7hI
夜もすがら昔のことを見つるかな語るやうつつありし夜や夢(新古824)

723 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:33:05 ID:gzaWq684
あさ日かげにほへる山の桜花つれなく消えぬ雪かとぞ見る(新古98)

724 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:33:45 ID:gzaWq684
すずしさは秋やかへりて初瀬河ふる河のへの杉の下かげ(新古261)

725 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:36:14 ID:gzaWq684
風わたるあさぢがすゑの露にだにやどりもはてぬよひの稲妻(新古377)

726 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:37:16 ID:gzaWq684
夢かよふ道さへたえぬ呉竹のふしみの里の雪の下をれ(新古673)

727 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:38:42 ID:gzaWq684
忘れじといひしばかりの名残とてその夜の月はめぐりきにけり(新古1277)

728 :名無氏物語:2007/01/24(水) 01:57:37 ID:gzaWq684
さらでだに恨みんと思ふわぎも子が衣のすそに秋風ぞ吹く(新古1305)

729 :名無氏物語:2007/01/24(水) 02:08:31 ID:gzaWq684
物思はでただおほかたの露にだにぬるればぬるる秋のたもとを(新古1314)

730 :名無氏物語:2007/01/24(水) 16:04:44 ID:WEbtwlUj
紅の色にでにけり梅の花こんとたのめし人のとふまで(藤原親子[新拾遺])

731 :名無氏物語:2007/01/24(水) 16:05:52 ID:WEbtwlUj
わが物といかなる人の惜しむらん春は憂き身の外よりぞ行く(慈円[続後撰])

732 :名無氏物語:2007/01/25(木) 00:56:28 ID:YXmXCNXI
あさみどり玉ぬきみだる青柳の枝もとををに春雨ぞふる(藤原定家[続千載])

733 :名無氏物語:2007/01/25(木) 00:56:59 ID:YXmXCNXI
あさみどり柳の枝のかたいともてぬきたる玉の春のあさ露(藤原為家[玉葉])

734 :名無氏物語:2007/01/25(木) 00:57:35 ID:YXmXCNXI
山風の花の香かどふ麓には春の霞ぞほだしなりける(藤原興風[後撰])

735 :名無氏物語:2007/01/25(木) 00:58:34 ID:YXmXCNXI
昔誰かかる桜の花をうゑて吉野を春の山となしけむ(藤原良経[新勅撰])

736 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:06:46 ID:IFUA0HmZ
あふことはけふ松が枝の手向草いく夜しをるる袖とかはしる

737 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:08:02 ID:IFUA0HmZ
夢にても見ゆらむものを歎きつつうちぬるよひの袖の気色は

738 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:09:21 ID:IFUA0HmZ
生きてよも明日まで人もつらからじこの夕暮をとはばとへかし

739 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:11:07 ID:IFUA0HmZ
待ち出でてもいかにながめん忘るなといひしばかりの有明の空

740 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:11:43 ID:IFUA0HmZ
君をまづ見ずしらざりし古の恋しきをさへなげきつるかな

741 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:12:43 ID:IFUA0HmZ
君ゆゑやはじめもはても限りなきうき世をめぐる身ともなりなん

742 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:13:26 ID:IFUA0HmZ
ほととぎすそのかみ山の旅枕ほのかたらひし空ぞわすれぬ

743 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:38:14 ID:FRWpYt+i
いそのかみふるの山べの桜花こぞみし花の色やのこれる(藤原季方)

744 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:39:19 ID:FRWpYt+i
香をだにと思ひし花の霞より色をもおくる春の山風(慈円)

745 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:47:07 ID:gXj8q+sp
川舟にのりて心のゆく時はしづめる身とも思ほえぬかな(後拾遺973)

746 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:48:10 ID:gXj8q+sp
山たかみ都の春を見わたせばただひとむらの霞なりけり(後拾遺38)

747 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:49:02 ID:gXj8q+sp
むめが香を夜はの嵐のふきためて槙の板戸のあくる待ちけり(後拾遺53)

748 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:50:30 ID:gXj8q+sp
山里の家ゐは霞こめたれど垣根の柳すゑは外にみゆ(拾遺1031)

749 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:52:12 ID:gXj8q+sp
ここにこぬ人もみよとて桜花水の心にまかせてぞやる(後拾遺145)

750 :名無氏物語:2007/01/25(木) 01:54:37 ID:gXj8q+sp
秋の夜の月まちかねて思ひやる心いくたび山をこゆらん(詞花104)

751 :名無氏物語:2007/01/25(木) 02:10:17 ID:IKibBtGv
旅ごろもかへす夢路はむなしくて月をぞ見つる有明の空(新勅撰970)

752 :名無氏物語:2007/01/25(木) 02:11:09 ID:IKibBtGv
春の雨のあまねき御代をたのむかな霜にかれゆく草葉もらすな(新古1478)

753 :名無氏物語:2007/01/25(木) 02:13:15 ID:IKibBtGv
われながら思ふか物をとばかりに袖にしぐるる庭の松風(新古1638)

754 :名無氏物語:2007/01/25(木) 02:14:25 ID:IKibBtGv
ひさかたのあまつをとめが夏ごろも雲井にさらす布引の滝(新古1653)

755 :名無氏物語:2007/01/25(木) 02:15:08 ID:IKibBtGv
見ぬ世まで思ふもさびしいそのかみ布留の山辺の雨の夕暮(風雅1694)

