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なぜ文法書というものが必要なのか?

1 :文学派:2005/09/19(月) 18:04:19
なぜ文法書とうものが必要なのか?
必要になった背景にはなにがあるのか?
国によって色々な理由があると思いますが、ここでみなさんの考えを教えてください
またその国で文法書が必要になった経緯など知ってる方がいましたらいろいろ教えてください


2 :名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/19(月) 18:07:52


3 :名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/19(月) 18:09:03
5くらい?

4 :青森在住栃木県人 ◆nvq8yGWNPg :2005/09/19(月) 22:28:03
まずは私がいけにえになって、極常識的なところを細かい間違いを気にしないで
概説するので、批判してください。

文法には内なる絶対的なものと、外から見て分かるようにした人工的なものが
ありますね。後者が必要とされるには、それをスタンダードにして学習する
必要があった。古代から中世のヨーロッパではそれはラテン語です。そして、
これが標準である以上、その他の言語は「方言」の地位しかありません。
逆に考えれば、あるヨーロッパの国で文法書ができるということは、その言語は
方言ではなく、立派な言語だ、という宣言になります。イギリスの欽定文法などは
そんな感じ。
あとは、大航海時代の宣教師たちが布教のためにその土地の言語の文法書を作る
というのもありますね。日本ならロドリゲスの日本大文典などでしょうか。

5 :名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/19(月) 22:38:35
>>4
あー、そのあたりね。
もともとネイティブであれば、文法書なんてものはいらん!というのが、
たとえば、イングランドの初期の王であった、アルフレッド大王なんかが
考えていたことみたいだね。辞書もいらん、文法もいらんと。
英語の規範文法ってものは、たぶん、そうとう後までできてないし、いま
でも、本当に、国家標準の英語文法なるものが存在するのか、っていうと
あやしいよね。
スペイン語の場合は、アレッサンドロ・ネブリハだかがスペイン国王に
「これが、統一スペインの言語の文法書です」とかいって献上したので
「ををを、これはすばらしい」ということになって、その文法書にそった
形で、かかれた小説として、ドンキホーテがやたら読まれた、ってのもあ
るわけだ。
インドネシア語については、インドネシアができたときに、そもそも宮廷
言語などが存在していたジャワの言葉が標準語的地位にあるはずなのに、
あまりにも待遇表現とか敬語の類が面倒なので、より単純なものを決めて
多くのインドネシアの国民にうけいれられやすいようにした、ってのがある。
っていう意味で、インドネシア語は、エスペラント語なみに人工語だよ。
周囲のマレー系のいろいろな言語の要素をとりこんで、単純な文法にした
ものだから、まさに、エスペラントと同じようなものだ。
日本語の場合は、古典語としての日本語をなんとかしようということで、
蘭学の影響で始まったのが規範文法だね。だから、ラテン語文法や、オランダ
語文法の知識から作られたものだということがある。

6 :青森在住栃木県人 ◆nvq8yGWNPg :2005/09/19(月) 23:13:07
>>5
書いてある内容に特に異論はないけれど、>>1とこのスレを見る人が、規範文法と
記述文法の違いを認識しているかが心配。知らない人は、とりあえず前者は、
教育などの場面で手本となる絶対的な文法のこと、後者は目の前にある現象を
記述する相対的な文法だと思ってください。
また、規範文法と記述文法の両方の側面がある場合もあります。江戸時代の
国学者は奈良平安期の文法研究をしていますが、実際に原点に当たってその
法則性を導き出そうとしている面は記述文法、しかし、なんでそんなことを
したかというと、古く正確な文法で和歌詩文を書くためだった、という面では
記述文法だ、ということになるでしょう。


7 :青森在住栃木県人 ◆nvq8yGWNPg :2005/09/19(月) 23:15:32
6に誤植あり、国学者の後者の文法は規範文法。あと「原点」は「原典」。