756 :名無氏物語:2007/01/25(木) 02:16:08 ID:IKibBtGv
をりしもあれ花橘のかをるかな昔を見つる夢の枕に(千載175)

757 :名無氏物語:2007/01/25(木) 02:18:02 ID:IKibBtGv
狩り暮らし交野の真柴をりしきて淀の河瀬の月を見るかな(新古688)

758 :名無氏物語:2007/01/25(木) 18:10:07 ID:xK/HUPOU
みがきなす光もうれしはちす葉のにごりにしまぬ露のしら玉(洞院公賢[風雅])

759 :名無氏物語:2007/01/25(木) 18:16:45 ID:n4ryIeN+
名にめでてまよひもぞする女郎花にほふ宿をばよきてゆかなん(二条為明[風雅])

760 :名無氏物語:2007/01/25(木) 18:17:46 ID:n4ryIeN+
名にめでて妻や恋ふらむ女郎花おほかる野べのさを鹿の声(藤原雅家[新拾遺])

761 :名無氏物語:2007/01/25(木) 18:20:59 ID:n4ryIeN+
心とめしかたみの色もあはれなり人はふりにしやどの紅葉ば(伏見院[風雅])

762 :名無氏物語:2007/01/25(木) 18:21:45 ID:n4ryIeN+
梢さへたのむかげなく枯れにけり花の姿の根にしかへれば(崇徳院[新拾遺])

763 :名無氏物語:2007/01/25(木) 18:22:25 ID:n4ryIeN+
秋かけてふりにしやどの村時雨たのむかげなくぬるる袖かな(実伊[玉葉])

764 :名無氏物語:2007/01/25(木) 18:23:42 ID:n4ryIeN+
今こむといひしばかりに長月の有明の月をまちいでつるかな(素性[古今])

765 :名無氏物語:2007/01/25(木) 20:25:00 ID:3a0iHlc1
思いつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを

766 :名無氏物語:2007/01/25(木) 23:43:20 ID:j0ATRpdV
sa

767 :名無氏物語:2007/01/26(金) 00:18:47 ID:ud9P2Kcf
ずるむけカントンチンポをなぶれや。

768 :名無氏物語:2007/01/26(金) 10:50:18 ID:05JdhtaJ
露の色を玉にもぬける青柳の枝をもうつす花の匂に(後柏原天皇)

769 :名無氏物語:2007/01/26(金) 10:56:14 ID:05JdhtaJ
たてながらみよの仏にたてまつる花かもをるな春の山人(後鳥羽院)

770 :名無氏物語:2007/01/26(金) 10:57:00 ID:05JdhtaJ
この寺に三世の仏やすむ月もちらすひかりを花たてまつる(後花園院)

771 :名無氏物語:2007/01/26(金) 10:58:36 ID:05JdhtaJ
はちす葉の露のしら玉みがくれてにごりにしまぬ夏の池水(土御門院)

772 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:19:15 ID:FQnx9BWD
限なきはこやの山のかげなれば千とせの坂も猶こえぬべし(藤原範光[続拾遺])

773 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:19:58 ID:FQnx9BWD
まがきだに山かと見ゆる夕暮は尾上につづく庭の白雪(亀山院[続古今])

774 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:20:44 ID:FQnx9BWD
乙女子が雲のかよひぢ空はれて豊のあかりも光そへけり(藤原俊成[玉葉])

775 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:21:15 ID:FQnx9BWD
忘れめや雲のかよひぢ立ちかへり乙女の袖を月に見し夜は(後鳥羽院[続古今])

776 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:31:25 ID:qMIEWF6I
さかづきに春の涙をそそきけるむかしににたる旅のまとゐに

777 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:32:13 ID:qMIEWF6I
都にて雪まはつかにもえいでし草引きむすぶさやの中山

778 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:33:01 ID:qMIEWF6I
つたへ聞く袖さへぬれぬ浪の上夜ぶかくすみし四つの緒のこゑ

779 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:33:40 ID:qMIEWF6I
さびしさはなれぬる物ぞ柴の戸をいたくなとひそ峰の木枯らし

780 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:34:20 ID:qMIEWF6I
をののえのくちし昔は遠けれど有りしにもあらぬ世をもふるかな

781 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:34:50 ID:qMIEWF6I
日に千たび心は谷になげはててあるにもあらず過ぐる我が身は

782 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:35:20 ID:qMIEWF6I
見しことも見ぬ行くすゑもかりそめの枕にうかぶまぼろしの中

783 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:43:52 ID:WRgY9mt0
すみ染を花の衣にたちかへし涙の色はあはれともみき(定家)

784 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:44:41 ID:WRgY9mt0
あまつ風さはりし雲は吹きとぢつ乙女のすがた花ににほひて(定家)

785 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:45:41 ID:WRgY9mt0
しろたへのあまのは衣つらねきてをとめまちとる雲の通路(定家)

786 :名無氏物語:2007/01/26(金) 11:59:17 ID:u9HVTYUv
天つ風氷をわたる冬の夜の乙女の袖をみがく月影(式子内親王)

787 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:00:08 ID:u9HVTYUv
ふかき夜にをとめのすがた風とぢて雲路にみてる万代の声(定家)

788 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:00:49 ID:u9HVTYUv
天つ風をとめの袖にさゆる夜はおもひいでてもおねられざりけり(定家)

789 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:01:31 ID:u9HVTYUv
天つ風雲井の空を吹くからに乙女の袖に宿る月かげ(後鳥羽院)

790 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:02:18 ID:u9HVTYUv
山かぜのさくら吹きまきちる花のみだれてみゆる志賀のうら波(源実朝)

791 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:03:01 ID:u9HVTYUv
山ふかき桜ふきまく風の音の花のまぎれに春や行くらん(順徳院)

792 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:15:17 ID:A53/EXzJ
山ふかみ落ちてつもれるもみぢ葉のかわける上に時雨ふるなり(詞花144)

793 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:16:16 ID:A53/EXzJ
忍びつつやみなんよりは思ふことありけりとだに人にしらせん(後拾遺610)

794 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:16:55 ID:A53/EXzJ
夕されば荻ふきむすぶ風の音にふりにし恋を思ひ出でつつ(新千載1512)

795 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:17:38 ID:A53/EXzJ
君が代は千世に一たびゐる塵の白雲かかる山となるまで(後拾遺449)

796 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:18:19 ID:A53/EXzJ
露の命をしとにはあらず君をまた見でやと思ふぞ悲しかりける(拾遺501)

797 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:18:52 ID:A53/EXzJ
命あらばいまかへりこん津の国の難波ほり江の葦のうら葉に(後拾遺476)

798 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:29:59 ID:VCIcc/e3
契りしにかはる恨みもわすられてその面影はなほとまるかな(新勅撰925)

799 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:30:50 ID:VCIcc/e3
思ひ寝のわれのみかよふ夢路にもあひ見てかへる暁ぞなき(新勅撰973)

800 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:31:50 ID:VCIcc/e3
ますかがみ心もうつるものならばさりとも今はあはれとやみん(千載776)

801 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:33:07 ID:VCIcc/e3
夕けぶり野辺にも見えばつひにわが君にかへつる命とを知れ(新勅撰996)

802 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:34:09 ID:VCIcc/e3
昨日みし夢かとぞ思ふ寝ざめして昔をしのぶあかつきの空(新続古今1969)

803 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:34:47 ID:VCIcc/e3
心には忘るる時もなかりけり三代の昔の雲の上の月(新古1511)

804 :名無氏物語:2007/01/26(金) 12:35:48 ID:VCIcc/e3
春風にした行くなみのかずみえてのこるともなきうす氷かな(風雅35)

805 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:07:02 ID:ExyGv6J8
時鳥よそにはすぎじ卯の花のまがきは山と暮れば見えなん(飛鳥井雅有)

806 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:09:27 ID:ExyGv6J8
夕暮は鳴くねもたかしきりぎりす籬は山と茂る草葉に(二条為藤)

807 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:10:45 ID:ExyGv6J8
うの花のさけるあたりや夕暮のまがきの山の月とみゆらん(鷹司冬平)

808 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:32:27 ID:u9HVTYUv
末の露もとのしづくも鳥べ山おくれ先だつけぶりなりけり(家隆)

809 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:32:57 ID:u9HVTYUv
かさぬべき霞の袖もただひとへいかにやどらむ山の夕かげ(良経)

810 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:34:24 ID:u9HVTYUv
いつまでぞなまめきたてる女郎花はなも一とき露も一とき(慈円)

811 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:35:49 ID:u9HVTYUv
女郎花なまめきたてるすがたをやうつくしよしと蝉のなくらん(源俊頼)

812 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:36:37 ID:u9HVTYUv
わび人のわが宿からの松風になげきくははるさをしかの声(定家)

813 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:37:22 ID:u9HVTYUv
山かぜにさくら吹きまきゆく春のしばしやすらふ谷の下道(秀能)

814 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:38:07 ID:u9HVTYUv
山かぜにさくら吹きまきゆく春のしばしやすらふ谷の下道(秀能)

815 :名無氏物語:2007/01/26(金) 17:39:10 ID:u9HVTYUv
老いらくの千とせの坂もこえぬべしはこやの山の月にまかせて(家隆)

816 :名無氏物語:2007/01/26(金) 18:10:16 ID:EGKAyuKH
天津空雲の通ひ路それならぬ乙女の姿いつか待ち見ん(八条院高倉[新勅撰])

817 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:04:20 ID:NIT4L0V6
天津袖ふるしら雪に乙女子が雲のかよひぢ花ぞ散りかふ(家隆[新後撰])

818 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:05:15 ID:NIT4L0V6
月のゆく雲のかよひぢかはれども乙女のすがた忘れしもせず(西園寺公経[続後撰])

819 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:05:58 ID:NIT4L0V6
天津風雲吹きとづな乙女子が袖ふる山の秋の月影(津守国夏[続千載])

820 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:06:37 ID:NIT4L0V6
乙女子が雲の通ひ路ふく風にめぐらす雪ぞ袖にみだるる(二条為藤[風雅])

821 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:32:01 ID:06m8f4pB
うき雲を風にまかする大空の行くへもしらぬはてぞかなしき

822 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:32:34 ID:06m8f4pB
はじめなき夢を夢ともしらずしてこのをはりにや覚めはてぬべき

823 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:33:11 ID:06m8f4pB
あはれあはれ思へばかなしつひの果てしのぶべき人たれとなき身を

824 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:34:03 ID:06m8f4pB
天の下めぐむ草木のめも春にかぎりもしらぬ御代の末々

825 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:34:47 ID:06m8f4pB
幾とせのいく万代か君が代に雪月花の友を待ちけん

826 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:35:52 ID:06m8f4pB
故郷をひとりわかるる夕にもおくるは月のかげとこそきけ