8 :名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/19(月) 23:21:39
>>6-7
ラテン語も文法書が効力を発揮したのは、古典ラテン語と、俗ラテン語が
ぜんぜん違うものになって、活用までもがかなり変化してきたときに、
それでも、文章語は古典ラテン語がよいという風潮の中で、古典ラテン語
を真似しようとした、擬古文のようなものが現れてからだろうなぁ。
もっとも、ラテン語文法はギリシア語文法に基づいているわけだが。

文法書が編まれた段階で、「おまえは既に死んでいる」ってのがあると
思う。ラテン語に至っては、たとえば、デカルトはラテン語を書くとき
も、基本的な語順はフランス語そっくりで、活用とかだけきっちり、
ラテン語に従っていた程度ってのもあるし、一方、ニュートンは同じ
ような時代であるが、できるだけ、語順を古典的にしようとしていた
とかいう話もある。

9 :文学派:2005/09/20(火) 01:35:27
みなさん、知識が豊富ですね
中国語はどうでしょう?漢字と違って文法書はできてからそれほどたっていませんが、これはなんらかの背景事情があったのでしょうか?

10 :名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/20(火) 01:50:50
>>9
中国語についていえば、もともと文法って概念ないのよ。
中国人にとっては、文法よりもなによりも、言語をきめているのは、
漢字と発音との対応につきるわけ。だから、中国人はたとえば、古代
の先秦代の詩とかを分析するときも、文法がどうこうなんて考えず、
当時の先秦代の発音がどうだったか、とかいうことに目がいく。
そこで、いわゆる古韻30部の研究とかそういうのが清代から本格的
になり、今でもそれは精密化してすすんでいる。
よーするに、中国人は、たとえば、比較的近代に近い時代になって
古めかしい漢文(文言文)を書こうと思ったときに、文法や用語法には
目がいってないので、平気で、その当時の新しい用法をまぜこぜにして
「這是人民的」なんていうのが出てくる。こんなのは、明代にならない
とあり得ない文章だが、これを平気で古典的文章とまぜこぜにしたり
するわけだ。だから、逆に、現在の中国語においても、古典語の時代に
存在したきまりきった表現などは、ちょっと硬めの文章にはぞろぞろ
出てくる。
中華民国が成立したときに、「国語統一」を考えたわけだが、その際に
も、議論されたのは、漢字のそれぞれの発音であって、方言における
文法は全くといってよいほど考慮されていない。実際に、日常的に現れる
漢字一つ一つの発音を代表者で投票して、決めるなんてことをやって、
それで決まったものを国音として国語のベースにしようとしたわけだが、
それに対して、北京語の発音をベースにするという派閥と投票で決めた
ものをベースにしようとするものの間で、さんざんの議論をして対立
などもあったりしたそうだが、文法については全く議論なし。
中国人の言語学習方法は、古典の暗記以外にないわけで、暗記している
と自然といいたいことに対応する漢字のつながりが出てくるということ
なんで、そこには文法なんてものはない、ということなんだろう。

11 :文学派:2005/09/20(火) 13:34:15
>>10
そうなんですか。勉強になります^^
ただ中国は1898年に馬建忠によって「馬氏文通」という中国初めての文法書を書いています
これについてどう思われますか?

12 :名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/24(土) 01:50:48
言語学板でもまれに見る良スレ

13 :名無し象は鼻がウナギだ!:2006/01/19(木) 18:50:53
あげ

14 :名無し象は鼻がウナギだ!:2006/07/18(火) 22:25:10
みんな文法のネタ本、何使っているんだろう?
時代にもよるんだろうけれど、俺のを紹介しよう。

「解説 日本文法」湯沢幸吉郎著(大岡山書店刊)

言葉の解説が有機的で非常に分かりやすい。あんまりころがってないと思うが、
日本語のために。橋本系なので、そこんところはまあね。



15 :名無し象は鼻がウナギだ!:2006/11/18(土) 00:26:05
ageとくわ。
アラビア語文法は宗教上の要請が強かったため書かれたが、
書いたのはペルシャ人シーバワイヒだとかなんとか。

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