827 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:36:42 ID:06m8f4pB
暁のゆふつけ鳥ぞあはれなる長きねぶりを思ふ枕に

828 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:57:25 ID:Y8gNkI3Y
都なる荒れたる宿にむなしくや月にたづぬる人かへるらん(新古1544)

829 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:58:33 ID:Y8gNkI3Y
月かげのはつ秋風とふけゆけば心づくしに物をこそおもへ(新古今381)

830 :名無氏物語:2007/01/27(土) 05:59:11 ID:Y8gNkI3Y
思ひかねながめしかども鳥辺山はてはけぶりもみえずなりにき(詞花395)

831 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:00:17 ID:Y8gNkI3Y
あかざりし君がにほひの恋しさに梅の花をぞ今朝は折りつる(拾遺1005)

832 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:00:47 ID:Y8gNkI3Y
夜もすがら思ひやるかな春雨に野べの若菜のいかにもゆらん(玉葉14)

833 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:01:51 ID:Y8gNkI3Y
春はなほこぬ人またじ花をのみ心のどかに見てをくらさん(続拾遺87)

834 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:06:01 ID:TfuefJ91
谷川のうちいづる波も声たてつ鶯さそへ春の山風(新古17)

835 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:06:50 ID:TfuefJ91
霞たつ末の松山ほのぼのと波にはなるる横雲の空(新古37)

836 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:07:45 ID:TfuefJ91
いく里か月の光もにほふらん梅さく山のみねの春風(新勅撰40)

837 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:08:30 ID:TfuefJ91
梅が香に昔をとへば春の月こたへぬ影ぞ袖にうつれる(新古45)

838 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:09:19 ID:TfuefJ91
思ふどちそこともいはず行きくれぬ花の宿かせ野べの鶯(新古82)

839 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:09:55 ID:TfuefJ91
桜花さきぬるときはかづらきの山のすがたにかかる白雲(続古今90)

840 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:10:34 ID:TfuefJ91
桜花夢かうつつか白雲のたえてつれなき嶺の春風(新古139)

841 :名無氏物語:2007/01/27(土) 06:16:22 ID:Z00jqDoT
ことさらにつくりなしてや昨日みぬ山のすがたに霞たなびく(三条西公条)

842 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:33:15 ID:/lLPErDn
天津風なほ吹きとぢよ七夕の明くるわかれの雲の通ひ路(中原師員[続後撰])

843 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:34:15 ID:/lLPErDn
あられふる雲の通ひ路風さえて乙女のかざし玉ぞ乱るる(足利義氏[続拾遺])

844 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:35:08 ID:/lLPErDn
天津風いかに吹くらん久方の雲のかよひぢ月ぞさやけき(二条為定[新後拾遺])

845 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:36:01 ID:/lLPErDn
琴の音も歎きくははる契りとてをだえの橋に中もたえにき(定家[新千載])

846 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:41:25 ID:xogbqArE
露の身にむすべる罪はおもくとももらさじものを花のうてなに

847 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:42:15 ID:xogbqArE
すみなれし跡をしのぶるうれしさにもらさずすくふ身とはしらずや

848 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:42:53 ID:xogbqArE
しづかなる暁ごとに見渡せばまだふかき夜の夢ぞかなしき

849 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:43:44 ID:xogbqArE
谷陰は春めきやらず風さえてきゆればこほる雪のした水

850 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:45:12 ID:xogbqArE
かへるさのすゑほど遠き山路にもいかが見すてん花の夕ばえ

851 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:47:26 ID:xogbqArE
さても世をすぐしけるかとよそに見し鄙の篠屋にいく夜とまりぬ

852 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:48:34 ID:xogbqArE
せきあへぬ涙はたぐひありけりと折しもむせぶたきつせの声

853 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:57:51 ID:mq1jq9Hf
命あらばまたもあひみむ春なれどしのびがたくてくらす今日かな(千載123)

854 :名無氏物語:2007/01/28(日) 02:59:20 ID:mq1jq9Hf
とこ夏の花もわすれて秋風を松のかげにてけふは暮れぬる(千載207)

855 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:00:39 ID:mq1jq9Hf
夕ぐれは荻ふく風の音まさる今はたいかに寝覚せられん(新古303)

856 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:03:03 ID:mq1jq9Hf
松風はいかでしるらん秋の夜の寝覚せらるるをりにしもふく(玉葉540)

857 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:05:18 ID:mq1jq9Hf
いつのまに紅葉しぬらん山ざくら昨日か花の散るををしみし(新古523)

858 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:06:20 ID:mq1jq9Hf
霧たちて秋はてぬめり紅葉ばも風の心にまかせてやみん(新続古今593)

859 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:26:47 ID:KzIDdu8V
よしの川岸の山ぶきさきにけり嶺の桜は散りはてぬらん(新古158)

860 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:27:31 ID:KzIDdu8V
いかにせん来ぬ夜あまたのほととぎす待たじと思へばむら雨の空(新古214)

861 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:29:54 ID:KzIDdu8V
風そよぐならの小川のゆふぐれはみそぎぞ夏のしるしなりける(新勅撰192)

862 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:33:01 ID:KzIDdu8V
昨日だにとはむと思ひし津の国の生田の森に秋は来にけり(新古289)

863 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:33:45 ID:KzIDdu8V
明けぬるか衣手さむしすが原やふしみの里の秋のはつ風(新古292)

864 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:36:05 ID:KzIDdu8V
にほの海や月の光のうつろへば浪の花にも秋はみえけり(新古389)

865 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:38:13 ID:Om7Qs5G9
クソ和歌山野郎

866 :名無氏物語:2007/01/28(日) 03:38:34 ID:KzIDdu8V
海のはて空のかぎりも秋の夜の月の光のうちにぞありける(玉葉686)

867 :名無氏物語:2007/01/28(日) 18:04:57 ID:BDz6ht0p
岩の上の苔の衣もうづもれずただ一重なる今朝の初雪(西園寺実氏[玉葉])

868 :名無氏物語:2007/01/28(日) 18:05:48 ID:BDz6ht0p
我が涙かかれとてしも黒髪の長くや人に乱れそめにし(今出河院近衛[新千載])

869 :名無氏物語:2007/01/28(日) 22:10:06 ID:Om7Qs5G9
栗と栗鼠

870 :名無氏物語:2007/01/29(月) 08:26:57 ID:6ctWAeQm
世の中はとてもかくても同じこと宮もわら屋もはてしなければ(蝉丸[新古今])

871 :名無氏物語:2007/01/29(月) 08:28:10 ID:6ctWAeQm
風早み荻の葉ごとにおく露のおくれさきだつ程のはかなさ(具平親王[新古今])

872 :名無氏物語:2007/01/29(月) 08:29:31 ID:6ctWAeQm
春秋もかぎらぬ花におく露はおくれさきだつ恨やはある(寂蓮[新古今])

873 :名無氏物語:2007/01/29(月) 08:30:20 ID:6ctWAeQm
六道の道の衢に待てよ君後れ先立つ習ありとも(弁慶[義経記])

874 :名無氏物語:2007/01/29(月) 14:36:00 ID:05y3Eapz
見てもしれいづれこの世はつねならむおくれさきだつ花ものこらず(良寛)

875 :名無氏物語:2007/01/29(月) 14:40:04 ID:05y3Eapz
ちると見ればまたさく花のにほひにもおくれさきだつためしありけり(西行)

876 :名無氏物語:2007/01/29(月) 14:51:38 ID:dkJK+qxE
朝露はかかれとてしも消えざりし夕の風に散るさくらかな(正徹)

877 :名無氏物語:2007/01/29(月) 14:52:25 ID:dkJK+qxE
かかれとてたがたらちねの撫でつらん尾花がもとに残る黒かみ(心敬)

878 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:18:35 ID:7yoKgAgX
もみぢ葉をなにをしみけむ木の間よりもりくる月は今夜こそみれ(新古592)

879 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:20:04 ID:7yoKgAgX
ひとめさへ霜がれにける宿なればいとど有明の月ぞさびしき(玉葉912)

880 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:22:51 ID:7yoKgAgX
わたつみも雪げの水はまさりけりをちの島々見えずなりゆく(拾遺1152)

881 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:26:18 ID:7yoKgAgX
春くれば散りにし花も咲きにけりあはれ別れのかからましかば(千載545)

882 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:30:24 ID:7yoKgAgX
いかなれや花のにほひもかはらぬを過ぎにし春の恋しかるらん(後拾遺891)

883 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:34:41 ID:7yoKgAgX
ながめつつ我が思ふことは日ぐらしに軒の雫のたゆるよもなし(新古1801)

884 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:41:14 ID:9tOuVBb4
かりがねの聞こゆる空や明けぬらん枕にうすき窓の月かげ(続古今461)

885 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:42:42 ID:9tOuVBb4
松の戸をおしあけがたの山かぜに雲もかからぬ月を見るかな(新勅撰267)

886 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:45:07 ID:9tOuVBb4
ながめつつ思ふもさびし久かたの月の都の明けがたの空(新古392)

887 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:46:29 ID:9tOuVBb4
玉島やおちくるあゆの河柳下葉うちちり秋かぜぞふく(風雅513)

888 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:47:25 ID:9tOuVBb4
したもみぢかつ散る山の夕しぐれぬれてやひとり鹿のなくらん(新古437)

889 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:48:09 ID:9tOuVBb4
さをしかの夜はの草ぶし明けぬれどかへる山なき武蔵野の原(新拾遺469)

890 :名無氏物語:2007/01/29(月) 15:50:08 ID:9tOuVBb4
むしのねもながき夜あかぬ故郷になほ思ひそふ松風ぞふく(新古473)

891 :名無氏物語:2007/01/29(月) 16:09:20 ID:BVnN+hgf
おくれゐてひとりながむる庭の雪に心までこそうづもれにけれ

892 :名無氏物語:2007/01/29(月) 16:11:23 ID:BVnN+hgf
ふきなれし玉の横笛ぬしなくてさもあらぬ鐘の音ぞかなしき

893 :名無氏物語:2007/01/29(月) 16:14:54 ID:BVnN+hgf
夕日うつる梢の色のしぐるるに心もやがてかきくらすかな

894 :名無氏物語:2007/01/29(月) 16:16:23 ID:BVnN+hgf
物思へば心の春もしらぬ身に何うぐひすの告げに来つらむ

895 :名無氏物語:2007/01/29(月) 16:17:39 ID:BVnN+hgf
とにかくに心をさらず思ふこともさてもと思へばさらにこそ思へ

896 :名無氏物語:2007/01/29(月) 16:18:23 ID:BVnN+hgf
さそはれぬ心の程はつらけれどひとり見るべき花の色かは

897 :名無氏物語:2007/01/29(月) 16:19:04 ID:BVnN+hgf
風をいとふ花のあたりはいかがとてよそながらこそ思ひやりつれ

898 :名無氏物語:2007/01/29(月) 17:51:02 ID:ObasNqds
年つもるかしらの雪は大空のひかりにあたる今日ぞうれしき(伊勢大輔[後拾遺])

899 :名無氏物語:2007/01/29(月) 17:52:09 ID:ObasNqds
春くれどきえせぬものは年をへてかしらにつもる雪にぞ有りける(花山院[後拾遺])

900 :名無氏物語:2007/01/29(月) 18:26:55 ID:fIguuLr1
向ふ中はかしらの雪もおもはでぞ春の光にあたる埋火(武者小路実陰)

901 :名無氏物語:2007/01/30(火) 08:28:44 ID:HoPCnZeg
木の葉ちるむべ山風のあらしより時雨になりぬ峰の浮雲(藤原有家[新拾遺])

902 :名無氏物語:2007/01/30(火) 08:29:56 ID:HoPCnZeg
ふくからに身にぞしみける君はさは我をや秋の凩の風(八条院高倉[新勅撰])

903 :名無氏物語:2007/01/30(火) 08:33:10 ID:HoPCnZeg
あふ坂や木ずゑの花を吹くからに嵐ぞかすむ関のすぎむら(宮内卿[新古今])

904 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:22:37 ID:Ly1Pa4KG
山姫のころも秋かぜふくからに色ことごとに野べぞなり行く(後鳥羽院)

905 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:23:30 ID:Ly1Pa4KG
草の原つゆのやどりを吹くからに嵐にかはる道芝のしも(後鳥羽院)

906 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:25:36 ID:Ly1Pa4KG
山かぜの木の間の雪をふくからに心づくしの冬の夜のつき(後鳥羽院)

907 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:26:28 ID:Ly1Pa4KG
住みわぶるむべ山風のあらし山花のさかりは猶うかりけり(藤原為家)

908 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:27:25 ID:Ly1Pa4KG
神な月けふは冬とて嵐山草木もむべぞ吹きしをるらむ(藤原為家)

909 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:28:23 ID:Ly1Pa4KG
草木吹くむべ山風と聞きしかど猶ぞかりねの袖はしほるる(藤原為家)

910 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:37:13 ID:oG/jCkKs
吹く風も枝にのどけき御代なれば散らぬもみぢの色をこそ見れ

911 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:38:04 ID:oG/jCkKs
年月の積もりはててもその折の雪のあしたはなほぞ恋しき

912 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:38:37 ID:oG/jCkKs
常よりも面影に立つ夕べかな今や限りと思ひなるにも

913 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:39:19 ID:oG/jCkKs
よしさらばさてやまばやと思ふより心弱さのまたまさるかな

914 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:39:55 ID:oG/jCkKs
みるままに雲ははれゆく月かげも心にかかる人ゆゑになほ

915 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:40:29 ID:oG/jCkKs
誰が香に思ひ移ると忘るなよ夜な夜ななれし枕ばかりは

916 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:41:14 ID:oG/jCkKs
心にも袖にもとまる移り香を枕にのみや契りおくべき

917 :名無氏物語:2007/01/30(火) 16:59:37 ID:uY3KXZzL
吹く風も枝にのどけき御代なれば散らぬもみぢの色をこそ見れ(新勅撰集・巻16)

918 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:32:14 ID:htyVbE3+
世にふるに物思ふとしもなけれども月に幾たびながめしつらむ(拾遺432)

919 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:32:50 ID:htyVbE3+
足引の山にいり日の時しもぞあまたの花はてりまさりける(風雅202)

920 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:33:32 ID:htyVbE3+
今年だにまづ初声をほととぎす世にはふるさで我にきかせよ(詞花57)

921 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:34:38 ID:htyVbE3+
秋の夜の月にこころのあくがれて雲ゐにものを思ふころかな(詞花106)

922 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:35:29 ID:htyVbE3+
朝ぼらけおきつる霜のきえかへり暮まつほどの袖を見せばや(新古1189)

923 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:36:07 ID:htyVbE3+
世の中をはかなき物と思ふにもまづ思ひ出づる君にもあるかな(玉葉1551)

924 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:39:43 ID:NePMZvux
あさ日さすたかねのみ雪空はれて立ちもおよばぬふじの川霧(続後撰316)

925 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:40:15 ID:NePMZvux
露しぐれもる山かげの下紅葉ぬるともをらん秋のかたみに(新古537)

926 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:40:52 ID:NePMZvux
あはぢ島はるかにみつるうき雲も須磨の関屋にしぐれきにけり(玉葉855)

927 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:41:33 ID:NePMZvux
ながめつついくたび袖にくもるらん時雨にふくる有明の月(新古595)

928 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:42:07 ID:NePMZvux
ふるさとの庭の日かげもさえくれて桐のおち葉にあられふるなり(新勅撰393)

929 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:42:46 ID:NePMZvux
しがの浦やとほざかりゆく浪間よりこほりて出づる有明の月(新古639)

930 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:43:21 ID:NePMZvux
かささぎのわたすやいづこ夕霜の雲井にしろき峰のかけ橋(新勅撰375)

931 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:52:49 ID:YoO2qIPZ
(@_@?)

932 :名無氏物語:2007/01/30(火) 17:59:37 ID:Vs+hjp8t
吹くからに秋の光のあらはれてむべ山風にすめる月哉(二条為明[新千載])

933 :名無氏物語:2007/01/30(火) 18:00:32 ID:Vs+hjp8t
にほの海や月の光のうつろへば浪の花にも秋はみえけり(家隆[新古今])

934 :名無氏物語:2007/01/30(火) 18:27:40 ID:YIFnpJHN
あしびきの山のあらしに雲きえてひとり空ゆく秋の夜の月(教実[新勅撰])

935 :名無氏物語:2007/01/30(火) 18:31:24 ID:YIFnpJHN
はれくもり時雨ふりおける片岡のならの葉そよぎ冬はきにけり(西園寺公相[新拾遺])

936 :名無氏物語:2007/01/30(火) 18:32:01 ID:YIFnpJHN
みちのくの忍ぶもぢずり忍びつつ色には出でじ乱れもぞする(寂然[千載])

937 :名無氏物語:2007/01/31(水) 11:10:35 ID:9A0aTCkY
袖ぬらすしのぶもぢずり誰が為に乱れてもろき宮城野の露(定家)

938 :名無氏物語:2007/01/31(水) 11:11:51 ID:9A0aTCkY
逢ふことはしのぶの衣あはれなど稀なる色に乱れそめけん(定家)

939 :名無氏物語:2007/01/31(水) 11:12:32 ID:9A0aTCkY
みちのくのしのぶもぢずり乱れつつ色にを恋ひん思ひそめてき(定家)

940 :名無氏物語:2007/01/31(水) 11:14:22 ID:9A0aTCkY
ふみしだく浅香の沼の夏草にかつみだれそふしのぶもぢずり(定家)

941 :名無氏物語:2007/01/31(水) 11:15:18 ID:9A0aTCkY
いかにせん都はるかにながむればしのぶもぢずり心みだれて(慈円)

942 :名無氏物語:2007/01/31(水) 11:16:32 ID:9A0aTCkY
春の色のしのぶもぢずりたが袖にみだれて落つる春のあは雪(順徳院)

943 :名無氏物語:2007/01/31(水) 13:57:17 ID:jX7fXsLp
君にかく乱れそめぬとしらせばや心のうちに忍ぶもぢずり(藤原兼実[続拾遺])

944 :名無氏物語:2007/01/31(水) 13:57:59 ID:jX7fXsLp
下にのみ忍ずもぢずりくるしきは心のうちのみだれなりけり(藤原忠良[続古今])

945 :名無氏物語:2007/01/31(水) 13:59:59 ID:jX7fXsLp
春日野の霞の衣山風にしのぶもぢずりみだれてぞゆく(藤原定家[新拾遺]) 

946 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:01:54 ID:jX7fXsLp
誰ゆゑに思ふとか知る初瀬めの手にひく糸のおのれ乱れて(藤原為家[続後拾遺])

947 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:16:25 ID:7aeSHRXP
面影を心にこめてながむれば忍びがたくもすめる月かな

948 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:17:20 ID:7aeSHRXP
栗も笑みをかしかるらむと思ふにもいでやゆかしや秋の山里

949 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:18:53 ID:7aeSHRXP
このごろは柑子たちばななりまじり木の葉もみづや秋の山里

950 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:19:50 ID:7aeSHRXP
あはれされば此はまことか猶もただ夢にやあらむとこそ覚ゆれ

951 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:22:10 ID:7aeSHRXP
おなじ世となほ思ふこそかなしけれあるがあるにもあらぬこの世に

952 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:23:17 ID:7aeSHRXP
なべて世のはかなきことをかなしとはかかる夢見ぬ人やいひけむ

953 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:24:56 ID:7aeSHRXP
今や夢昔や夢とまよはれていかに思へどうつつとぞなき

954 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:28:35 ID:mFYZAhfx
まなくちる袖の白玉たれゆゑにみだれそめぬる涙とかしる(一条実経[続拾遺])

955 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:32:48 ID:mFYZAhfx
心のみかぎりしられぬ乱れにていく年月を忍ずもぢずり(後嵯峨院[新後撰])

956 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:33:20 ID:mFYZAhfx
いつの間に乱るる色の見えつらん忍ぶもぢずりころもへずして(後醍醐院[続後拾遺])

957 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:33:51 ID:mFYZAhfx
心こそたへぬ思ひにみだるとも色にな出でそ忍ずもぢずり(藤原藤経[新後拾遺])

958 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:34:32 ID:mFYZAhfx
宮城野の朝露分けて秋萩の色にみだるる忍ぶもぢずり(頓阿[新続古今])

959 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:39:30 ID:VPIsq/E9
つらければかくてやみなんと思へども物わすれせぬ恋にもあるかな(玉葉1732)

960 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:40:07 ID:VPIsq/E9
暁の月みむとしも思はねどみし人ゆゑにながめられつつ(新古1527)

961 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:40:44 ID:VPIsq/E9
旅の空夜はのけぶりとのぼりなばあまの藻塩火たくかとや見ん(後拾遺503)

962 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:41:17 ID:VPIsq/E9
木のもとをすみかとすればおのづから花見る人となりぬべきかな(詞花276)

963 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:42:05 ID:VPIsq/E9
長き夜のはじめをはりもしらぬまに幾世のことを夢にみつらん(続拾遺1266)

964 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:43:04 ID:VPIsq/E9
名にしおはば我が世はここにつくしてん仏のみ国ちかきわたりに(玉葉2631)

965 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:46:39 ID:5lTCBri4
あけわたる雲まの星のひかりまで山の端さむし峰の白雪(新勅撰424)

966 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:48:04 ID:5lTCBri4
ふじのねの煙もなほぞ立ちのぼるうへなき物は思ひなりけり(新古1132)

967 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:49:05 ID:5lTCBri4
おもひ河身をはやながら水の泡のきえてもあはん浪のまもがな(新勅撰707)

968 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:50:19 ID:5lTCBri4
くもれけふ入相の鐘も程とほしたのめてかへる春の明ぼの(続古今1165)

969 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:52:16 ID:5lTCBri4
わするなよ今は心のかはるともなれしその夜の有明の月(新古1279)

970 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:52:55 ID:5lTCBri4
おもひいでよ誰がかねごとの末ならん昨日の雲のあとの山風(新古1294)

971 :名無氏物語:2007/01/31(水) 14:53:40 ID:5lTCBri4
さてもなほとはれぬ秋のゆふは山雲吹く風も峰にみゆらん(新古1316)

972 :名無氏物語:2007/01/31(水) 23:55:34 ID:yXoDFwv0
さきにけり風のこぬ間にけふ桜こころのほどに手折りつつみむ(後鳥羽院)

973 :名無氏物語:2007/01/31(水) 23:56:13 ID:yXoDFwv0
けふ桜をらばをらなむ風ふかば夜のまもしらぬ花の木ずゑに(安嘉門院高倉)

974 :名無氏物語:2007/01/31(水) 23:56:45 ID:yXoDFwv0
けふ桜めがれせぬまもそふ老を思ひも出でぬ花の陰かな(正徹)

975 :名無氏物語:2007/02/01(木) 00:54:25 ID:dUY0qVjD
山吹の花色衣ぬしやたれとへどこたへずくちなしにして(素性[古今])

976 :名無氏物語:2007/02/01(木) 00:55:21 ID:dUY0qVjD
かひもなし問へど白玉みだれつつ答へぬ袖の露の形見は(民部卿典侍[続拾遺])

977 :名無氏物語:2007/02/01(木) 00:56:41 ID:dUY0qVjD
霞たつ春の衣のぬきをうすみ花ぞ乱るるよもの山風(藤原雅経[続拾遺])

978 :名無氏物語:2007/02/01(木) 00:57:39 ID:dUY0qVjD
橋姫の霞の衣ぬきをうすみまださむしろの宇治の河風(藤原家隆[新後拾遺])

979 :名無氏物語:2007/02/01(木) 00:58:49 ID:dUY0qVjD
暮かたの秋さり衣ぬきをうすみたえぬ夜寒に今ぞうつなる(源家清[玉葉])

980 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:16:27 ID:liqRjBw+
これをだにかたみと思ふを都には葉がへやしつる椎柴の袖(後拾遺583)

981 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:17:13 ID:liqRjBw+
野辺までと心ひとつはかよへども我がみゆきとはしらずやあるらん(後拾遺543)

982 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:18:06 ID:liqRjBw+
月かげの山のは分けてかくれなばそむくうき世を我やながめむ(新古1500)

983 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:19:13 ID:liqRjBw+
秋にまたあはむあはじもしらぬ身はこよひばかりの月をだに見む(詞花97)

984 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:19:50 ID:liqRjBw+
心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜はの月かな(後拾遺860)

985 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:20:23 ID:liqRjBw+
いろいろの花はさかりに匂ふとも野原の風の音にのみきけ(続千載382)

986 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:23:59 ID:7TMwUEIw ?2BP(12)
次スレ

お気に入りの和歌はありますか?巻第二十三
http://academy5.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1170260552/

987 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:27:56 ID:VYZ61bUb
>>987
サンクス!

988 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:29:57 ID:VYZ61bUb
秋もいなば恋しかるべき今夜かなたのめかおきし有明の月(後鳥羽院)

989 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:34:14 ID:jkNJceeN
月をこそながめなれしか星の夜の深きあはれを今宵知りぬる

990 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:34:59 ID:jkNJceeN
恋ひしのぶ人に近江の海ならば荒き波にもたちまじらまし

991 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:35:52 ID:jkNJceeN
いかにせむわが後の世はさてもなほ昔の今日を問ふ人もがな

992 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:36:27 ID:jkNJceeN
聞かばやなふたつの星の物語たらひの水に映らましかば

993 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:37:05 ID:jkNJceeN
書きつけばなほもつつまし思ひ嘆く心のうちを星よ知らなむ

994 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:37:37 ID:jkNJceeN
今はただしひて忘るるいにしへを思ひ出でよと澄める月影

995 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:38:16 ID:jkNJceeN
もろともにながめし夜はのむつごとを思ひ出でよとすめる月かな

996 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:42:11 ID:XwCEjB94
思ひ入る身は深草の秋の露たのめし末や木枯しの風(新古1337)

997 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:43:06 ID:XwCEjB94
あふとみてことぞともなく明けぬなりはかなの夢の忘れがたみや(新古1387)

998 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:43:50 ID:XwCEjB94
野辺の露うらわの浪をかこちても行くへもしらぬ袖の月かげ(新古935)

999 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:44:33 ID:XwCEjB94
をりしかんひまこそなけれ沖つかぜ夕たつ波のあらき浜荻(新拾遺843)

1000 :名無氏物語:2007/02/01(木) 01:45:10 ID:XwCEjB94
あけば又こゆべき山のみねなれや空行く月の末のしら雲(新古939)

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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